2017年から2020年まで日本のクルマは大きく変わっていく。なかでも世界と真っ向勝負していくのが高級車ジャンルだ。日本専用車とはいえ、クラウンも大きく変わる時期を迎えている。
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◆日本が誇るフラッグシップ2車種

日本車の頂点といってもジャンルごろに色々と浮かんでくる。アメリカ開発とはいえ、2016年に発表されたホンダのNSXも日本の誇るスーパースポーツであるし、日産GT-Rも然り。スポーツモデルだけではなく、高級車として認知されている”頂点”もある。世界が注目をしている2017年の1月に開催されるデトロイトモーターショーで公開されるレクサスLSもその一台だ。
そしてもう一台は、もちろん、クラウン。1995年に登場し、現行モデルで14代目となるトヨタの頂点に君臨する高級サルーン。LS、そしてクラウンもトヨタの持てる技術をすべてつぎ込まれて開発される、まさに頂点に輝くモデルだが、LSは2006年に現行モデルに変わってから10年間フルモデルチェンジが行われず、次期モデルに対し、期待が高まっていた。一方のクラウンは、これまで、約4~5年のライフを守り、2017年末には15代目を迎えるスケジュールとなっている。トヨタが威信をかけて開発するクラウンがどう変わるのかだが、2017年東京モーターショーで姿を見せるクラウンの概要について一部情報が入っている。今回はトヨタが挑む日本の頂点たるLS、クラウンの最新情報についてお届けする。
◆次期クラウンにGRMNモデル誕生

まずは次で15代目となるクラウン。本来であれば2017年10月の東京モーターショーで公開、12月の市販がスケジュール予定だが、どうやらデザインの決定が遅れ、半年ほど市販がずれ込むということらしい。開発呼称220Bと呼ばれる新型クラウンは、日本の頂点に立つ高級サルーンという開発コンセプトながら、若々しくスポーティな要素も取り込んでいく方向性が示されている。
しかし、当初のデザインプランに豊田章男社長が難色を示し、それが原因で市販が遅れるのではないだろうかということだ。理由はキープコンセプトで新鮮さがない、ということらしいが、次のクラウンでは現行モデルで見送りになったG’sに代わり、より過激なGRMNも計画され、クラウンユーザーの若返りを図る構えだという。今回判明したエンジンラインナップは現行モデルにある、2Lターボと2.5Lハイブリッドで、マジェスタがV6、3.5Lのハイブリッドとなるが、GRMNにはスープラ用に開発されているV6、3Lターボの設定も当然計画されているというのがもっぱらの話である。サイズはほぼ現行モデル並みで、
全長は4980mm、
全幅が1800mm、
全高が1455mm、
ホイールベースが2920mmということだ。
GRMNモデルは車高が30mmほど低くなり、足回りも専用のチューニングとなる。ボディも補強のほかルーフなどにカーボンを使った軽量モデルなども設定されそう
というから、GRMNクラウンも楽しみである。
◆レクサスLSはBMW、ベンツに徹底対抗

そして2017年1月に登場するレクサスLS。日本での市販は秋以降になるというが、どこよりも早くミラーレス仕様車を取り入れるだろうか?が、どうやら、ミラー付きオプションではなく、ミラーレス仕様がオプションになるということが決定されたらしい。そしてさらにこれまで計画されていた新開発のV6、3Lターボはトルク面での車重のあるLSには厳しいとして、ひと回り大きい新開発の”V35-FTS”と呼ばれるV6、3.5Lの直噴ターボを搭載することが決定したということだ。
組み合わされるミッションはLC500と同じアイシンAW製の10ATで、このニューパワーユニットは最高出力420ps、58.0kgmとなり、新しいLSのメインエンジンとして搭載されることになる。このほかのエンジンラインナップはV6、3.5Lのハイブリッド4WD、1年後に加わる燃料電池、さらにAMGに対抗する”LS F”も追加される可能性がある。海外メディアは600psのV8ツインターボを伝えているが、その前にV6、3.5Lターボが、”Fスポーツ”グレードとしてラインナップされることになるだろう。
クラウン、LSともにBMW、メルセデスベンツのように、標準モデルのほか、スポーツなラグジュアリーサルーンを加え生まれ変わることになるだろう。レクサスLSは次期モデルで5mを超える大きなボディとなるが、静かで豪華なハイブリッド、FCVとは別に、走りを重視するメルセデスベンツ、BMWユーザーをターゲットに世界に通用する本格的なラグジュアリーサルーンを目指す。これから2~3年日本車がこのクラスでも大きく飛躍するだろう。
◆クラウン、レクサスLSスペック予想

・次期クラウン
全長:4880mm
全幅:1800mm
全高:1445mm
ホイールベース:2920mm
エンジン:8AR- FTS
排気量:1998㏄
最高出力:235ps/5200-5800rpm
最大トルク:35.7kgm/1650-4400rpm
JC08モード燃費:15.0㎞/L
価格:420万円
・次期レクサスLS
全長:5225mm
全幅:1900mm
全高:1500mm
ホイールベース:3050mm
エンジン:V35A-FTS V6DOHCターボ
排気量:3456㏄
最高出力:420ps/6000rpm
最大トルク:58.0kgm/1500-4000rpm
JC08モード燃費:11.0㎞/L
価格:1400万円
◆管理人のコメント

レクサスLSのコンセプトカーが2015年東京モーターショーでLF-FCとして出展された。いよいよ市販モデルが明らかになる。スポーティな”F”スポーツも計画をされている。15代目となる新型クラウンも若返りを図る。現行モデルと同じ、2Lの直4ターボと、2.5Lの直4のハイブリッドが当面用意されるが、次期モデルではスポーツ車両を統括するGRMNが手掛ける本格的なスポーツモデルも計画中だ。スープラ用のV6、3.5Lターボ、340ps仕様を搭載するモデルも誕生するか!?当初から予定されていたV6、3Lターボから”V35A- FTS”と呼ばれる新型V6、3.5Lエンジンが与えられることになる。パワーは420ps/58.0kgmという強力なユニットで、しかも燃費がよい。
◆新型クラウンに続報が! NEW!
次期クラウンのスクープ記事が遂に!さすがは日本が誇る高級セダン。ダテに14世代も続ていない。だったらやってしまおうということで次期クラウンの情報を公開していこう!
◆次期新型クラウンアスリート&ロイヤル正式なデビューは2018年の1月か2月に正式デビューではないかと言われている新型クラウン。トヨタが新型クラウンにかける思いはハンパないもので、TNGAのシャシー、エンジンを採用し、走りは欧州プレミアムブランドに真っ向から対向できるレベルに仕上げられられているという。それは本当なのか?そんな急にうまくいくのか?期待はかなり膨らむ。
エクステリアデザインはすでに決まっており、6ライトは確定。その姿はコンセプトモデルとして東京モーターショーで確認ができるだろう。
新型クラウンは4気筒、2L直噴ターボと2.5Lハイブリッドだけである。V6ターボを積むという噂ののGAZOO Racing『GR』(TGRではなくGRになるという)話は別として、初代以来の6気筒エンジンのないクラウンになるのだ。これはクラウンの歴史上、大きな変化で2003年に登場した12代目、通称ゼロクラウン以来の変わりようなのだ。デザインからもそれが伝わってくるから関心もかなり大きいだろう。
・目指したのは欧州プレミアムセダンを超える走りの実力
もっといいクルマを作ろうーーートヨタ長年の取り組みを具現化したのがNWEクラウンだ。日本の高級車は快適だが、走りには感動がない。ここ数世代のクラウンは、開発陣に漏れ聞こえるそんな評価を覆すべく持てるすべての技術を惜しみなく投入してきた。そして、その完成形が15代目のこのクラウン。ついに欧州プレミアムブランドと真っ向から『走りの実力』を競い合う車が完成したのだ。・新開発ダイナミックフォースエンジン搭載
NEWクラウンのパワートレインは、直列4気筒2L直噴ターボと2.5Lハイブリッド。ハイブリッド用の2.5Lエンジンはトヨタの新しい車づくり『TNGA』の技術で開発されたダイナミックフォースエンジンと呼ばれる新パワーユニットで、世界トップレベルの熱効率41%を実現し、高レスポンス&全域高トルクで従来にない爽快な走りを実現しているのだ。
・TNGAが全てを変えた
TNGAはシャシー、エンジン、ボディ、サスペンションなど車全体の性能を向上させるテクノロジーだ。新型クラウンはその集大成として生まれた。より強固になったボディがサスペンションを正確に動かし、路面に吸い付くような安定性と高級セダンの領域を超えた爽快感を実現。また、大幅な軽量化も運動性能の向上につながっている。もちろん、クラウンの名にふさわしい快適な走り心地も両立しているのだ。・V6を廃しする歴史的転換
新型クラウンはアスリートもロイヤルも直列4気筒エンジン(2.0L直噴ターボ&2.5Lハイブリッド)を搭載する。クラウンの長い歴史の中で6気筒エンジンを設定しないのは初代以来だ。しかし、徹底的に性能を磨き上げ、効率を追求した結果、6気筒以上の上質さとパフォーマンスを確保している。また、クラウン伝統の6気筒エンジンは遅れて発売となる新型クラウンマジェスタに搭載されるのだ。・車内が最上の空間になるインテリア
新型クラウンのインテリアは日本の高級車に相応しい上質さとともに、使いやすさも重視。ボディサイズは全長4880mm、全幅1800mm、全高1455mm、ホイールベース2920mmで、従来型よりも70mm延長したホイールベースにより居住性はさらに向上している。センターパネルにはタッチパネル式の大型モニターを配し、最新の『繋がる技術』も使いやすく設定。重厚さと新しさを両立した室内空間を実現している。
・自動運転に限りなく近づく先進装備
常に革新的な技術を投入してきたクラウン。この15代目もトヨタが誇る最新技術を採用している。精度の高い自動ブレーキとステアリングを自動で操作しながら車線を維持するシステムを搭載。ロングドライブの披露を大幅に低減し、安全性を高める。
・アスリート&ロイヤルに加え”GR”も!?
新型クラウンには風格を感じさせる『ロイヤル』と、スポーティな走りと雰囲気をアピールする『アスリート』のふたつのシリーズが用意されている。ともにクーペルックのスタイリングで、歴代で初めてリアクォーター内にも窓が加わる6ライトのデザインを採用。ロイヤルシリーズは17~18インチ、アスリートシリーズは18~19インチのホイールを標準装備している。
またクラウンシリーズ究極のスポーツグレードとしてGAZOO RACINGが開発する『GR』も加わることが決定している。ハイチューンを施されたV6ターボエンジンを搭載し、ボディ補強、足回りの強化なども実施。メルセデスベンツAMGやBMW Mシリーズ、アウディRSシリーズなどと真っ向から競い合う本格スポーツモデルとして2019年の発売を予定している。
ロイヤル、アスリート、GRの3つのシリーズが揃う新型クラウン。トヨタの『もっといいクルマづくり』の集大成として、従来モデルをはるかに凌駕するポテンシャルで、登場するのだ。◆新型クラウンスペック予想
・アスリート2.0G-T
全長:4880mm
全幅:1800mm
全高:1455mm
ホイールベース:2920mm
車重:1550kg
エンジン:直4、2LDOHC+ターボ
最高出力:235ps
最大トルク:35.7kgm
JC08モード燃費:14.0㎞/L
サスペンション形式:マルチリンク/マルチリンク
予想価格:550万円・ハイブリッドロイヤルサルーンG
全長:4880mm
全幅:1800mm
全高:1455mm
ホイールベース:2920mm
車重:1600kg
エンジン:直4、2.5LDOHC+ターボ
最高出力:178ps
最大トルク:22.5kgm
モーター最高出力:143ps
モーター最大トルク:30.6kgm
JC08モード燃費:25.0㎞/L
サスペンション形式:マルチリンク/マルチリンク
予想価格:590万円