新車情報2018 三菱次期ランエボ、パジェロを発表する!?その中身は?

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6月23日、益子CEOの発言の真意とは?パジェロ/ランエボ復活への道程を検証してみる。6月23日の株主総会で、三菱の益子CEOが『いつか新しいランサーエボリューションやパジェロの開発に挑戦したい』と発言し、注目を集めている。

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◆ランエボ、パジェロ復活!?

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あくまでも『挑戦したい』という内容であり、『V字回復して余裕がでてきた暁には』という大前提があっての話である。

しかし、この発言で社内は多いに盛り上がったという。ある三菱社員によると『益子さんがいうように、ランエボ、パジェロはうちの最大の財産。ああいう発言を聞くと当然士気は上がりますよ』ということだ。

また、益子CEOはこの時、『ルノー・日産アライアンスの力を借りて』とも言っているが、ここは重要なポイントとして認識しておこう。

確かに三菱単独では無理でも、日産と手を組むことで可能性は広がる。そこに単なるリップサービスではないことを感じ取ったからこそ、メディアも大きく報じたのだ。

日産、三菱両社の会長となったカルロス・ゴーン氏は、1999年にルノーから日産にきてZ、GTーRという日産の二枚看板を復活させたことで知られる。『過去の財産を活かす』のはゴーン氏の経営手法の一つで、その手法を三菱でも用いるのは当然といえば当然ともいえるのだ。

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◆V6、スーパーチャージャーのPHEVか?

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実際のところ、ランエボ、パジェロ復活のシナリオはどう描かれるのか。まずパジェロだが、この車こそ日産との提携効果が期待されるモデルといえるだろう。三菱が開発し、三菱ブランドと日産、もしくはインフィニティブランドの両方で販売するという方法だ。もちろん、そこにルノーという第3のブランドが組み込まれる可能性がある。

両社が得意とする国、地域をうまくすみ分けられれば、グローバルでの販売はある一定のめどが立つ。その量産効果でコストを抑えることができるなら、ニューモデルの開発は可能という考え方だ。

三菱はこれまでも次期パジェロをにおわせるコンセプトカーをモーターショーで披露してきた。2016年のパリショーと2017年の上海モーターショーに出展したGTーPHEVコンセプトがその代表格だろう。

GTーPHEVコンセプトはフロントに1基、リアに2基のトリプルモーター方式のフルタイム4WDプラグインハイブリッド車で、車両運動統合制御システムS‐AWCを搭載するハイテクSUVである。

搭載エンジンに関する情報はないが、2013年の東京モーターショーでは、その前身ともいえるコンセプトGC-PHEVを披露しており、この車はV6、3Lのスーパーチャージャーエンジンのプラグインハイブリッドだった。そこから見ても欧州車型のパフォーマンス志向のプラグインハイブリッドであると予測できる。

これらはいかにも『未来のクルマ』といった感じの内容に見えるが、クルマの伝道かを推し進める三菱にとっては、すべて現実味のある技術。日産もその技術力を買って提携に踏み込んだとされており、両社にとっては『既定路線』ともいえる方向性なのだ。

また、三菱にはクリーンディーゼルという『もうひとつの切り札』があり、両方を採用して国や地域によってPHEVとクリーンディーゼルを使い分けるというやり方も十分に考えられる。

三菱におけるゴーン体制はまだ始まったばかりだが、ゴーン会長にとってパジェロの存在感は相当大きいはず。資金、開発スタッフのめどが立ち、日産、三菱、そしてルノーの提携効果が見込めると判断できればすぐにでもGOサインは出ることだろう。

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◆まずはコンセプトカーの出現に期待

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続いてランサーエボリューション復活のシナリオについてはどうか?こちらも業績回復が前提となるが、パジェロと同じくゴーン会長にとっても復活を目指したい1台であることは間違いない。

2年ほど前、益子CEOは『ランエボの復活はない』と非公式の場で断言したことがある。今は車の電動化を進めるのに集中しており、スポーツモデルの開発にまで手が回らないということだった。

それが今回はガラリと変わった前向きは発言をしている。時がたてば状況が変わり、それに合わせて考えも変わるのが当然あることだが、ゴーン会長の強い意志が働いた結果の『宗旨替え』であることは想像に難くない。

もし復活するとしたら、ランエボはどんな車になるのだろうか?ファンが期待するのは、もちろんEVではないだろう。ランエボのような車はただ、車名が復活すればいいわけではなく、過去、長く支持してくれてきた人たちを納得させ、満足させる必要がある。それこそが真の復活だ。そして、ゴーン会長はそのあたりのユーザーマインドがよくわかっているはずなのだ。

やはりメインはガソリンエンジンだろう。それも過給エンジンだ。ある開発エンジニアは、ランエボの復活について『今ある資材を使って作るのが自然だ』というが、コストを考えると当然のことだ。となると、次期ランエボのベースとなるのはアウトランダーのプラットフォームが最有力候補となる。

これに2017年12月に発表となるエクリプスクロスはに搭載される1.5Lターボか、2.2Lクリーンディーゼルエンジンを積むなら、すぐにでも新しいランエボはできる。それでもファンは喜ぶかもしれないが、それだけではやはり物足りない。ランエボは常に新しい技術を身にまとう、三菱のスポーツフラッグシップでなければならない。

現在開発が進んでいる車両運動統合制御システムS-AWCは前述のパジェロにもつかわれる技術だが、ランエボにももちろん採用されるだろう。ただし、その制御内容は当然変わってくる。パジェロが安定性や悪路走破性を重視したものなら、ランエボは運動性能重視に。同じシステムでもキャラクターのことなる制御にできるのが最新デバイスの特徴なのだ。

考えられる方向性は、1.5L~2Lクラスの過給エンジンにモーターを備えるハイブリッド+最新S-AWCの新世代スポーツ。パジェロ、ランエボともに2018~2019年にデビューさせるのは厳しいが、これまでパジェロ、ランエボの次期モデルを追いかけてきたとなると、まずは、モーターショーでコンセプトカーを披露し、そして市販車に発展する可能性が高いということを伝えておこう。

◆次期パジェロ、次期ランエボはどうなる?

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2016年のパリモーターショーと今年の上海モーターショーに出展したGTーPHEVコンセプトはサイズ、スタイルともに未来のパジェロをイメージさせるものだった。フロントに1基、リア2基の3つのモーターを持つプラグインハイブリッドのフルタイム4WDで、EV走行距離120km、総走行距離1200kmと発表。また、車両運動統合制御システムであるS-AWCも搭載するとしていた。これが次世代パジェロの基本構想なのか?それともすべて白紙に戻して一からコンセプトを作るのか?復活への道のりはまだ始まったばかりである。

日産との提携により、従来のモデル戦略を一新する可能性が高い三菱。パリダカの復活で世界的に知名度が高いパジェロは、その大きな柱になりそうだ。日産でZ、GTーRを復活させたことからもわかる通り、ゴーン改良は過去の財産を重視する経営者である。三菱V字回復の道筋が見えてみたとき、次期パジェロの開発がスタートするだろう。

・次期ランエボについての発言

益子CEOは『挑戦したい』といっただけだが、敏感に反応したメディアは即、『ランエボ復活』とぶち上げた。それだけランエボに対する期待は大きいということだが、もしもこの益子発言がゴーン流の観測気球だったが、ランエボの影響力の大きさを実感したことだろう。新世代のランエボ復活は相当な確率で高まったといってもいいだろう。

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