カローラフィールダー モデルチェンジは2019年に!センチュリーからGRも?

2018年のトヨタは大物新車が相次いで登場する。6月に集中しているのがポイントなのだが、なんといってもトヨタを代用する2つのビッグネームが登場する。

クラウンとカローラが6月25日、6月26日と連続して新車発表されるという異例の事態に。カローラフィールダー、そしてセンチュリーにGRの噂も出ている・・・。

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◆2018年のトヨタは大物で勝負する

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両車ともこれまでにも確定的情報を出してきたが、15代目となるクラウンは新開発TNGAプラットフォームを採用し、低重心化を実現するとともにドイツのニュルブルクリンクを走り込んで徹底的に本格派スポーツセダンとして鍛え上げたダイナミック性能が自慢だ。

従来のクラウンを象徴する「ロイヤルサルーン」のグレード名を捨てて、「RS」を筆頭とした新たなるグレード体型にしているのも注目のポイントなのである。

システム出力359psのV6、3.5Lマルチステージハイブリッドを筆頭に、売れ筋となる直4、2.5Lハイブリッド、直4、2Lターボといったパワートレインを用意している。

さらにこの翌日の6月26日、登場するのがカローラだ。ただし今回登場するのは従来のオーリスのポジションを受け継ぐ5ドアハッチバックのモデル。セダンのアクシオとワゴンのフィールダーは2019年の秋にフルモデルチェンジする予定だ。

北米向けは新開発2Lハイブリッドが搭載されるが、日本向けはプリウスと同じ1.8Lハイブリッドと、1.2Lターボの2本だて。25mm低められた全高、TNGAプラットフォームの採用などにより、操縦安定性の高さが自慢のハンドリングマシンとなる。

そして真打ちとも言えるのが12月に登場するスープラだ。

BMWとの共同プロジェクトで誕生する新生スープラは、直4、2Lターボに加えて、直6、3Lターボ搭載モデルもあり、楽しみなモデルばかりが登場する!

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◆全方位外交!?トヨタの提携関係は?

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トヨタの全包囲網的提携関係はすさまじい。ダイハツ、日野を子会社として、スバル、いすゞ、マツダとは出資を含む提携を結び、スズキとBMWとは技術提携を続ける。

それぞれの精華は商品に行われており、ご存じの通りスバルとは86/BRZ、BMWとは次期スープラを共同開発し、スズキとも共同で20年にインド市場にEVを投入する計画を立てている。

しかし、トヨタの本当の意味でのすごさはそこではない。EVや人工知能、IT関係の動きが際立っているのだ。

20161月に米シリコンバレーに人工知能の開発を行うトヨタリサーチインスティチュート社を設立。アイシンと組んで創設しているほか、2019年1月1日にはトヨタの情報系子会社3車を統合し、トヨタシステムズ社を設立すると発表。

さらにディープラーニングの開発を行う企業に積極的に出資し、2017年9月にはマツダ、デンソーと共同でEVの開発を行う新会社、EVシーエースピリット社も設立している。

世界有数の大規模企業だからこそできる大攻勢。100年に一度の変革期に立ち向かう気概があふれている。

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◆モータースポーツからEVまで

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モビリティー企業への変革を進める一方で、豊田章男社長が唱える「もっといい車を作る」という動きも継続中。車好きに取っては、実はそこが最も重要なことだったりするのだ。

現在トヨタの部門別で、モータースポーツから電動化技術まで6つの項目の評価を見てみたい。

・モータースポーツ

今や世界一のモータースポーツ好きメーカーになったと思われる。売れ行きと関係がないように見えるが、実はブランドイメージをしっかり支える効果絶大なのだ。日本だとスーパーGTだろう。アメリカにいけばカーズの世界であるナスカー。サッカーファンの多い国や地域で人気のWRCも始めた。先日台お台場で行われたモータースポーツジャパンなど、今やトヨタが一番人気だ。10年前なら考えられないことである。

自動車文化を支えている。

・デザイン

トヨタのいきおいは今や世界レベルで凄いが、唯一「はずしました」というケースあるのがデザイン。古典例を挙げるからプリウスだろうか。どこの国に行っても「超かっこわるい」と言われるのだから、逆に凄いと言えるだろう。ヴィッツだってかっこよければWRC効果で大売れになるだろうか?

ただ、海外専用車は評判がいいのだ。東南アジアでフォーチュナーとかハイラックスのボディ面を見ると、かなりいいと思われるモデルもある・・・。

・スポーツカー

ほかが止めようという方向のなか、トヨタはたくさんの計画を持っている。そもそもGRという部門はスポーツモデルを作るために立ち上げた。3年くらいすると、世界で一番スポーツモデルの多い自動車メーカーになっているかもしれない。

センチュリーのGRまで出すという。

さらに次のフェイズとなるクリーンエネルギーのスポーツモデルも出てくるに地がない。燃料電池搭載のレーシングカーの登場も大いにあり得る。

・予防安全技術

スバルがアイサイトを出した頃、何度もトヨタの上層部にやらないのかと聞いてみると、あまり気にならないのでやらない、というものであった。風向きが変わったのが今から4年ほど前で、モリゾウさんの効果なのだろうか、突如真剣になり始めた。

結果、アルファードに採用されている自動ブレーキ具術は世界トップクラス。これを順次採用していくという。現状はだめなシステムが多数残っているが、2年すると「ぶつからないトヨタ車」ばかりになるだろう。

・電動化技術

つい先日までたくさんのメディアから「電動化技術が遅れている」とたたかれていたトヨタ。さすがにこのままではアカンと思ったのだろう。なんたって1997年の初代プリウスから電動化技術に本腰を入れているのだから。

ということできっちりアピールを始めたら、あっという間にトヨタのすごさが世にしれた。バッテリーを除く電動化技術は、性能でもコストでも世界の自動車メーカーじゃトップ。

このまま突っ走っていくと思う。

・レクサスの魅力

レクサスがスタートした当初の正直な高品質という素晴らしい信念などはない。トヨタ車と同じエンジンなの当たり前だ。ダンパーだって同じ原価レベルしか使っていない。

今やディーラーなどお金持ちの暇つぶしの場所になっている。さらにしっぽ振るメディアにはいい記事を書かせるのみ。

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