ここまで変わった!新型のフォレスターの中身!ニューヨークモーターショーでのワールドプレミアから早2ヶ月。新型フォレスターがメディアに公開され続けているがSGP採用で走りが大きく変わった!
日本が世界に誇るSUVのフォレスター、欧州からも刺客がやってきた!対抗するのは、BMW x2、ジャガーEペイス、ルノーカジャー、そしてボルボXC40。新型フォレスターはこれらのモデルに対抗できるのか!?
こちらの記事に書かれている内容は・・・
◆新型フォレスター、90%以上を刷新

現行の2.5LNAのボアxストロークは変わらないが直噴化に合わせてエンジン全体の90%をフォレスタ-用に新規開発をした。
PM対策や燃費向上、ノック改善、クランク挙動を小さくしてエンジン振動を軽減するなど多岐にわたる。
また早期暖気による燃費改善が見込める冷却水コントロールバルブをスバル初採用している。
圧縮比を10.3から12.0とし、従来型の2.5LNAは175ps/24.0kgmだったが、新型のFB25型、2.5L直噴NAは182ps/24.4kgmに向上。
新型リニアトロニックCVTは6速から7速(マニュアルモード付き)となり、トルクコンバーターも改良され、振動騒音が大幅に低減している。
・車体剛性向上でサスペンションがよく動く

スバルグローバルプラットフォームを新規採用したことで、車体剛性が向上。サスペンションの動きがリニアとなり、操舵応答性と乗り心地が大幅によくなった。車体曲げ剛性を2倍、ねじれ剛性は1.4倍に高められている。
・車体の無駄な動きを低減
スバルグローバルプラットフォームの特徴ともいえるリニアスタビライザーの車体直付け化におyり、車体の揺れを50%低減。さらにフロントサスはロールセンターとサス作動軸のオフセットを14%低減し、リアサスはサブフレームプッシュを柔らかい設定にできるため、フラットライドと乗り心地を両立できたという。
◆新型フォレスターは現行モデルと変わらない!?

実際に見てみると、フェンダーの盛り上がりやサイドのキャラクターラインなど現行よりも押し出し感が強く”武骨”という言葉が似合うかもしれない。
なぜターボを廃止したのかということについては、アメリカではアクセルに対してリニアに反応する回転フィールが好まれ、ターボはあまり人気がなかったため、はじめからターボは考えなかったのだという。
スバルグローバルプラットフォームを採用することで無駄をなくし、足がしっかり動くようになった。現行型に感じられた乗り心地の硬さ、車体の揺れが改善され、フラットなライド感と、乗り心地のよさが両立できるのだ。
特に後席の乗り心地がよくなっている。
現行のビッグマイナーチェンジの時にかなり進化を果たしたが、それを遙かに凌駕する出来映えなのだとか。
しかもステアリングを切った分だけちゃんと曲がり、揺れ戻りが少ないという。
◆新型フォレスター、大幅に拡大した室内空間

新型フォレスターのウリになりそうなのが、室内空間の広さだろう。ボディサイズは全長159mm、全幅20mm拡大する一方、全高は5mm低くなるが、前席の乗員間距離が20mm拡大し、前後席の乗員間距離が33mm拡大した。
身長178cmの男性でも前席ではベストポジションを取ることができ、後席に座ってみると膝前空間は拳2つ、頭上空間はこぶし一つが入り、ゆとりのある広さだ。ラゲッジスペースは荷室開口部の最大幅が134mm拡大して1300mmに。また後席の大型ステップやリアドアの開口部もアップしている。
・新型フォレスター最新装備満載

ステッチが入った折り目のついたダッシュボードや身体に触れる部分に表皮のエリアを拡大し、ルーフトリムにトリコット表皮を採用するコクピットとなっている。
前方視界のよさは他社の追随を許さない。ドライバーモニタリングシステムはアイサイトと連動し、マルチファンクションディスプレイのカメラが脇見、居眠りを検知してドライバーに注意を促す。
また登録された個人を認識し、シートポジションなど各種設定をカスタマイズ可能としている。
・新型フォレスターはXモードとSIドライブでも!

Xモードはこれまでのブッシュボタン式から、2つのモードを切り替えるダイヤル式に変更。ダイヤル左下はノーマル、左上のスノー&ダートは雪道やアイスバーンなど滑りやすい路面や砂利、河川敷などに役立つ。
ディープスノー/マッドや深い雪や泥、ぬかるみ、砂利でタイヤが埋まる路面などに大いに活躍をする。
SIドライブはエコドライブのiモード、Sモード、SPORTSグレードにはS#で切り替え可能となる。
◆BMWX2、ジャガーEペイス日本上陸

コンパクトミドルSUVの超注目車がこの2モデル、ジャガーEペイスとBMW X2だ。
サイズ感としては、Eペイスが一回り大きい印象で、全長が4410mm、全幅1900mm、全高1650mm。
これは三菱がこのクラスに送り込んだニューモデル、エクリプスクロスやボルボXC40に近いサイズ感として捉えるとわかりやすいだろう。
全幅1900mmというのは、ちょっとワイドで取り回しに気を遣う場面もあるかと思うが、マツダCX-5でも1840mmあるし、2018年度にも登場するRAV4の全幅は1855mm、同じく新型CR-Vの全幅は1850mmなので、それほど気にすることはない。
一方のBMW X2はコンパクトでスタイリッシュなフォルムが印象的。基本シャシーはX1と同じとなるが、エンジンは横置きのFFベース。ホイールベースは2670mmも共通である。
X2のボディサイズは全長4375mm、全幅1825mm、全高1535mmとなり、X1よりも全長は80mm短く5mmワイドで、全高は75mmも低くなる。
スタンダードなSUVスタイルのX1に対して、X2はスタイリッシュ路線を狙っていることがわかる。
サイズ感としてはトヨタC-HRやホンダのヴェゼルに近いと思えばイメージしやすいのではないだろうか。
BMWではSPORTS・クーペ=SACと呼んでいる。
搭載されるエンジンは、318iなどに搭載されている直列3気筒1.5Lターボ(140ps/22.4kgm)の2タイプ。
両エンジンともに設定さえる「MスポーツX」では10mmローダウンサスと19インチタイヤでよりオンロードでのハンドリング性能に特化したシャシーチューニングとなっている。
ジャガーEペイスが直列4気筒2Lガソリンターボとディーゼルターボで、ガソリンターボには249ps/37.2kgm仕様と、300ps/40.8kgm仕様の2タイプのチューニングが用意されている。
ディーゼルターボは180ps/43.8kgm。駆動方式は全モデル電子制御4WDとなっている。
両車ともに400万円台後半から500万円台という価格帯。決して安い価格ではないが、国産大型SUVや、アッパーミドルサルーンに競合する価格帯なので、やっぱり気になる存在だろう!
・BMW X2、ジャガーE-ペイス スペック

グレード:BMW X2 sDrive 18i
全長:4375mm
全幅:1825mm
全高:1535mm
ホイールベース:2670mm
車重:1500kg
エンジン:直列3気筒DOHCターボ、1498cc
最高出力:140ps/4600rpm
最大トルク:22.4kgm/1480-4200rpm
サスペンション:ストラット/マルチリンク
タイヤサイズ:225/55R17
JC08モード燃費:15.6km/L
価格:436万円
グレード:ジャガーEペイス S
全長:4410mm
全幅:1900mm
全高:1650mm
ホイールベース:2680mm
車重:1890kg
エンジン:直列4気筒DOHCターボ 1995cc
最高出力:300ps/5500rpm
最大トルク:40.8kgm/1500-2000rpm
サスペンション:ストラット/マルチリンク
タイヤサイズ:235/35R17
JC08モード燃費:—-
価格:605万円
◆新型フォレスターのライバル:ボルボXC40

前評判がむちゃくちゃ高いボルボXC40。日本で乗ったら実際どうなのだろうか?
XC90を始め、90/V90、さらにXC60などはSPAと呼ばれる大型モデル用プラットフォームを採用するのに対し、今回のXC40は新開発されたCMAと呼ばれる小~中型車専用プラットフォームを採用している。
サスはフロントがストラットで、リアがマルチリンクとなる。
エクステリアデザインはパッと一目でボルボだと分かるテイストを醸し出しているとしながらも、リアクォーターのキッキングラインなど、XC60とはひと味違ったカジュアルな雰囲気を感じさせるのがポイント。
エクリプスクロスなどと近いボディサイズということもあり、身近な雰囲気で取っつきやすいところもある。
インテリアは縦型大型モニターなど上級モデルと同じイメージであるし、インパネもソフトパッドで質感が上品である。
オプション設定のオレンジ内装もおしゃれでとてもよい。R-Disign専用婦ションだが2万5000円とリーズナブルなのだ。
走り出すと、軽やかな操舵感に車体の動きがしっかりとマッチしていて、とにかく動きが軽快なのだ。
タイトな道でもサイズ感を感じさせることなくキビキビと走れる。意外なまでにロールが少ないのだが、決して乗り心地が悪いということはない。
足もしっかりしており、ちょっと前のボルボ車で感じたようなフロアがブルブル震えるような感覚もない。
エンジンはT5モデルの255ps/35.7kgmなのでパフォーマンスに不満を持つことはないだろう。
・ボルボXC40 スペック

全長:4425mm
全幅:1875mm
全高:1660mm
ホイールベース:2700mm
車重:1690kg
最低地上高:210mm
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
排気量:1968cc
最高出力:252ps/5500rpm
最大トルク:35.7kgm/1800-4800rpm
ミッション:8AT
サスペンション:ストラット/マルチリンク
タイヤサイズ:235/50R19
JC08モード燃費:12.4km/L
価格:539万円
◆新型フォレスターのライバル:ルノーカジャー

カジャーはルノーが導入するCセグメントのSUV。4455mmx1835mmx1610mmというボディサイズもボルボXC40に近いし、マツダCX-5よりも一回りコンパクトな大きさだ。
あまりSUVらしくない曲面を効果的に使ったエモーショナルなボディラインがルノーらしいところだろう。
搭載されるエンジンは直4、1.2Lターボで、131ps/20.9kgmというスペックからイメージするよりもトルクフルで力強い走りを味わわせてくれる。
欧州向けはディーゼルターボ4WDもあるのだが、ガソリンエンジン車はFFのみとなる。
それでも最低地上高は200mmあり、アプローチ&デパーチャーアングルもしっかり確保されているので、キャンプ場などへのアプローチはしっかりとしている。
カジュアルなSUVと言えるだろう。
・ルノーカジャー インテンス スペック

全長:4455mm
全幅:1835mm
全高:1610mm
ホイールベース:2645mm
車重:1410kg
最低地上高:200mm
エンジン:直列4気筒DOHCターボ
排気量:1197cc
最高出力:131ps/5500rpm
最大トルク:20.9kgm/2000rpm
ミッション:7速DCT
サスペンション:ストラット/マルチリンク
タイヤサイズ:225/45R19
JC08モード燃費:—-
価格:347万円