この夏はクラウン、カローラスポーツ、フォレスター、ジムニーなど、新車ラッシュとなったが、今年は今後もCR-V、レクサスESといった新型車が続々と登場する予定だ。
さらに、カムリやジュークの追加モデル、アウトランダーPHEVのマイナーチェンジの情報も入ってきている。
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◆トヨタ カムリの一部改良を8月1日に。追加グレードも!?

トヨタは8月1日にカムリを一部改良すると同時に追加グレードを設定し、ボディカラーを再編する。
一部改良では安全装備の見直しや機能の新規設定が行われる予定だ。安全機能はニーズの高い踏み間違え防止装置をセットオプションからG、Gレザーパッケージには標準装備とする。
そのほかの装備面ではJBLプレミアムサウンドシステムがメーカーオプションで設定される。
ボディカラーはエモーショナルレッドがエモーショナルレッドⅡに変更される。
新規グレードは「WS」、「WSレザーパッケージ」を追加する。さらに北米で好評なスポーツグレードのSE、XSEを国内に投入することで、新たな客層の吸引や拡大を図る方針だ。
パワーユニットは3.5L、VⅥガソリン車ではなく、従来と同じ2.5Lハイブリッドに。外観はフロントバンパーのデザイン変更や、リヤのデュアルマフラーカッターの採用で、さらなるスポーティさを表現する。
現行モデルは2017年7月にフルモデルチェンジしており、カローラ店の専売からトヨタ全系列店扱いに拡大したことで、月販1500台平均と従来よりも倍増の売れ行きとなっている。
セダンではクラウン、カローラに次ぐ量産モデルとなる。
・ポルテ/スペイドの生産中止カウントダウン

コンパクトハイトワゴンの「ポルテ/スペイド」の生産中止が秒読み状態になっている。2018年6月までの月販売台数では、ポルテが500台、スペイドが400台あたりで、前年同期実績に対しては半減となっている。
2016年11月に同じハイトワゴンで、より使い勝手のいい、両側スライドドアのルーミー/タンクがダイハツからOEM供給で発売されたことが大きな要因となっている。
こちらにほぼ需要がシフトしており,扱うトヨタ系列店では「ルーミー/タンクの登場でポルテ/スペイドの役割は終わった・・・」と噂されているという。
こうしたことから、年内いっぱい当たりで生産中止になる可能性があるのだ。
トヨタは2025年までに国内乗用車ラインナップを半減させる方針を年内に各販社トップに伝えており、ポルテ\スペイドの廃止もその一環となりそうだ。
◆日産 ジュークに「スタイルニスモ」登場。8月29日!

日産は8月29日、ジュークにニスモ仕様の新モデル、「スタイルニスモ」を追加設定して発売する。
スタイルニスモは、エアロパーツの採用や足回りを強化したモデルで、特別職のホワイト、グラック、シルバー系のボディカラーをラインナップ。
価格はベースグレードの20万~30万円程度高い装備内容で仕立てる見込みだ。
なお、従来モデルの改良は今回は”行わない”としている。
◆ホンダ新型ハイブリッドセダン 2019年に

ホンダは2018年末にも予定していた1.5Lのハイブリッド専用セダンの投入を、2019年春に延期する見通しだ。
7月発売の新型軽商用車であるN-VAN、8月30日に発表する次期CR-Vの販売がいずれも好調なスタートを切りつつあることことから、2018年の後半はこの両モデルを軸に増販を図るほうが得策だという判断と思われる。
新型ハイブリッド専用セダンは新開発の1.5Lハイブリッドシステムによって、同クラス最高の低燃費と走行性能の両立が可能であるため、相当の売れ行きを見込んでいるのだろう。
そのため、N-VANと新型CR-Vの初期受注が一巡したタイミングを見計らい、万全を期して投入することにするようだ。
・新型CR-Vは8月30日に発表、翌31日から発売

ホンダ新型CR-Vを8月30日に発表、翌31日から発売する。ハイブリッド車は同時に発表となるが、発売は11月1日からとなる。
グレード構成と価格は別途表の通りだが、EXと上級グレードマスターピースの装備差は、
ハンズフリーアクセスパワーテールゲート、
助手席4ウェイパワーシート、
本革シート&専用インテリア、
電動パノラミックサンルーフ、
ルーフレールなど。
7人乗りの3列シート車は、2列シートの約19万1000円高になる。各グレードに4WD車の設定があり、FF車に対して21万6000円高となる。
◆新型CR-Vの価格表

・1.5Lターボ FF
5人乗り
EX/322万280円
EXマスターピース/359万1000円
7人乗り
EX/342万/1440円
EXマスターピース/381万4550円
・1.5ターボ 4WD
5人乗り
EX/344万6280円
EXマスターピース/380万7000円
ルーフレールレス/377万4600円
7人乗り
EX/363万7440円
EXマスターピース/403万560円
ルーフレールレス/399万8160円
・ハイブリッド FF
5人乗り
EX/378万4320円
EXマスターピース/414万5040円
・ハイブリッド 4WD
5人乗り
EX/400万320円
EXマスターピース/436万1040円
ルーフレールレス/432万8640円
◆新型ジムニーが絶好調の滑り出し!!

スズキが7月5日に発表、発売した新型ジムニー/シエラの売れ行きが絶好調の滑り出しとなっている。
発売直前から予約受注を開始しているが、多数のバックオーダーを抱えており、7月中旬現在の納期は半年以上先になる予定で、年内納車が難しくなっている状態だ。
グレード別では、最上級のXC(ジムニー)、JCの引き合いが多くなっている。当分は生産が追いつかない状態が続きそうだ。
◆アウトランダーPHEVを8月末にマイナーチェンジ

三菱自動車は、アウトランダーPHEVを8月末にマイナーチェンジをする予定だ。内外装のデザイン変更、PHEVのパワートレインの改良などが主な変更点となる。
外観はフロントバンパー&グリル、アルミホイールのデザインを変更して見栄えをよくする。
パワートレインはPHEVの2Lエンジンを、2.4Lに排気量拡大し、バッテリーの容量アップやモーターの大型化が図られる。
これにより、航続距離は従来の60kmから65kmに向上する。
エンジンは排気量アップすることで動力性能は向上するが、燃費性能は多少悪化する見込みだ。
なお、ガソリン2.4Lの変更は、今回のマイナーチェンジでは行われないという。
◆レクサスES300hを10月24日に

レクサスは新型ES300hを10月24日に発表、発売する予定だ。同モデルはトヨタのカムリをベースにしたFF最高級セダン。ボディサイズは、全長4907mm、全幅1865mm、全高1446mmでGSやカムリより一回り大きくなる。
GSの後継モデルとの情報もあるが、実際はそうではなく、GSは300hも含めて継続されるという。
GSが廃止となるのはヨーロッパ仕様のみだ。
ES300hのグレード構成は、標準、バージョンL、Fスポーツの3タイプで、ES300hはFF駆動となる。
レクサス最上級セダンのLSより室内が広いのがウリの一つとなるようだ。
9月中旬に価格を決め、予約受注をスタートさせる方向だ。