次期新型デリカD:5がついに姿を現しました。現行モデルから約11年、ついに登場するとみられている次期新型のデリカD:5ですが、市販型のパーツを装着して、テスト走行されたモデルが激写されています。
こちらの記事に書かれている内容は・・・
◆次期新型デリカD:5 発売時期は?
11年というロングライフのデリカD:5がついにフルモデルチェンジするときがやってきました。ファンとしては満を持しての登場といえるでしょう。
2007年のデビューから長い年月が流れましたが、次期型はどのようなモデルになるのでしょうか?
海外で激写されたモデルを元に、次期新型デリカD:5がどのようなモデルになるのか考えてみたいと思います。
・次期新型デリカD:5のエクステリア





今回激写された次期新型デリカD:5ですが、スクエアなフォルムに、三菱らしい高い走破性能を備えたモデルだと感じさせる前後アングルはまさに”デリカD:5”といったところでしょうか。
ヘッドライトは薄型でシャープな特徴を持ち、大型のフォグランプを備えています。
三菱のエクステリアといいますと、「ダイナミックシールド」がポイントですが、それが次期新型のデリカD:5にもしっかりと受け継がれています。
また、リアビューでは、現行型と大きくイメージを変えるS字に光るテールライトも確認されています。
・現行デリカD:5との比較

現行のデリカD:5はまさに堅牢ボディを纏ったミニバンでありオフローダーでもあります。
「リムボーンフレーム」と呼ばれる環状骨格構造を採用しており、アンダーボディには大型のクロスメンバーを採用しています。
これによりボディ全体の剛性が飛躍的に高められ、衝突安全性はもちろん、高速走行時やオフロードでの操縦安定性、静粛性を大きく向上させました。
デリカD:5がその頑丈なボディを備えているのもこのリムボーンフレームあればこそ、といえるのかもしれません。
・リムボーンフレームとは?

ほ乳類の肋骨のように、ボディフレームの結合部の断面を確保することによって生まれた、環状型の骨格構造。この骨格をモチーフにした室内は、かつてない車内風景をもたらし、乗る人を安心感で包み込みます。
次期新型デリカD:5のプラットフォームはルノー日産アライアンスとの共用になるのかとも考えられています。
今回のデリカD:5は三菱のオリジナルプラットフォームを採用すると予想されており、これが最後の三菱オリジナルプラットフォームで開発される車種になると思われます。
・次期新型デリカD:5の駆動方式

新型のデリカD:5には前輪駆動をベースとして後輪に駆動力を配分する「電子制御4WD」が採用されます。S-AWCを採用するとともに、「アクティブ・ヨー・コントロール」システム採用で、オン・オフロード両方で高い走行性能を発揮します。
もちろん、現行モデルにも電子制御4WDは採用されており、路面の状況や走行条件に応じて、前後に駆動力を適切に配分する「4WDオート」、
強力なトラクションを得ることができる「4WDロック」、
さらには燃費性能の高い「2WD」の3つのモードが設定されています。ダイヤル式のドライブモードセクレターで、走行中でも簡単に切り替えることができます。
AWC(オールホイールコントロール)が現行デリカD:5に採用されており、オールラウンドの性能を発揮しています。
デリカD:5のオールホイールコントロールは?

ラフロードの走破性とオンロードの安定性を両立し、デリカD:5ならではの走行性能を実現するために、三菱自動車独自のAWC(All Wheel Control)思想を導入。AWCとは、ダカールラリー(通称パリダカ)やWRCラリーなどで鍛えあげ、長い間培ってきた4WD技術を中心としたさまざまなテクノロジーにより、4輪のタイヤ能力をバランスよく、最大限に発揮させることで、「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を実現する4輪運動制御技術の開発思想です。まさにAWCは、環状骨格構造の堅牢ボディとともに、デリカD:5のオールラウンド性能を生み出す原点なのです。
このシステムが次期型デリカD:5にも踏襲されると考えられます。燃費性能については現行モデルの10.6km/Lから少し改善される、11.0km/Lが開発目標となるでしょう。
2WD車、クリーンディーゼル車では13.5km/Lあたりといったところでしょうか?
・パワートレイン

次期新型デリカD:5に搭載されるパワートレインは、8速ATと組泡さえる2.2L直列4気筒ディーゼルターボエンジンと言われています。
最高出力は170ps、最大トルクは392NMを発揮します。
さらに考えられるのは、アウトランダーでも搭載されているPHEVシステムが採用されるのではないか、ということです。
現行モデルにはPHEVを搭載したモデルはありませんが、ユーザーからの強い要望も上がっていると言うことで、次期新型デリカD:5にはPEHVモデルのグレード設定も考えられます。



発売時期はまだ明確ではありませんが、2018年末から2019年初頭にかけて発売、と噂されています。次期新型デリカD:5には、ミニバンとして、クロスオーバー性能、新型クリーンディーゼルエンジンなど大きな期待がかかっています。
特に三菱最後のオリジナルモデルとも言われていることから、その発売が待ち遠しい限りです。