カローラスポーツやジムニーなど、販売が好調にスタートしている注目のニューモデルのその後の納期に動きがあることがわかってきた。
また10月~11月に実施されるアルファード/ヴェルファイア、インプレッサ、XVの一部改良についての最新情報なども伝えていこう!
こちらの記事に書かれている内容は・・・
◆新型アルファード11月2日に一部改良

トヨタはこの11月2日に一部改良するアルファード/ヴェルファイアの事前受注を開始した。
今回は従来メーカーオプション設定だったインテリジェントクリアランスソナーを全車標準装備とするほか、カーナビとセットだったメーカーオプションのブラインドスポットモニターを、バックミラモニターとセットにすることで、実質的な価格引き下げを行う。
標準化されるインテリジェントクリアランスソナーぶんは3万円値上げとなるということに。
従来モデルはすでにオーダーストップしており、在庫はほとんど売り切れの状況にあるという。うまくキャッチできれば35万円以上の大幅値引きがゲットできる見込みだ。
・カローラスポーツの納期がさらに先送りに

トヨタが6月26日に発表、発売したカローラスポーツの売れ行きがさらに加速傾向にあり、納期が先送り気味となっている。発売当初は約2ヶ月待ちだったものが、9月中旬では上級モデルのGZとハイブリッドが3ヶ月待ち、中間モデルのGが2ヶ月待ちとなっているという。
売れ筋グレードはGないしGZで、ハイブリッドはシリーズ全体の約半数を占める構成に。このためカローラシリーズトータルではトヨタ全系列店扱いのプリウスを上回る販売推移となっている。
◆先代リーフの売れ行きが好調

日産販売店筋によると、ここにきて先代型リーフの中古車の売れ行きが好調だということだ。2017年9月にフルモデルチェンジし現行モデルが登場したのだが、この代替えによって先代モデルの中古車が大量に発生し、中古車価格が大幅に下がったことで売れ行きがアップしたららしい。
中古車価格は4から5年落ちだと50万~60万円、と新車時の280万~400万円に比べて6分の1以下に下がっていることで買い得感があり、ニーズが高まっているよう。
中古車はバッテリーの劣化で充電後の走行距離が100km以下になっているのだが、近所へ買い物にいくなどで充分名ユーザーが購入するということだ。またバッテリーを交換すると80万かかるということだが、それでも新車の3分の1程度の価格のため、その格安さと利便性を理由に購入するユーザーも多く居るようだ。
◆ステップワゴンが苦戦中・・・

ホンダが2015年4月にフルモデルチェンジした現行ステップワゴンが販売で苦戦を強いられている。2017年9月には待望の2Lハイブリッド車を設定したが、販売は充分に回復できていないということだ。同クラスのライバル車には日産セレナ、トヨタヴォクシー/ノア/エスクァイアがあるが、エスクァイアを除いたほかの3車種には大きく水をあけられているという。
首都圏のホンダカーズ各社では、キャンペーン期のサービスとして15万円分のクーポンプレゼントという最も買い得度の高いサービスを実施しているのだが、その効果は上がっていない状況にある。クルマのデキそのものは悪くないのだが、ウリのひとつとなっている横にも開閉できるバックドアのデザインが不評との指摘もある。
現行モデルは2019年4月には4年が経過してマイナーチェンジの時期を迎えるが、どんな改良が実施されるのか注目されている。
◆軽自動車販売でスズキが追い上げる

今年の軽自動車販売で異変が起きようとしている。
軽自動車販売で2位のスズキがトップのダイハツを急速に追い上げているのだ。1月~8月の販売累計では、ダイハツが42万1417台、前年同期比は0.2%増に対して、スズキは39万6224台、3.9%増でその差は1万5193台に迫っている。
スズキは2018年、2月のワゴンRについてで12月にはスペーシアと相次いで主軸車をフルモデルチェンジし、そして2018年7月には20年振りにジムニーを一新してヒットさせている。
これに対してダイハツは2017年5月にミライースを世代交代し、2018年6月に新規モデルのミラトコットを投入したが、スズキに比べると戦略度は低いので明暗を分けているようだ。この結果、5、6、8月の3ヶ月にスズキが首位を奪還した。今後、ヒットモデルのジムニーの増産で供給が間に合えば、スズキの追い上げはさらに激しさを増す可能性がある。
◆新型ジムニー 納期が短縮に。

首都圏のスズキ販売店筋によると7月5日にフルモデルチェンジしたジムニー/シエラは当初、納期が1年以上待ちといわれてきたが、9月中旬現在では軽自動車のジムニーが半年待ちという半分に短縮されているという。
しかし、ジムニーシエラは引き続き1年以上待たされる状況はかわらない。
メーカーのスズキは当初、年間販売計画をジムニー1万5000台、ジムニーシエラを1200台と設定し、生産計画を組んでいた。ところが1ヶ月後の受注台数はジムニー1万5000台、ジムニーシエラ5000台、合わせて2万台となり、納期が読めないほど長期化したため、残業や休日出勤によって月産ジムニー2500台、ジムニーシエラを500台、合わせて3000台の増産体制とした。
これによって多少納期が早まったのだが、シエラだけは依然長期化が継続している。なお、こうした状況は今後もしばらく続きそうだという。
◆10月11日にインプレッサ、XVを一部改良

スバルは10月11日、インプレッサおよびXVを一部改良し、XVには2Lハイブリッド車「アドバンス」を設定する。なお、このハイブリッドはフォレスターに搭載しているユニットをほぼそのまま移植する見込みだ。
フォレスターでは2Lハイブリッドは同シリーズの半分の売れ行きを占める人気モデルであり、これによってスバルはインプレッサとXVの販売を回復させたい狙いがある。また、改良によって装備内容は、信号待ちなどの停車時にブレーキ状態を保持する機能が追加されるという。
発売日はXVが10月14日、インプレッサが11月2日になる予定だ。
価格はインプレッサのほうは据え置きで、XVは従来に比べて2万円程度アップするという。
1.6i=213万8400円
1.6i-L=226万8000円
2.0i-L=250万5600円
2.0i-S=262万円
アドバンス=282万9600円