レクサスなのに390万円から。ジャストサイズの高級SUVの身近なレクサスUXがついに登場した。スポーティなFスポーツも設定し、前後ともにスピンドルグリルをテーマにしたデザインとなっている。
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◆新型レクサスUXを待っていた

レクサスなのに390万円から。新開発の熱効率40%を誇る直4、2L直噴NAエンジンと同41%を達成した2Lハイブリッドを搭載するコンパクトなSUV。ハイブリッドがUX200hで、2LガソリンがUX200。UX200の標準グレードが390万円なのである。ボディサイズは全長4495mmx全幅1840mmx全高1540mm、ホールベースは2,640mm。
大きく張り出した前後のフェンダーもあって全幅こそなかなかの数値だが、ほかは日本の道路環境にジャストなサイズとなっている。もちろん、レクサスの名にふさわしい高級感も備えている。レクサス初のGA-Cプラットフォームを採用し、ガソリンNA車は発進用のギアを加えることでラバーフィールを解消したダイレクトCVTを搭載。最も安いグレードでも1,300万円を超えるレクサスLCと比較しながらテストをしてきたというから価格の下剋上を成し遂げたと言えるだろう。
デビュー前からレクサス版C-HRなどと表現したメディアもあったが、実車を見ると共通点はまったくないと言える。インテリアも「さすがレクサス」と思わせる上質さで、エンジンフードとインパネ上部の造形に連続性を持たせるデザインや和紙のようなシボ、見やすくて美しいアナログ時計など「高級車に乗っている」という満足感を持たせてくれるのだ。
◆新型レクサス 安全装備もさすがと言えるだろう

安全装備は自転車や夜間の歩行車も検知する「レクサスセーフティプラス」が全車に標準装備。さらにハイブリッドにはドライバ-の操作や地図データーから最適なバッテリーの充放電を制御する「エコアシスト」も新設定するなど、頼もしさと賢さを合わせ持った高級車なのである!また、内外装の専用アイテムを満載し、スポーティさを強調する「Fスポーツ」もUX200、UX200h、の両方に設定。スポーツ心を求める車スキにもしっかりとアピールをしている。なお、UX200はFF専用だが、UX250にはE-FOURも設定されている。
◆レクサスUX価格表

・UX200のグレード・価格
グレード/パワーユニット/FF/4WD
標準グレード/直4、2LNA/390万円
バージョンC/直4、2LNA/414万円/—
Fスポーツ/直4、2LNA/443万円/—
バージョンL/直4、2LNA/474万円/—
・UX250hのグレード・価格
標準グレード/直4、2Lハイブリッド/425万円
バージョンC/直4、2Lハイブリッド/425万円/451万円
Fスポーツ/直4、2Lハイブリッド/449万円/475万円
バージョンL/直4、2Lハイブリッド/509万円/535万円
◆レクサスUX スペック

・UX200
全長:4495mm
全幅:1840mm
全高:1540mm
ホイールベース:2640mm
車重:1470kg
パワーユニット:直4 1986ccDOHC
最高出力:174ps
最大トルク:21.3kgm
システム最高出力:—
WLTCモード燃費:16.4km/L
燃料タンク:47L
使用ガソリン::ハイオク
サスペンション:ストラット/ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:215/60R17
価格:390万円
・UX250h
全長:4495mm
全幅:1840mm
全高:1540mm
ホイールベース:2640mm
車重:1580kg
パワーユニット:直4 1986ccDOHC
最高出力:146ps
最大トルク:19.2kgm
システム最高出力:184ps
WLTCモード燃費:22.8km/L
燃料タンク:43L
使用ガソリン:ガソリン
サスペンション:ストラット/ダブルウィッシュボーン
タイヤサイズ:215/60R17
価格:425万円
◆レクサES300h 登場したものの・・・

米国ではこれが7代目となる長い歴史がありながら、日本のレクサスでは初となるES300h。ESはタイヤによって乗り心地が変わる。235/40R19を履くFスポーツは絶えず振動が伝わってきて、はっきりいって629万円にしてはチープな乗り心地。ダンパーが変わり、235/45R18サイズとなるバージョンLでは変な振動がなくなり215/55R17のベースグレードではさらに乗り心地がよくなる。見た目が地味なほど乗り味はイイということで悩ましい限りだが、逆にいうと最も安いグレードが一番いい、ということはありがたいことだろうか?なお、どのグレードも高速安定性の高さはは特筆すべきものがある。
注目のデジタルミラーはバージョンLのみにオプション設定される。夜間や雨天でも視界がクリアで、任意で視野を広くできるのは安全性を比較的に高めてくれる。その価値は大いに認めたいところだが、特に視野を広げた時には後続車との距離感が掴みづらいく、戸惑ってしまうところもある。始まったばかりの技術だけにユーザーの声を反映した熟成に期待したいところだろう。