2018年中旬以降に登場したフォレスターやレクサスUXの新型車、それにアルファード/ヴェルファイア、CX-5、デリカD:5などの改良したニューモデルの販売状況がはっきりとしてきた。また2019年早々から発売予定のニューカー情報もお伝えしよう!
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◆新型RAV4は2019年4月10日に発表

トヨタは新型RAV4を2019年4月10日に発表、発売する方向でスケジュールを調整しているという。販売店は、全国的には当面カローラ店、ネッツ店の併売になるようだ。東京地区などのメーカー資本店地域は4月に1法人に統合するため全店扱いとなる。パワーユニットは海外向けでは2.5L&3.5Lを搭載しているが、国内仕様はこれとは異なるものになる。2Lガソリンエンジン&2Lハイブリッド、もしくは2.5Lで同様の組み合わせになるのが有力となっている。またハリアーがアッパーミディアムクラスなのに対して、RAV4はミディアムクラスで、ラフロードでの走破性のよさも考慮して、最低地上高が高いのが特徴となる。乗車人数は2列シート5人乗りと3列シート7人ノリを設定する予定だ。
・アルファード/ヴェルファイアの納期延長

2018年11月に一部改良したラグジュアリーミニバンのアルファード/ヴェルファイアが好調な売れ行きを見せている。そのため、12月上旬現在の納期は2019年4月中旬で、約4ヶ月待ちとなっている。この改良モデルは見栄えの良さや安全対策強化がウリとなっている。現行改良モデルでは外観を大きく変更したことで、ヴェルファイアよりもアルファードのほうが人気は高くなっている状況にある。
・エスクァイアが一部改良

2019年1月7日、ヴォクシー/ノアの改良と同様に、姉妹車のエスクァイアも一部改良を実施し、同時に特別仕様車モデルを追加設定した。改良の内容は、インテリジェントクリアランスソナーの標準装備化と2列シート5人乗り車の追加で、これは姉妹車と同様の内容にあたる。また姉妹車とは異なり内外装をブラック加飾した特別仕様車【ブラックティーランド】を初めて設定する。
◆エクストレイル2019年1月11日に一部改良

日産はエクストレイルを2019年1月11日に発表、28日発売で一部改良を実施する。今回の改良は内外装の変更はなく、ペダル踏み間違い加速抑制装置や、オートハイビーム機能の装備などの安全対策強化と、ナビパッケージの標準装備車設定などを実施する。ペダル踏み間違い加速抑制装置は後側では障害物を認識し、前側では障害物に加えて人も検知をする。価格は、これら装備の充実化によって5万円程度の値上げとなる。そして2018年12月下旬には価格を決めて事前の予約をスタートさせている。現行モデルはすでにオーダーストップとなり、在庫はメーカー、販売店ともほぼなくなる店舗が増えている状況にある。
◆新型CX-5 特別仕様車設定でトップセラーに

ミディアムクラスのSUV、CX-5が好調な販売推移を見せている。2018年11月における登録台数は5193台でミディアムクラスのSUVではトヨタのハリアー、日産エクストレイル、スバルのフォレスター、ホンダCR-Vという強豪を抑えてトップブランドに浮上しているのだ。SUVジャンル全体ではトヨタのC-HRに次いで2位であり、ホンダのヴェゼルも抜いている状態なのだ。CX-5は2018年10月中旬に一部改良が行われ、2.5Lターボや特別仕様車「エクスクルーシブモード」を設定し、商品ラインナップを強化したのが好調な売れ行きに貢献している。成約後の納期は約2ヶ月待ちであり、生産が追いつかないほどの人気振りとなっている。
◆新型フォレスター 納期は延びている

2018年6月下旬にフルモデルチェンジした新型フォレスターが引き続き好調な販売推移を見せている。これによって2018年12月上旬現在の納期は3月上旬だったのだが、2019年に入ると4月にずれ込んでいるという。また、発売当初は2Lのe-BOXERエンジンを搭載したグレードの「アドバンス」の受注構成が40%を超えていたが、これが直近では60%にまで跳ね上がり、納期がより長期化している傾向が強くなっている。それでもスバルとしては増産を控え、しばらく様子を見ることにしており、納期の延長かはもう少し続きそうな状況となっている。
◆次期タントに派生モデル登場か?

ダイハツは2019年中にも投入する次期型タントに派生モデルを設定する方向で開発を進めている模様だ。ライバルのホンダN-BOXに「スラッシュ」、スズキスペーシアに「ギア」を設定していることに対抗させる狙いがあるようだ。どのようなコンセプトになるのか明かになっていないが、最もニーズの高い「スペーシアギア」のようなSUV色の強い仕様になる可能性が高いだろう。次期型タントは新開発プラットフォームによってクラス最大の居住空間や安全性の大幅向上を実現し、EV走行可能なフルハイブリッドを採用するなど、強力なウリが盛りだくさんになることから、その派生モデルは次期型タントの投入後1から2年後の発売に先送りされる可能性もある。
◆新型デリカD:5ディーゼル車は人気も・・・

2019年2月に発売するビッグマイナーチェンジしたデリカD:5のディーゼル車は2018年11月下旬から事前の予約受付を開始している。その予約状況は、首都圏にある三菱自動車の販売店によると「滑り出しは好評か不評かの判断が難しい状況にある」という。フロントマスクは個性が強く、好き嫌いが分かれているようらしい。また、従来モデルに比べると価格が約40万円もアップしており、高すぎるといった声も強くある。マイナーチェンジした新型の走りは2.2Lクリーンディーゼルと、ATは6速から8速に切り替わったことで、パワフルかつ静かで滑らかになったことがウリになっている。そのため発売後は、試乗を通じて売り込みの強化を進める方針だ。
◆レクサスUXの売れ行きが絶好調

2018年11月27日に発売したコンパクトSUVであるレクサスUXが好調な販売推移を見せている。2018年12月上旬現在の納期はガソリン車が2019年2月末、ハイブリッド車が3月でハイブリッド車のうち人気色であるスーパーホワイトの車両の納期は5月となっているという。人気モデルであるハイブリッド車の受注構成比は70%に達している。発売当初に設定された月販売計画台数は900台で、発売1ヶ月前から行われた事前予約の台数はこの6倍にあたる5500台であり、好調なスタートを切っている
◆受注開始された新型RAV4

海外ではすでに発表されているRAV4だが、日本でもまもなく4月10日にデビューする。新型には2つの仕様が用意されているという。2016年に日本市場から撤退したRAV4。その新型は日本でも発売されることが発表されたが、いよいよ予約を開始した。4月10日に発表、発売される。その新型RAV4のパワーユニットは2L、直4のガソリンユニット(171ps/21.1kgm)と2.5Lハイブリッド(4WDのシステム出力222ps)の2タイプを設定する。2L車にはトヨタブランド初となる新型のダイレクトCVTが組み合わされる。
全グレードに4WDが設定され、その構成には、2L車がG・Zパッケージ、G、X、アドベンチャーの4グレード、2.5Lハイブリッド車がGとXの2グレード。2WDが用意されるのは2L車、ハイブリッド車ともにXグレードのみで、4WDをウリにしているのが新型の特徴だろう。そして4WDシステムは2L車では新開発の「ダイナミックトルクベクタリング4WD」を搭載。後輪トルクを左右独立制御するシステムで、コーナリングや悪路で優れた操縦安定性を追求している。
ハイブリッド車は電動4WDのE-fourを採用し、これも新型となり、前後のトルク配分が100対0~20対80と、より幅広く(従来型は40対60まで)、そして緻密な制御ができるようになっている。新型RAV4は同クラスとなるハリアーに対してオフロードよりのSUVという位置づけになり、そのコンセプトをより強調したグレードの「アドベンチャー」を設定。標準スタイルの「G、X」系、アクティブギアをイメージした「アドベンチャー」、この2つのスタイルが用意されるのもポイントだろう。また、夜間歩行者対応の自動ブレーキなど、最新の安全装備が採用される点も見逃せない。
◆新型RAV4 価格
・2.5Lハイブリッド
X・2WD/320万2200円
X・4WD/345万600円
G・4WD/381万7800円
・2Lガソリン
X・2WD/260万8200円
X・4WD/283万5000円
アドベンチャー・4WD/317万7400円
G・4WD/320万2200円
G・Zパッケージ・4WD/334万8000円