東京地域では販売店の統一化が図られ、トヨタ店やカローラ店、トヨペット店、ネッツ店の看板は掲げているが取り扱い車種は全店同一となっているトヨタ。この動きは今後全国に広がっていき、当初は5年後をめどにチャンネル制廃止を公表していたものを前倒しして2020年5月にも全国で全車種併売化を実現する計画だという。トヨタの販売店は4チャンネル合わせて6000店舗あり、全車種併売化により販売店の数は整理されることとなるのは必至だろう。
また、アルファードやヴェルファイア、タンク、ルーミーといった兄弟車は整理され、基本的には各車1モデルに集約されていくようになる。その流れの中でノア、ヴォクシーも統合がなされていくのだが、新型の登場も噂されているのだ。では、エスクァイアはどうなるのだろうか!?
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◆ノア/ヴォクシー統合でエスクァイアは?

車種統合の流れを受けて、当然のようにノア/ヴォクシー/エスクァイアは、2021年夏に予定されているフルモデルチェンジを機に統合され、1つのモデルとして新型が登場することになる。現時点では統合との車名について確定している情報はなく、代表的なネーミングの「ノア」を継続して使うのだろうか?あるいはまったく違いネーミングとなるのだろうかは決まっていない。
モデルチェンジの基本的な部分としてはキープコンセプトで、全幅1695mmの5ナンバーサイズを基本とした全高180mm超の3列シートBOX型ミニバンという基本設定に変わりはない。正常進化型モデルチェンジといえるだろう。
現在確定しているのはエクステリアデザインのみ。スクエアなボックス型の車体を5ナンバー枠いっぱいに使ったフォルムのため、シルエットとしてはこれまでのモデルと大きな差異は発生しないということだが、立体的なバンパー形状やグリルデザインを採用したフロントマスクが新鮮さを与えている。
◆やっぱりある「カスタムモデル」

このフロントマスクで地味顔である標準タイプとは別に、いわゆるオラオラ顔といわれるカスタムタイプの設定もされるということがわかっている。従来のノアユーザーとヴォクシーユーザーの好みに応えるためにも、個性を明確に分けた2タイプのフロントマスクが必要だという判断だろう
独自の存在感を示して一定の販売台数をキープしているエスクァイアであるが、当初はこれに相当するフロントマスクは用意されないという。もしかしたらデビュー1年後くらいには追加されることになるのかもしれない。プラットフォームは新世代TNGAへと進化をする。特に多人数乗車時のリアサスへの負担が多きミニバンなので、荷重変化によるジオメトリー変化には新プラットフォームの採用が大きく効果を発揮することになる。
パワーユニットも当然新世代TNGAパワートレインへと進化する。
RAV4やレクサスUXに搭載されている2LのNAエンジン(M20A-FKS型)とダイレクトシフトCVTが基本となり、ハイブリッドはUXと同じ2LのTHSⅡを搭載する。現行型ではハイブリッドはFFのみの設定となっているが、新型ではリアモーター駆動によるE-Fourが設定されるのは降雪エリアにとってはありがたい設定といえるだろう。
ノアのモデルチェンジは2年後で、2021年夏の予定になっている。状況によってはエスクァイアに相当する第3のフロントマスクが同時に登場する可能性もあるという。人気モデルだけに、今後の動向も注目していきたい。