フリード 新型 マイナーチェンジで運転支援システムを大幅に強化した

新型フリードとフリード+の概要がついに発表されました。注目はやはり新規設定グレードであるクロスターでしょうか?

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◆新型フリードのクロスターというグレード

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フリードは扱いやすい取り回しのしやすいコンパクトなボディサイズが特徴で、3列6人、7人乗りのミニバンです。従来型モデルは2016年に登場した2代目で、派生モデルとして2列5人乗りのコンパクトハイトワゴンであるフリード+もラインナップされています。

今回のマイナーチェンジでは、気軽にレジャーを楽しむアクティブなユーザーに向けて設定したモデルとして楽しさや遊び心を表現したというクロスターのグレードをフリードとフリード+に新しく設定しました。新型フリードは専用のデザインのフロントグリルやサイドシル、前後バンパー、アルミホイールなどでエクステリアをSUVスタイルに仕立てたモデルであり、インテリアについても、ダッシュボードに積層柄のローズウッド調パネルを採用したほか、シートの表皮やステッチにオレンジの差し色を施すなど、標準モデルとは一線を画すモデルに仕立てています。

従来からある標準モデルについても、フロントマスクのデザインを大幅に変更しています。フロントグリルやバンパー、ボンネットフード、ロワグリルなどの形状を変更しており、落ち着きのある上質な意匠としています。インテリアについても、ダッシュボードの装飾パネルを白木目調からブラウンもしくは、ブラックのウォールナット調へと変更しました。新しい外装と釣り合いが取れる、落ち着いた雰囲気を醸し出しています。

ボディカラーのラインナップも刷新しており、標準車には新色の「シーグラスブルー・パール」、「プレミアムクリスタルオレンジ・メタリックⅡ」を含む、全部で9色を設定しています。

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◆新型フリードの安定感

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走行性能については、新たにガソリン車にブレーキ操作と連動したCVTのステップダウンシフト制御を採用しています。この制御はジェイドRSやヴェゼルRSから導入が始まっているシステムで、フリード、フリード+では車高の高い多人数乗車の車でも安心して走れることを重視しており、安定性を高める方向のチューニングを施しているのです。これにより、減速時には状況に応じた適切な量のエンジンブレーキを実現しました。カーブの最中でもエンジン回転数を落とさずに保つことで、スムーズなコーナリングとレスポンスのよい加速を可能としています。

電動パワーステアリングについても操舵フィールを改善すべくセッティングを調整。高評価を得ている低速走行時の操作のしやすさはそのままに、高速走行時における収まりの良さやしっかり感を追及して、外乱に強く、レーンチェンジも安心して安定した操舵性を実現しています。

このほか、ガソリン車では排出ガスのクリーン化、ハイブリッド車では排出ガスのクリーン化と燃費性能の向上を図るべく、エンジンとエキゾーストシステムを改良しました。3列7人乗り仕様にガソリンエンジンの4wdが追加されたことも、今回のマイナーチェンジでは大きなトピックになっています。

予防安全装備や運転支援システムについても、機能の強化、性能の向上を図っており、今回新たに後方誤発信抑制制御機能を追加しました。交通標識の認識機能を英語併記に対応させたり、アダプティブクルーズコントロールについては、加減速時のフィーリングの改善と、前走者がいなくなった際の加速への移行時間の短縮により、よりスムーズな走行を実現しています。

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