レクサスUX300e 新型の中国市場導入はEVモデル発展には欠かせないもの

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レクサスの初のEV量販市販モデルである新型UX300e。中国で発表されたのにはわけがあるようです。日本メーカーも関係してくるという中国のEV事情には何やらいろいろな裏事情があるようです。

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◆レクサス初の量産EV

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レクサスは日本のブランドですが、記念すべきブランド初のEVモデルといわれているUX300eは日本ではなく中国で初公開となりました。レクサスは1989年にアメリカで始まり、2019年で丸30年になります。世界各国で人気の高いモデルへと成長しつつあるレクサスは安定した高級ブランドとして定着しつつあります。中国では日本と同じ2005年から、上海や北京などの主要都市を皮切りにレクサス専売店を展開し始めました。現在は中国国内で100万台のレクサス車を販売しています。

中国の新車販売市場については、2018年には年間販売台数が初の前年比マイナスを出してしまうなど、ここにきて多数の自動車メーカーが軒並み販売台数を減らしているのです。そんな中でもレクサスの販売台数は好調を維持しており、2019年上半期にはブランドとしては前年比で136%の販売実績を達成しています。2019年1月から10月までの販売台数はすでに2018年分の販売台数を超えている状況です。レクサスの人気は中国では高くなりつつあるのです。全世界で170か国以上で販売されていますが、レクサスの存在感は中国市場で大きくなっているのは間違いなさそうです。

UX300eを中国市場で登場させた理由としては、中国では本物のラグジュアリーを欲しているということマーケットリサーチでわかったといいます。中国人でさえ高級車とはどのようなものかという質問に対して「品質の高いクルマを安心して使えること」と話すほどです。この思いはレクサスがクルマづくりで最も大事にしてきたことだといいます。

クルマを手に入れたあとは何の不満、不安を感じることなく安心して使い続けることができる。それがベースとなりブランドの評価や価値があがるのです。その先にはユーザーの価値観や好みに応じて選ばれる商品が決まってくるのです。

UX300eはレクサス初の市販EVですが、レクサスとしてはEVだからこそ特別なクルマを作るという考えはありません。また、EVだからこれまでとは違うクルマづくりをしてきたということもありません。EVというツールを使ってレクサスがこれまで培ってきた走りの良さや感性性能、感性価値といったレクサスならではの性能をアピールしていくとことなのです。

中国は現在世界最大のEV市場で、同じく世界で最も多くのEVを生産してきた国でもあります。これは国を挙げてEVの購入や使用を強く推進してきたことが大きな理由といいます。国が主導でEV市場が動くことはほかではあまり見られないことから、中国特有の事情といえるでしょう。

政府の施策とインフラ環境がセットでEVの普及が進むので、どんなにいいEVを作ってもそれだけでユーザービリティに対応できるわけではないのです。世界最大のEV市場において、レクサスがEVという選択肢を持っているということが重要なのです。それは他のメーカーにも言えることでしょう。インフラの整備を含めて、地域ごとに必要な商品、EVに求められることを考慮した結果、UX300eがいまの中国に一番適しているモデルであると考え開発を進め、導入に至ったのです。世界最大のEV市場での登場でノウハウをさらに高め、欧州や日本へ展開を広めていくのです。

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◆レクサスUX300eも人気!?中国でEVが人気の理由

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中国市場は現在縮小傾向にあるとはいえ、いまだ世界最大の市場であることは変わりありません。そして世界で最も多くEVが製造、販売されている国でもあります。中国のEVバブルは補助金という大きな魅力によって成立したところもありますが、補助金が全体的に減少しつつある中、EV人気も下降気味になっているのは間違いありません。

一方でEVを後押しする政府の施策はまだ以前として存在をしているので、中国政府は自動車メーカーに一定数以上の新エネルギーの製造販売を義務付けしている実情もあります。また、中国特有の事情のひとつとして上海や北京、広州など都市部を中心に地域によってナンバープレートの年間新規発行枚数を制限する規制を導入しているのです。こちらにもEVを含む新エネルギー車に対しては発給制限を免除している地域も少なくありません。

制限があり、台数的にはまだ圧倒的にEV車は少ないために、ガソリン車よりはるかにナンバープレートを手に入れやすい事情もあります。このような事情がある中で、新しいクルマがほしい人にとってEVの購入は魅力ある選択肢といえるのかもしれません。補助金やナンバー取得など、クルマの本質とは関係ないところでEVが販売されていたともいえる状況は、それだけでも魅力的なEVが存在していなかったといえるのかもしれません。中国に人気の高い憧れのブランドから登場するEVであるレクサスUX300eは、中国人が本当にほしいと思わせる魅力を備えたEVとして人気を拡大し、中国EV市場を活性化することは十分に期待できるといえそうです。

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