フィット 新型 発売日 延期でイメージアップを。2020年2月には納車開始に

ホンダの新型フィットが東京モーターショー2019でかなり話題をかっさらっていました。次期フィットの市販モデルですが、今のところ密かに予約活動が行われているようで、一部のホンダユーザーにしかわからないといわれています。日本を代表するコンパクトカーとしてライバルを圧倒してきたホンダのフィットですが、ホンダがどうしても慎重にならざるを得ない理由があるといいます。

スポンサーリンク

◆新型フィット期待度が高いだけに

20190220_fit

東京モーターショー2019で公開された新型フィットは、「心地よい視界」、「座り心地」、「乗り心地」、「使い心地」という日常生活に寄り添う4つの心地よさを追及したモデルとホンダが説明をしています。新型フィットがユーザーのもとに届くは最短で2020年の2月ということも八郷社長からの話です。新型フィットが延期された理由は、電動パーキングブレーキの不具合という予想外の問題があったためとはいえ、発売前に判明できたことはよかったとしかいいようがありません。もし発売後に発覚をしていたら、次こそ企業の信用ガタ落ちは免れなかったことでしょう。

電動パーキングブレーキの不具合は、2019年8月に発売された新型N-WGNで起こったことで、発売開始からわずか2か月で生産停止になってしまったのです。新型N-WGNは、軽自動車でありながら高級車にも採用されている電動パーキングブレーキを搭載したことで話題となっていたのですが、結果的にそれが生産停止へと追い込んでしまったのです。新型N-WGNにおいてはパーツの供給が安定したため、2019年12月から生産を開始する予定となっています。

しかし、さらに問題だったのが新型N-WGNと同じ電動パーキングブレーキを新型フィットにも採用したことです。N-WGNでの不具合が完全には解消していない状況で新型フィットを発売することはできず、ホンダからは当初10月発売と販売会社には伝えていたということですが、結局は2020年2月に納車を目指すスケジュールとなりました。新型N-WGNと新型フィットの不具合の原因となった電動パーキングブレーキは、不具合さえ起こらなければ非常に便利なシステムなのです。結果として不具合が発生してしまった新型フィットですが、多くの顧客が見込まれるホンダの最重要車種だけに慎重にならざるを得ません。

新型フィットの生産を円滑に進めるために、新型N-WGNで不具合が発生しているドラムブレーキの採用を見送り、もともと4wdモデルに搭載していたディスクブレーキをすべてのタイプに搭載することになったのです。ユーザーからするといい装備が全タイプに採用されることは朗報といえますが、ホンダにとっては高コストになるので、苦渋の決断といえるでしょう。このクラスでは価格設定が販売台数を左右するからです。新型フィットの生産は2020年1月から予定しているということで現在生産体制を見直して歩留りを改善しているところだといいます。

スポンサーリンク

◆過去フィットには不具合が発生していた

HO_S028_F002_M001_1_L

現行モデルの3代目フィットも、発売当初から多くのリコールを行ってきました。リコールをすること自体は必ずしも悪いこととはいえないでしょうが、ホンダを代表するモデルでのリコールの連発は消費者に対してネガティブな印象を与えてしまいます。3代目フィットで主にリコールの原因となったのは、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を制御するプラグラムの不具合です。この時に問題となったのがホンダと欧州系のサプライヤーの共同開発によるものでした。

一般的に、量販車において海外のサプライヤーの技術を採用することは、コスト面などから折り合わないことがよくあるといいます。しかしながら、メーカー系列のサプライヤーとのつながりが多い国産メーカーにおいて、系列サプライヤーに限定される幅広いパートナーの技術を採用することは、良いクルマを作りために大きなメリットがあります。実際には、当時のハイブリッドモデルで国内最高クラスの低燃費性能の実現には、このDCTの技術は必要不可欠だと言われていました。そのような意味では最新の技術と不具合の発生は紙一重といえるのかもしれません。

フィットのように数十万台単位で生産されるモデルは、各部品も相当数必要であること、それぞれ十分な品質を担保していることが重要となります。もちろんどれだけの注意を払っていても一定の割合で不良品が発生してしまうのはしかたないことかもしれませんが、その割合がホンダが定める基準値まで低くすることに苦心しているようです。日本での発売に続き、次は欧州でも発売が予定されている新型フィット。次こそは欠陥がないようにできればよいですね。

スポンサーリンク
スポンサーリンク