ヤリス GR スペックも凄い!250ps/34kmg発揮のトヨタの最新トレンドをすべて盛り込んだ

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コンパクトカーの常識をすべて一新する新型ヤリス。4代目となるヴィッツは世界共通名のヤリスへと車名を変えます。新しい3気筒1.5リッターエンジンが予想以上にいい反応なのです。このエンジンは”ダイナミックフォース”というシリーズ名でわかるように、2リッター4気筒とディメンションを共有するモジュラーエンジンなのです。吸気側バルブシートをレーザー溶着加工で成形し、燃焼室内に強い縦渦を発生させるポート形状を実現するなど、トヨタの最新トレンドをすべて盛り込んでいる渾身のモデルです。

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◆小型車用TNGAを初採用の実力は?

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最近、欧州からEV時代に備えて内燃機関への投資を削減するというニュースがよく伝わってきます。トヨタのやっていることは真逆でエンジンラインナップを次々と最新のものへと置き換えています。しかし、皮肉なことに欧州勢が達成に苦労しているCO2排出量95g/Km規制クリアに最も近いのはトヨタなのです。やはり内燃機関の効率アップを手って敵にやり込み、さらに電動化との合わせ技でCo2を削減するという正攻法でしかキロ当たり95gの規制の壁をクリアすることはできないということなのでしょうか?

実際にヤリスはこの新しい1.5L、3気筒を使ったハイブリッド仕様で、燃費を従来比で2割も改善すると公言しています。いったいどこにそんな改善幅が残っているのかと信じられない人も多いでしょう。内燃機関への投資をケチっていてはとてもそんな燃費性能を達成できないということだけは事実なのだと思います。

新型の1.5リッター、3気筒ですが、まったく電動化の助けを借りなくてもコンベンショナル仕様のドライバビリティがものすごくよいのです。3気筒ということで懸念されるアイドル振動はバランサーシャフトによって効果的に抑えられているし、低中速のトルク感は特筆すべき点ともいえます。さすがに4000rpmを超えるとゴゴゴーっというノイズ音が聞こえてきますが、パワーそのものは6400rpmのレッドゾーンまで全く勢いが衰えないのです。

組合されるミッションは、初期加速のダイレクトな立ち上がりが売りの発進ギア付きCVTがメインとなります。少なくとも日常領域ではほとんどステップATとの差を感じられないくらい自然なドライバビリティを示してくれるのです。また、今回の新型では6MT仕様も用意されています。Bセグメントでスポーツドライビングが楽しめる車というと、スイフトスポーツ一択ということになっていましたが、初めてライバルが出たのでは!?という感じがします。現状のままでもガンガンに攻めることができる充分なポテンシャルを持っていますが、エンジンと足元を少し強化したらと思うとGRヤリスの登場が待ち遠しいくらいですね。

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◆シャシーは見違えるほど強化されている

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軽快なコンベンショナル仕様に対し、ハイブリッド仕様になるとモーターアシストのトルクが加わってさらに加速力はアップします。乗り味はむしろ重厚な印象となります。燃費性能を求めるならばむしろハイブリッド一択となりそうですが、手軽に走りを楽しみたいということならば積極的にコンベンショナル仕様を選ぶというのも考えられます。6MTはもちろん、CVTでも充分にコントロールする楽しみが味わえるのです。エンジンがこれだけよくなると気になるのはシャシーですが、新型ヤリスのもう一つのウリはなんといってもTNGAに基づくGA-Bプラットフォームを新採用していることでしょう。サスペンション型式こそ前はストラット、後ろはトーションビームと従来通りですが、ボディ骨格の強化をはじめとしたその仕上がりは相当なもので別次元といえます。

3代目ヴィッツで評価を落としてしまったシャシー性能は見違えるほど向上しているのです。ちょっと乗っただけでもサスペンションがよく動いていることは実感できるでしょう。雑味のない操舵フィールやフリクションが少なく、ストロークする足回りなど、車体全体の基本性能にこれまでにない良いものがあると感じずにはいられないです。普通、コンパクトカーはコスト制約が厳しく、モデルチェンジでこれほど長足の進歩を遂げるモデルもそうそうないでしょう。新型ヤリスは例外中の例外といえるかもしれません。トヨタの中で一体何が変わったのでしょうか?

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◆トヨタの中で変わった何かとは?

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トヨタが変わった理由としてはこの新型ヤリスは欧州や日本などの先進国向けということを明言していることがあるでしょう。アジアを中心とする新興国向けのコンパクトカーはダイハツが担当するという分業が行われるわけですが、目標を絞ったことでコスト面でも走りの味付けについても吹っ切れた感があります。この新型ヤリスからはトヨタがこれまでの殻を破ったということが伝わってくるのです。

さらには、トヨタは2016年から開発組織にカンパニー制を導入しています。ヤリスはコンパクトカーカンパニーの担当となっているのです。実は、2年前のヴィッツのマイナーチェンジがコンパクトカーカンパニー発足後の初仕事だったのですが、モデル末期のマイナーチェンジにも関わらず、ボディやシャシーを細かく手直しして日本市場へハイブリッドモデル追加まで実施をしています。

・GRヤリスの性能もすごい

このGRヤリスは新開発の直3、1.6リッターターボエンジンを搭載します。4WD仕様で、まさにWRCマシン直径のスポーツマシンといえるでしょう。エンジンは250ps/32.5kgmを発生し、3ドアボディで大きく膨らんだブリスターフェンダーが装着されます。このほか5ドアで足回りだけをチューニングしたGRスポーツも設定されますが、本命はGR-4でしょう。軽量化と重心を低く、中央に寄せるなどWRCチームからの要望も満たしつつ開発されてきています。価格は400万円前後で規模は台数限定になると思われます。

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