新車情報2020 トヨタ GRヤリス 2020 ミッションは「iMT」を搭載!スムーズな変速フィーリングをアシスト

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ついに公開となった新型GRヤリス。そのスペックはコンパクトカーとしては相当高いものということで噂されていますよね。新型GRヤリスはTNGAの思想に基づくスポーツ4WDプラットフォームを採用し、WRCの現場からフィードバックを得て鍛え上げたモデルです。

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◆新型GRヤリス ミッションのみの設定に

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新型GRヤリスは今回CVTの設定はCVTコンセプトのみになります。東京オートサロンで公開となりました1STエディションはiMT搭載の6速マニュアルトランスミッションのみの設定です。差動装置はスポーツ4WDシステムである”GR‐FOUR”、トルセンLSDx2、電子制御多板クラッチセンターディファレンシャル、4WDモードダイヤルスイッチ(ノーマル、スポーツ、トックの3種類)となります。GT‐FOURからG‐FOURへ。1986年のフルタイム4WDスポーツであるセリカGT‐FOUR誕生から受けついてきたスポーツ4WDの精神をGRヤリスが引き継ぐのです。

・セリカGT-FOUR

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セリカは1970年から発売されたトヨタの市販車ですが、モータースポーツにおいてはA20型からT230型まで大きく改良されてきました。日本のスペシャリティカーとして知られており、初代モデルは大ヒットとなりました。歴代モデルには斬新なデザインが採用され、北米や欧州にも輸出されています。さらにモータースポーツにおけるベース車両としても長く活躍しており、そのモデルライフの間には、マカオグランプリ、IMSA、WRC、パイクスピーク・ヒルクライム、NASCARなどで優勝を収めるなどの大活躍を見せるのです。派生車種が数多く存在しており、登場当時からカリーナとは兄弟車種であったほかに、前輪駆動後はコロナともプラットフォームを共有することになりました。

初代A30型/30型は通称”ダルマセリカ”と呼ばれています。由来は当時としては珍しくボディがだるまのようであったということと、スラントノーズのフロント部分を正面から見てみると、ラップアラウンドタイプのメッキバンパーがダルマの”ひげ”のように見えるからということでした。1970年12月に登場したセリカはその前年に開催されました東京モーターショーに出品されたコンセプトカーであるEX-1をベースにしています。登場時のボディタイプは独立したトランクルームを持つ2ドアハードトップクーペでありました。キャッチフレーズは「未来の国からやてきたセリカ」。トヨタは未来からやってきたという言葉が好きなようです。話は変わりますが、プリウス登場にもに「21世紀に間に合いました」という言葉を使っていることから、どこかセリカを思い出させることがだと考えられます。

セリカの話に戻りますが、同時に誕生したカリーナと車台は共用しています。アメリカで大成功したフォードのマスタングに見習って、好みのエンジン、変速機、内装を自由に選べるフルチョイスと呼ばれるシステムを採用しました。ただ、ヤマハ製2T‐G型DOHCエンジンを積んだ最上級モデルの1600GTはフルチョイスは対象外になっています。GTの人気が圧倒的に高く、現在でも雑誌の旧車特集ではA20/30型が特集されるほど、ほとんどの割合でGTが登場したりします。このころからしっかりとGTの名は轟はじめているのです。

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◆GT-FOURの登場

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1985年8月に4代目セリカ、リフトバックを発売。この代から後輪駆動に代えて横置きエンジンによる前輪駆動としました。プラットフォームはFFのコロナ、カリーナ用で、ボディは空気抵抗係数.031の”流面形”をテーマにしたデザインでハッチバッククーペのみとしました。室内では一部車種にカラー液晶デジタルメーターを初採用するなど、先進装備も充実していました。

そして1986年にはGT-FOURが発売に(185ps/24.5kgmを発生する3S‐GTEU型DOHCターボを搭載するフルタイム4WD)なり、このモデルからWRC(世界ラリー選手権)への本格参戦を果たすのです。1990年にはドライバー、カルロス・サインツが日本車初のドライバーズタイトルを獲得しました。

2010年以来、世界ラリー選手権は日本ラウンドはなかったのですが、ついに10年ぶりに日本ラウンドが開催されますよね。セリカGT‐FOURが今なぜ注目を集めるかというと、WRCで数々の優勝を獲得したモデルでもあるからです。そのGT-FOURを搭載したセリカが今GR‐FOURとしてヤリスに引き継がれるということでGRヤリスは注目されているんですね。

当時まだ知られることは数少なかった日本車ですが、ここで知名度を上げたといってもよいでしょう。トヨタセリカGT-FOURに乗るカルロス・サインツが当時の王者であったランチアの牙城を崩し、ついに初のドライバーズチャンピオンとなったのです。それ以降、1993年と1994年はセリカGT‐FOURのトヨタがマニュファクチャラーズタイトルを獲得しており、翌シーズンからスバルインプレッサと三菱のランサーエボリューションが王座をかけてしのぎを削る戦いが始まったのです。

WRCで活躍したモデルを見て盛り上がってくるのがラリーカーのベースとなっている市販モデルです。トヨタのセリカGT‐FOURや、スバルのインプレッサWRX、そして三菱のランサーエボリューションもベースとなっている市販モデルには多く方が魅了されました。走行性能ももちろんですが、当時の最新技術が搭載されるということもあり、とにかく注目されてるのです。

そんなWRC日本開催の年に、GRヤリスが登場するということはトヨタとしては相当に意味のある発表であったということは間違いありません。GRヤリスに採用されているiMTについてはカローラスポーツにも採用されているシステムです。iMT(インテリジェントマニュアルトランスミッション)と呼び、これはマニュアル車の発進。変速操作をアシストしてくれます。発進時は、クラッチ操作を検出し、エンジン出力を最適に調整してくれることで、クラッチのみで発進操作をよりスムーズに行うことができます。変速時は、ドライブモードセレクトでSPORTモードを選択した場合に、iMTがスタンバイ状態となります。この状態でドライバーの変則動作(クラッチ操作、シフト操作)を検出すると、変速後のエンジン回転数を合わせるように制御することで、スムーズな変速フィーリングをアシストしてくれるのです。

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