新車情報2020 トヨタ GR ヤリス 4WDモードはWRCドライバーからヒントを得た!WRCドライバーも納得の圧倒的性能へ

相当気合いに入っているトヨタ。それは東京オートサロンで世界初公開されたGRヤリスを見るとわかってきますよね。GRヤリスはWRカーのホモロゲーションモデルで2万5000台を生産しなければ新ヤリスWRCを実践に投入できません。ホモロゲーションモデルとは、いわゆる公道で走れるレーシングカーとでもいいましょうか。ホモロゲーションとはギリシャ語で承認とか認証とか、そんな意味があります。

スポンサーリンク

◆実は背水の陣!?GRヤリスの投入

photo-010

GRヤリスはWRカーのホモロゲーションモデルということで生産ダイスを1年間で2万5000台生産しなければ、新型ヤリスをWRCに投入できません。もし2021年の開幕戦で新型ヤリスをWRCに投入したいということであれば、これからの販売台数がポイントになってくるのです。

近年でやっと地上はでも放送されるようになってきたのかなと思われる世界ラリー選手権ですが、まだまだ情報が少なく複雑な感じがしないでもないですよね。そんなWRCのルールってどのようになっているのでしょうか?

世界ラリー選手権のラリーですが、決められたコースの上を許可されたクルマで走って、誰が一番速いかを来そうモータースポーツ競技の1つです。モータースポーツではF1が有名かと思われるのでうが、最近ではスーパーGTも名を上げてきましたね。WRCはF1と違い、

1,専用に作られたサーキットの上をグルグルと回るのではなく誰でも走れる一般道をコースとして使っていること。

2,一斉にスタートするのではなく1台ずつ時間をずらして走行していること。

3,コ・ドライバーと呼ばれるナビゲーターが助手席に座り、コースの先々をドライバーに伝えるという独特の方式があること。

言ってみれば合法的に公道最速を決めるレースでもあるのです。

WRCとは、F1などクルマに関する大きなイベントを手がけているFIA(国際自動車連盟)が主催している世界最大のラリー選手権で、2018年は年間で13選のスケジュールで世界各国でレースを行い、その順位によってポイントが割り当てられます。そこで年間のチャンピオンを競い合うのです。

実はWRCには、WRC2、WRC3、JWRCというWRCよりも下位のレースがあり、そこで成績を上げた人がステップアップして上のランクのレースに出場していくのが通常の流れと言えるでしょう。

GRヤリスは次期WRカーのベースモデルであり、開発の初期段階からフィンランドのWRCチームと綿密に調整しながら開発や設計を進めてきました。WRCチームからのリクエストも結構あったらしく、普通はそこまで入れないんじゃないの?というレベルのものまで入れてきたといいます。

競争力を保つために、相当開発には力を入れてきたようです。もちろん、レースのルール、レギュレーションに則って開発をしてきたといいます。大型リヤウイングを装着した際に最大のダウンフォースを確保できるように、ルーフエンドを下げた3ドアボディを採用したのは、その一例と言えるでしょう。

ルーフにカーボン、エンジンフードと左右のドア、そしてバックドアにアルミを採用したのも、WRカー化の際に素材置換が認められないためということです。それ以外にもサスペンションのストロークを犠牲にしないような補強の入れ方など、モータースポーツでの使用や改造を最大限に考え抜かれた設計がGRヤリスには所々に考え搭載されています。

市販車を改造してレースに出場するのではなく、最初からレースに勝つためのクルマを作るという発想で開発したといいますから、まさにその言葉通りのクルマであるということですね。

スポンサーリンク

◆GRヤリスには最新のレーシング開発手法を採用

photo-012

今回のGRヤリスには開発の初期段階からレーシングドライバーの石浦宏明さんと大嶋和也さんが深く関係してきており、初期の試作車から2人の意見を聞きながら開発をしてきたといいます。

レーシングチームの開発手法を取り入れ、レーシングドラーバーの2人にも実際ハンドルを握ってもらい、それに付き従い指摘された部分をデータや映像と合わせてエンジニアが解析、解決をしていっています。評価ドライバーに試乗してもらい、指摘を得て、改良の繰り返しで、改良からもう一度乗るまでは1ヶ月ほど時間が掛かったりもしたそうです。

指摘された場所はすぐに直しすというスピード感もGRヤリスにはあったといいます。

さらにWRCドライバーも積極的に開発に加わったそうで、2019年までトヨタのレギュラードライバーであった、オット・タナク、クリス・ミーク、ヤリーマティ・ラトバラの3人もスノーとグラベルで合計の4日間開発のテストに参加したほどです。

ドライバーによって運転の癖だったり、ドライビングが異なりますので、それぞれに違うフィードバックを得て、全てに対応できるように、急ピッチでクルマを変えていったのです。その結果として、様々なドライビングスタイルのユーザーに対応できるクルマになったGRヤリス。

一つの例が、3モードある前後駆動配分。WRCドライバーからヒントを得てモードを決めたと言います。前30:後70はクルマを縦に使うオットドライバー、前50:後50の当分は横に使うラトバラドライバーが好むモードらしいです。

4WDモードにはノーマルオード、スポーツモード、トラックモードがありますが、それぞれ各ドライバーの思い入れのあるモードになっているくらいアクティブにコントロールしてくれます。

WRCドライバーの凄さは、それだけではなく、前後トルク配分を司る電子制御多板クラッチにいろんな課題が見つかったようです。それに関してはすでに解決済みということですので、ドライバーあってのGRヤリスと言えるのかもしれません。

このGRヤリスはWRCドライバーの運転技術の全てが込められているといいます。なにせWRCドライバーが乗ってもしっかりと対応できているのですから。

ユーザーがダートやラリーで使っても十分過ぎる性能であることは間違いないでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク