新車情報2021 スバル 次期WRX STI登場前のスバル車の素晴らしい味付けとは?

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30年にわたって第1線のスポーツユニットとしてその名をとどろかせてきた名機であるEJ20ターボ。改めて見てみると今時珍しい位にパンチのあるターボエンジンと言えるでしょう。軽い電動パワステのS4はFA20直噴ターボで低速からのトルクが厚くて街乗りでは扱いやすい半面、高回転まで回す面白みにはかけると感じられます。

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◆スバル WRX STIは最高に楽しいモデル

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一方尾、重い油圧パワステのSTIは、低回転域のトルクの薄さが発進時に軽のターボ車にも負けていると感じられる時もあるのです。ですが、ひとたびギアをシフトしてエンジン回転を上げていくと、シュパンとあっという間に高回転まで突き抜けていくような感覚を味わえるのです。TY85型6速MTのシフトフィールはゴリゴリしておりいいとは言えないのですが、こんな古典的なターボエンジンは二度と出てこないと言えるでしょう。

これまで初代レガシィセダンGT、2代目レガシィTWGT-B、3代目レガシィB4RSK、初代インプレッサWRX STIバージョンⅥ、Ⅱ代目GDB型インプレッサWRX STI、そしてⅣ代目レガシィTW2.0GR、Ⅲ代目インプレッサWRX STIにSシリーズなどのEJ20ターボ車など、スバルのモデルは全部楽しいモデルなのです。

EJ20ターボの奏でるBOXERサウンドが時代を経て不等長エキマニのドロドロ音から等長等爆によって静かに変わっていっても、運転する楽しさは変わらないでしょう。

・次期型WRXはどうなる?

2014年8月に登場した現行型のWRX STI&S4。同じボディを持ちながら異なるエンジンとトランスミッションを与えられたスポーツセダンといえます。スバリストならずとも気になるのは次期型モデルがどうなるのかと気になる人も多いでしょう。

WRX STIについてですが、スバルの関係者がいうには、次期型も当然開発はしているのでご安心を、ということのようです。とはいうものの、その詳細についてはまだ伝わってきておらず。ミッションは6MTを継続採用し、パワートレインについては直噴の2リッター、FAターボに切り替わり、320ps/45.0kgmあたりのスペックを狙ってきているということのようです。

ですが最終確定ではないようで、北米のWRX STI向けのEJ25ターボがまだ生産継続中というのもどういったらいいものか・・・。さらに気になるのがもう1台のWRXである次期型S4の存在です。こちらは現行型が300ps/40.8kgmのFA20ターボを積みますが、北米のアセントに設定される2.4リッターターボをパワー志向にして採用する可能性があると言われています。新型江ヴォーグの2リッターターボの後継車にこのエンジンを積み、それと同じタイミングでS4もデビューするというのです。

スバルの不文律として旧型よりもスペックは落とさないこと、がレガシィ、インプレッサWRX時代から守られてきたもの。いずれにしてもどちらも現行インプレッサから採用されたスバルグローバル・プラットフォームを採用し、飛躍的にその走りを進化させることは間違いないようです。

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◆スバル車の特徴は?

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スバル車の味とは一体どのようなものなのでしょうか?クロスオーバーSUVのフォレスター、Cセグメントハッチバックのインプレッサスポーツ、そして2ドアスポーツクーペのBRZというカテゴリー違いとなる3台のスバル車についてそのスバル車の魅力を検証したいと思います。

スバル車の魅力は運転の楽しさと安心感といえます。その安心感をサポートしているのがスバルのウリともいえるシンメトリカルAWDというスバル独自の4WDシステムでしょう。FFベースの4WDとは違い、エンジンは縦置きで、エンジンを縦置きにすることで車のパーツの中で最も軽量化が困難な重量物であるトランスミッションを車体の中央に配することができます。

しかも縦置きなのでプロペラシャフトを車体の中央に通すことができ、それによって前後左右のドライブシャフトの長さも等長にできます。つまりシンメトリカルのど真ん中を通して左右対称にできるのです。

フォレスターもインプレッサも乗り心地に焦点を当てています。フォレスターではロール軸を車体中心に近づけてロール剛性を上げ、そのぶんバネレートをソフトの方向に振っています。さらに入力分離マウントも採用し、フロア振動を良くて位しているのです。これによってSUVとは思えないほどフラット感の高い乗り心地となり、ハンドリングレベルが向上、初期応答から追舵までとても軽快なハンドリングを実現しています。

そして2019年の秋に大幅に改良を行ったインプレッサは、SGP、スバルグローバルプラットフォームにさらに剛性アップを施すことによってサスペンションの動きがよりしっかりスムーズに動くようになっています。これによって2~3世代前のサスペンションの動きがよみがえり、それでいてコーナリングレベルやハンドリングの楽しさは現行モデルから大きく進化しているのです。

SGPはもうこれ以上剛性アップの必要があるのだろうかと思われますが、実際にフェイスリフトした新しいインプレッサは実はまだたくさんやることがあると思われます。重箱の隅をつつくように常に研究開発を行い、結果として乗り心地のよさとハンドリングのスポーティさを両立させているスバルの開発陣の技術力は相当高いものがあると感じられます。

BRZについては、FRのスポーティな楽しさをしっかりと基本においており、得意とする4WD技術とはまた一線を画す方向でFRらしいハンドリングを実現しているところがとても興味深いところです。トヨタの86と姉妹車でありながらスバル独自の違った乗り味を出しているところがポイントでしょう。

・スバル車は感覚的な機能がバランスよく

スバル車の特徴として、水平対向エンジンと独立の4WDを挙げることができるでしょう。この相乗効果で、スバル車は全般的に走行安定性と乗り心地が優れていますが、ほかのメーカーと比べて大幅な違いがあるわけではありません。スバル車のよさは、感覚的な面まで含めて、様々な機能をバランスよく高めたことでしょう。そのために欠点を見つけにくいともいえます。

走りに関しては操舵に対する反応の仕方に特徴があります。操舵に対して忠実に曲がりますが、ダイレクト感や機敏な印象は強くありません。ハンドルを回し始めた時の反応は若干穏やかでスポーティというよりもなじみやすいといえます。欧州車でいえばBMWよりもアウディやフォルクスワーゲンに近く、幅広いユーザーが使いやすいように配慮しています。

インプレッサスポーツやフォレスターはこの傾向が特に強いといえます。BRZは後輪駆動のスポーツカーなので、操舵感がダイレクトで機敏に曲がりますが、後輪の接地性も十分に確保されて安定性も高いです。インプレッサスポーツは、先代型に比べて斜め後方の視界が悪化していますが、ミドルサイズハッチバックでは優れた部類に入るでしょう。特にマツダ3ファストバックと比べると周囲が見やすくなっています。

居住性が快適なこともスバル車のメリットの一つといえます。主に後席で差がついていると言えるのです。インプレッサスポーツに日本人の平均身長である171cmくらいのオトナ4人が乗車した場合、後席に乗る乗員の膝先空間は握りコブシふたつ半ほどを確保しています。マツダ3とカローラスポーツは一つ半ほどになります。

フォレスターの居住性もインプレッサと同等で、最低地上高を220mmに設定したSUVとしては床が低くなっています。乗降性もよく、視界も優れた部類に入ります。インプレッサスポーツとフォレスターは穏やかな操舵感、良好な視界、後席の快適な居住性などが相まって、独特のリラックス感覚を生み出しています。視界の優れたボディによって外観の見栄えは地味ですが、混雑した街中や駐車場でも運転がしやすい仕様です。車両の周囲に潜む危険性も早期に発見できて安全性も高くなっています。

そしてのこのような普遍的な価値を備えたスバル車は、長く使ってもあきにくいです。1台の車を長く使えば、環境に優しく、ユーザーの出費も抑えることができます。このような筋の通ったメーカーの主張が、運転感覚を通じて実感できることもスバル車の特徴と言えるでしょう。

BRZはスポーツカーなので後席は狭くなりますが、背もたれを倒せば、4本のタイヤと工具などが収まります。モータースポーツを楽しむことも考えて、積載性を工夫しています。スポーツカーでも走りだけに特化せず、実用性を持たせることもスバルらしいと言えるでしょう。

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