ネット上で新型ハリアーが6月に登場する!というものが噂になっています。SUVのパイオニアともいうべきハリアーの次期型が登場するというのはユーザーからすると待ちに待ったといえるのかもしれません。RAV4登場で大きく揺らいでいたその立ち位置がついに明確になります。
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◆新型ハリアー 6月17日にデビュー

ハリアーの次期型登場がついに決定したといいます。その登場時期は6月17日ということで、現在のユーザーからすると「やっとか!?」という思いではないでしょうか?今までトヨペット店が専売で販売をしていたのですが、2020年5月から全店舗で全ブランドを販売することになるため、そのタイミングで大きく販売を伸ばしそうです。
元祖SUVとも言えるハリアー、現在のSUVの流行の中でのフルモデルチェンジをするということですので、非常に楽しみなモデルといえますね。次期型はキープコンセプトとなり、エクステリアについては新しくなるということが伝えられています。全体的にクオリティのアップをするということで、走行性能や安全装備の充実が図られます。トヨタといえばフルモデルチェンジする際にはTNGAのプラットフォームを必ず採用することにも注目が集まっています。
高級サルーンみたく、非常にいい乗り心地と快適性を誇るハリアー。1997年に初代モデルが登場し、2013年に現行モデルとなる3代目が登場しました。グローバルで人気が高まっているSUVですが、ハリアーがもつ高級感が高級SUVを広めたともいえるほどその影響力は大きいものがありました。
2019年4月に登場した復活のRAV4ですが、2019年4月のデビュー時には3000台ほどでしたが、5月には6800台、6月には7800台、7月には8600台と順調に販売が続いています。2019年の年間販売台数は約54000台にも上り、その人気ぶりは衰えを知らないほどです。ハリアーについては現在月に3000台ほどと高調とは言えずとも、安定した販売台数を誇ります。2013年に3代目へと改良されたハリアーですが、途中には特別仕様車が登場するなどなんとかつないできた感があります。
◆新型ハリアーは大きくなる!?

次期新型ハリアーは少しボディが大きくなるといわれています。ボディサイズは全長が4740mm、全幅が1855mm、全高が1660mmであり、現行型のサイズは全長4725mm、全幅1835mm、全高1690mmと全長、全幅ともに大きくなる変わりに、高さが3センチほど低くなります。今はやりのクーペ風にチェンジするということでしょうか?ホイールベースについて2690mmと3センチ延長され走行安定性がかなり向上するように改良されるようです。さらに悪路走破性にも期待できる最低地上高ですが、195mmで200mmのRAV4に匹敵する性能を持つようになります。
パワートレインについては2リッターNAガソリン、2.5リッターハイブリッドの設定で2wd、4wdが組み合わせられます。従来型に設定されていました2リッターターボが廃止され、2.5リッターハイブリッドには4wd、2wdと幅広く設定されることになります。基本的に大きく数値性能は変わらないということですが、プラットフォームが新しく採用されることになるために、足回りやボディ剛性の向上、軽量化が図られることになりポテンシャルも大幅にアップすることが予想されます。
パワートレインのラインナップを見てみると、新型RAV4と同じような設定です。2リッターガソリン車にはアドベンチャー、Zパッケージ、G、Xのグレードが設定され、2.5リッターハイブリッドにはハイブリッドG、ハイブリッドXが設定されています。新型RAV4が登場したときの開発コンセプトは「Robust Accurate Vehicle With 4 Wheel Drive」と銘打ちSUVらしい力強さと、使用性へのきめ細やかな配慮を兼ねた4wdということで登場しました。初代のRAV4への原点回帰を最新のテクノロジーで磨き上げたという新型の本質を目指したといえるでしょう。
新型RAV4のメカニズム面での最大のハイライトとしては新プラットフォームの採用とトヨタの新4WDシステムである、ダイナミックトルクベクタリングAWDと改良された新型E-Fourが導入されたことにあります。
今回の新型ハリアーには従来のグレード構成ではなくなる可能性があるということが伝えられています。エレガンス、プレミアム、プログレスという名称ではなく、上からZ、G、Sというアルファベットが用いられるようです。もちろん、安全対策も万全で、トヨタセーフティセンスやそのほかの装備については、高級セダンであるクラウンや、アルファード、ヴェルファイアなどに搭載されるシステムが装備されます。
今回の新型ハリアーに新しく搭載されるものとしてはデジタルインナーミラーでドライブレコーダーが前後方向に組み込まれるということが、他のモデルにはない最新装備となります。
RAV4とは大きくキャラクターを差別化させる方向で、全体的なクオリティのアップと安全性能、新型プラットフォームの採用となるために、価格設定もRAV4とは一線を画すものになるようです。金額としては320万円から520万円ほどの設定になるということで、RAV4とは最大で150万円ほどの価格差になるとも言われています。
以前からいわれていたRAV4は4wdのオフロード性能タイプ、新型ハリアーは都会的な2wdを中心としたクーペSUVというコンセプトわけがなされるようで、同じパワートレインをもつモデルでもはっきりとコンセプトの違いが明確になることに注目があつまります。