新型フィット 試乗はもうした!?まだであれば早く乗ってみよう!完成度の高さに驚きますよ。

新型フィットの開放感は乗ってみて初めて分かるのではないでしょうか?登場前から乗り心地については文句なしといえるくらいの評判であったフィットですが、実際に乗って試乗してみた経験からフィットの良さを話していきたいと思います。

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◆乗り心地はやっぱりよかった

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新型フィットは3月20日時点ですでに3万台を突破するなど、ヤリスともに今話題のモデルであることは周知のとおりだと思います。乗ってみてわかったことですが、フロントガラスから見渡せる景色の広さがあまりに広く、開放感がたまらなくよいと感じるのです。

これはAピラーという衝突安全性を司るフロントガラスのすぐそばにある柱をほぼ限界まで細くしたことが影響しているといいますよね。このAピラーは衝突安全性を考える上では年々太くなっているのが現状です。このAピラーのおかげで、斜め前方の視界は見づらくなっているというのが本当のところです。ヴェゼルに乗っているので実際のところ比べてみると視認性が大きく違います。ドライバー席の位置にもよるのでしょうけれども、ヴェゼルは右斜め前がよく見えません。しかし、新型フィットはAピラーとAダッシュピラーの設定によって、三角窓ができていることから、見やすくなっているのです。先代のフィットはこのAピラーは116㎜だったのが、新型フィットでは55㎜と半分も細くなっています。これって衝突時の強度や安全性は大丈夫なの!?と思ってしまう人はいるでしょうけれども、その点は心配いりません。そのためにAダッシュピラーが存在しているんです。このAダッシュピラーを太くすることで、安全面ではしっかりとユーザーの要求を満たしてくれることでしょう。

新型フィットのドライバー席に座ってみると、インパネ周辺やディスプレイ周りはすっきりとした印象を受けます。水平基調となるように作られているインパネについても、ハンドルも2本スポークとなっていますが、液晶メーターの見易さもしっかりと設計されています。今回のフィットは心地よさを中心に開発、改良されているということですが、本当にその通りなのだと実感できました。

マルチインフォテイメントディスプレイについてもシンプルで見やすく、ハンドルから操作をしますが、初めは戸惑いがあるものの、簡単な操作でちゃんと設定ができます。

ずいぶんのシンプルに作ったものだと思いますが、これが新型フィットの特徴といえるのではないでしょうか?一般的に新型車を開発する場合は、先代モデルよりも燃費性能をよく、とかちょっとでも広くとか、馬力ももうちょっとアップさせよう、とか考えてしまうもの、らしですが、今回の新型フィットについては数値的な改良ではなく、いかに心地よくユーザーが使ってもらえるのかということを徹底しているということなんです。

正直、燃費性能であればヤリスのほうが圧倒的に改良されているのは事実です。しかし受注台数を見る限り、ヤリスとは7000から10000台の受注さがあるにせよ、当初掲げていた3万台という受注台数を超えているということを考えると、ユーザーの要求が満たされるモデルとして登場できたということではないでしょうか?

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シート一つとってみてもそうなんだろうと思います。車を運転する上で、シートは必ず必要となるものでしかも長時間にも及ぶものになります。ドライバーからすると、このシートもっとよくならないかと心のどこかで思ってしまうのですが、実際に座ってみると本当にやわらかく、座り心地がいいんです。3時間ほど座り続けましたが、これならば長時間座ってもお尻が痛くなることもないですし、大丈夫だと思えました。

フロントシートの構造にポイントがあり、新開発のシートフレームを採用しており、体を支える方法を従来のSバネ方式から、樹脂のマットで骨盤から頸椎まで支えてくれる面支持構造に変更しています。いずれは上級セダンにも搭載されるということもあり、先んじて新型フィットに搭載されました。コンパクトカーってこんなに座り心地がよかったものだろうかと思えるほど、印象が変わっています。

ハイブリッドシステムも変わっています。新型フィットのハイブリッドシステムは2モーターとあり燃費がいいのはもちろんですが、加速や初動が結構力強く滑らかなんです。高速域でもスムーズに加速してくれますし。踏み込むと100㎞なんかは難なくでてくれます。新型の動力源となるのはモーターで、エンジンはモーターへ送る電気を生み出す発電機に徹しています。そのために加速フィールは電気自動車と同じ感覚で、朝早く出発するときや閑静な住宅街でも気にすることなく、走行することができます。

総じて先代モデルよりは室内は大きな変化はなさそうですが、新型ハイブリッドシステムの搭載、乗り心地が上級セダン並みとこのサイズのコンパクトカーでは敵なしといえるくらいの完成度ではないでしょうか?

試乗がまだという方はぜひ一度乗ってみてもらいたいというのが本音です。完成度の高さにびっくりしますよ。

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