マーチ 日産 モデルチェンジはただ安全装備を法規制に合わせてきたものだったw

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日産が2020年6月からキックスをはじめ、7月にはアリアが発表されるなど、18か月の期間中に12の新しいモデルを登場させるといいます。ですが、2020年3月期の連結決算で6712億円の最終赤城となり、販売低下も理由として挙げられています。今後はノートやエクストレイル、フェアレディZの登場も予想されますが、ほとんどといっていいほど改良されていないエルグランドなどはどうなるのでしょうか?

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◆日産の新型車計画

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2018年11月に、ゴーン氏が逮捕されるなど、日産に対する国内市場の見方はかなり変わっていると思います。特にこのゴーン氏の在籍中、新車が大幅に減っていたのは周知のとおりだと思われます。1年に1、2車種登場すればいいほうではなかったでしょうか?

実は2018年から日産からの新型車は1車種も販売されていないのです。今の日産は世界の市場を公平に見ており、新型車は投入は、市場の規模や将来性に応じて隔たりなく、日本も特別扱いしていないといいます。

要は日本が規模の小さい市場だということで、新型車の投入は消極的とことでしょうか。その結果、国内販売は急速に落ち、過去の売れ行きを考えてみると、2005年に国内販売では86万台を販売していたのですが、2019年には56万台という結果に。日産の国内販売台数は14年間で大幅に下落したのです。その下がり幅は約66%。

これに伴いメーカー別の国内販売ランキングの順位も低下しています。2007年ごろまではトヨタに次ぐ2位だったのですが、今はホンダ、スズキ、ダイハツに抜かれて今や5位ということになっています。商品力が低下すると、売れ行きも下がってしまうのですが、日産はこれを理解できていなかったのかもしれません。

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◆日産マーチはどうなるのか?

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デビューしてから10年かかってやっと衝突被害軽減ブレーキをはじめとする最新の安全装備が設定されたマーチ。価格は128万9200円から170万2800円に。マーチは2020年7月16日に改良を実施しました。以前は設定されていなかった衝突被害軽減ブレーキやペダルの踏み間違いなどに基づく誤発進抑制機能を新たに採用して全車に標準装備しています。これは法規制に対応するためでもあり、法律にのっとった搭載といえるでしょう。

衝突被害軽減ブレーキは、軽自動車やコンパクトカーに普及した2017年までに装着しておく必要があったのですが、対応が3年ほど遅くなっています。

現行マーチは初代から3代目に比べて質感が下がったり、安全装備の不足も加わって売れ行きも落ち込みました。今では1か月の登録台数は600台前後と不振続き。ノートは1か月に8000台や多い時には1000台を超える登録台数を誇っていました。

安全装備の充実でマーチの売れ行きが大幅に伸びることはないでしょう。改良の規模は小さくとはいえませんが、コストも増加していることで、今後も特別仕様車などを加えていくことで、2、3年は生きながらえることになりそうです。

ちなみに、マーチはタイ製の輸入車で、海外を中心に売られるために、日本国内で不人気でも生産は続けやすくなっています。

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◆日産はユーザー目線で車を作っているのか?

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日産はユーザー目線で車を作っているのだろうかといわれると、ユーザーからは「決してそうではない」という人が多いのかもしれません。日産は業績復活のために車種を刷新していきますが、できる限り投資を抑えたいと考えています。

2023年までに、現在の車種69を55以下まで減らす方針で、この状況で全高が1550mM以下のコンパクトカーを2車種用意するのにはしんどいみたいです。

今求められているモデルは、シエンタやフリードなどのコンパクトミニバンと呼ばれるモデルで、日産はかつてキューブキュービックを生産しており、さらに後継車も計画していたのですが、リーマンショックの影響で実現しませんでした。

今後はノートをベースにした3列シートミニバンが登場する可能性が高いと言われています。これに荷室の広い2列シート仕様も用意すれば、SUVのキックスと合わせてコンパクトな車種のラインナップは揃ってきます。

この流れについてはホンダのコンパクト車種を比較してみると、ホンダもコンパクトカーのフィットやミニバンのフリード、SUVのヴェゼルを揃えてきています。トヨタでもヤリス、GRヤリス、ヤリスクロスとシリーズでコンパクトカーの車種のラインナップを揃えてきているのです。

日産も最終的には、ノートから派生するノートをベースとしたミニバン、SUVという商品構成になりそうですね。

◆日産のお荷物!?エルグランド

エルグランドについてはどうなのか!?ということですが、現在お荷物ともいうべきモデルのエルグランド。アルファードが月に5000台以上売る中で、エルグランドは500台少々と10%にも満たない状況です。

人気がない理由としてはミニバンとしての機能があまりにもなさすぎるから、といいます。特に3列目のひざ前は大きく持ち上がる姿勢になり、とても座れたものではありません。

グランエースを除くと、3列目が2列目に比べて窮屈なのは当然でしょうけれども、エルグランドはLサイズミニバンとして3列目の快適性がかなり損なわれています。

しかも3列目のたたみ方も、背もたれを前側に倒す方式なので、左右の跳ね上げ式や床下格納式に比べて荷室の床が高く、リアゲートの開口部の上下寸法をセレナと比べても、エルグランドは200mm以上も下回るのです。

その点ではセレナの荷室は実用的で、3列目シートは、ミドルサイズでありながら、エルグランドと同等かそれ以上に快適です。売れ行きも順調で、5000から8000台ほどの登録があるため、エルグランドは必要なし、といわれても否定できない状況にあります。

日産のミニバンはセレナだけで十分なのです。

現行のエルグランドは、北米ではクエストという車名で販売されていましたが、今は終了しています。日産が車種数を減らすために、エルグランドは廃止される可能性もあります。ですが、現行エルグランドが失敗したのは、商品力が低いためで、全高は1815mmでアルファードよりも100mm以上低く、3列目と荷室が狭く、外観の存在感も乏しくなってきています。

ハイブリッドの搭載もなく、燃費に不満が生じて購入時の税額は高く、売れない理由がかなり多いため、見方によっては、日産にとってLサイズミニバンというカテゴリーの魅力が乏しすぎると思われます。

ではエルグランドはどうなるのかというと、実際まだなんの動きはありません。今後、セレナのノウハウを生かして実用性を高め、内外装を上質に仕上げて、e-POWERの技術を投入すれば、アルファードのように好調に売れるLサイズミニバンを開発することは不可能ではないでしょう。

しかも、今はクラウンのような上級セダンからアルファードに乗り換えるユーザーが増えています。トヨタの販売店からは、政治家や企業のトップなどが社用車や送迎用でアルファードを使う様子もみられイメージがよくなっているということもいわれています。

今のところ、Lサイズミニバンで成功しているのはアルファードやヴェルファイアのみですが、人気が高く伸び悩む上級セダンの後継に考える人もいたりします。価格が高いので、e-POWERなどのコストの高い機能も搭載しやすく、開発するメリットはあるでしょう。

うまく、フルモデルチェンジしていけば、Lサイズミニバンからコンパクトミニバンをe-POWERでそろえて訴求していけば、国内販売復活のきっかけにもなりえるでしょう。

その反面、マーチは需要をノートのベーシックグレードで補うことは可能ですが、エルグランドと同様にかつての人気車としての知名度はまだ健在しているようです。

ノートよりもさらに小さな最少サイズのコンパクトカーという価値を与えて、上質に造りこんで先進安全装備も充実させれば、高齢のドライバー時代のニーズに合いそうですね。

2019年の国内販売で売られたデイズ、ルークス、ノート、セレナの販売台数は日産の国内販売合計の70%近くを占めています。

国内でニーズの高い日産車が大幅に減ったので認知度の高いマーチとエルグランドもフルモデルチェンジを行い主力車種に成長させていけばどうでしょうか!?車種の削減とはいいますが、企業目線のラインナップになっていないでしょうか!?

ユーザーにとって選ぶ自由が奪われてしまうと不満にもつながり、メーカー不振になってしまうこともあります。もちろん、日産は赤字から脱却しなければならない理由もありますし、車種を絞る必要も十分に理解できますが
長期的には再び充実させてほしいと思います。

◆日産に対するユーザーの見方は!?

エルグランドについてはぜひともフルモデルチェンジしてもらいたいという声が多いようです。Lサイズミニバンの市場は確実にあるので、日産がセレナみたいにしっかりとしたLサイズミニバンを作れば売れるのではないでしょうか?

好き嫌いや良し悪しは別として、トヨタはブランドやマーケティングがしっかりとされており、車づくりも市場もよく理解しているのでブレが少なく大きく外すこともないのでしょう。それに比べて日産は一貫性がなく何を売りたいのか、何を目標としているのかが見えないところがあります。車名の変更もそうですが、ブランド力はトヨタと比べても軽視しているところがあり、車自体も目先の数字や机上の空論で戦略を立てているのではないかと思うくらいです。

いわば、日産は現在のエルグランドを象徴しているのではないでしょうか?初代でモデルの基礎ができていたのに2代目でFRだけが残って外観はコンサバになり、3代目ではFRを捨ててFFになったにも関わらず意味不明に居住性が悪くなったり。日産はしっかりとコストをかけてアルファード、ヴェルファイアみたいな高額ミニバンではなくしっかりとした高級ミニバンを作ってほしいです。

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