ヤリスクロス プロトタイプ登場でわかってきた性能。カテゴリーを超えたハイスペックモデルへ。

2020年秋に登場するヤリスクロスですが、プロトタイプモデルが登場してきています。ベースのヤリスよりも全長が240mm、70mm幅広く、45-60mm高くなっています。14から16インチタイヤを装着するヤリスに対して、ヤリスクロスは16インチ、もしくは18インチを装着する分、背が高くなっています。

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◆ライバルとボディを比較してみると

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最新のモデルでいうと、日産のキックスから比較してみると、110mm短く、5mm幅広く、50mm低い設定です。さらにこのカテゴリーでヒットしているヴェゼルと比較すると、115mm短く、5mm幅が狭く、45mm低くなっています。ヤリスクロスはキックスやヴェゼルと比べると、やや短い、そして背が低いといえそうです。

デザイン面でもヤリスとファミリーであることは疑いようもなく、リアのデザインについては、ベースモデルのヤリス同様、左右をガーニッシュでつなげたリアコンビランプがリアウインドウ下端から少し突き出るように配置されています。それはヘッドランプから水平に伸びたショルダーラインと同じ高さにあります。これは高い位置に水平のラインを引くことでSUVの背の高さ、力強さを演出したということです。

一方でフロントマスクは、リヤと違い、グリルを上下に隔てるようにボディ同色のバンパーが配置されています。ヤリスはその部分がブラックアウトされており、ひとつ大きなグリルのように見せていますが、ヤリスクロスはバンパー両再度にエアインテーク風のモチーフがデザインされており、中にデイタイム・ランニング・ランプが仕込まれています。

ユニークな形状の前後フェンダーアーチを含めて、クセが強いといわれており、好みがはっきりと分かれる寸前のデザインでもあり、人気が分かれることになりそうです。

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◆ヤリスクロスのハイブリッドのデキが!?

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トヨタがダイナミックフォースエンジンと呼ぶ1.5リッター直3の自然吸気エンジン+CVTの組み合わせと、そのエンジンにおなじみのハイブリッドシステムを組み合わせた2種類のパワートレインが設定されており、それぞれにFFや4wdが採用されています。スペックはまだ明らかではありませんが、いずれもヤリスに採用されたパワートレインでもあり、実際に乗ってみればヤリスに近い印象を受けるに違いありません。

ハイブリッドはヤリス同様にそれ以前のシステムよりも電力供給の能力が明らかに向上しており、エンジン自体の効率も高くなっています。静粛性も高く、振動も抑えられており、何よりも力強さを感じます。発進を含む実用域でアクセル操作に対してはレスポンスがよく、ストレスがないもので、すぐにでも速度は意のままに操れそうな感じでしょうか。

電力供給能力が向上し、前世代のハイブリッドよりもエンジン始動の頻度が減ったような感じも受けますが、それよりもエンジンがかかった際の振動が減っており、洗練度が向上したことのほうがありがたいと思うでしょう。

ハイブリッドはFWDと4wdを比較すると、軽快感でFWDのほうが少し上回る気がしますが、必要に応じて4wdを選ぶことを躊躇するほど差はないものです。

ガソリンモデルは、ハイブリッドと同じペースで走らせようとすると高いエンジン回転域を使うことにより、3気筒特有の軽い音質のエンジン音が目立ちます。発進時を中心にハイブリッドほど余裕はありませんが、コンパクトSUVとして絶対的にPOWERが不足しているわけでもありません。

ですが、ガソリンモデルを購入するとしたら、一度ハイブリッドモデルにも試乗することをおすすめします。一度乗ってみるとその洗練度の違いがわかるはず。

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◆ヤリスクロスのラゲッジルーム

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ヤリスクロスはGA-Bプラットフォームを採用することで、骨格結合部分の構造を最適化しており、高い剛性を実現したほかに、サスペンションのフリクションを大幅に低減してしなやかな乗り心地を実現しています。乗り心地については、もっと路面のよくないところを含む一般道での確認も必要でしょうが、基本性能がしっかりとしているので、期待通りの結果になりそうです。

ヤリスクロスはユーティリティ性の向上にも力を入れており、通常であればこのカテゴリーの車はリアシートが6:4の分割機構になっていることが多いのですが、ヤリスクロスについては4:2:4の3分割となります。真ん中の2の部分のみを前へ倒せば、後席に2人乗っていながらでも長尺物も積載することが可能です。分割をもっと複雑にすれば、部品も増えてコストもかかる、強度確保にもコストがかさむ、ということになります。ですが、そこをあえてやってきたのがヤリスクロスで、ラゲッジスペースは390Lという容量を確保しました。

フロアが二重底になっており、高床状態にすれば床面を開口部の高さにそろえて、荷物積みおろしが簡単になり、低床状態にすれば、容量が増えてきます。高さを決めるデッキボードは左右6:4分割タイプを選択することもできるので、シートを部分的に倒したり床の高さを左右で変えたりすることで、荷物の量や形状に応じてアレンジすることができます。

このクラスの車としては珍しく、リアシートを倒さずにゴルフバッグを横積みできることがありがたいです。上級グレードのリアハッチは電動式で、開閉に時間がかかりイライラする電動ハッチも少なくありませんが、この車はモーターを増やし、従来の2倍の開閉スピードを実現しています。

◆ヤリスクロスの安全性能

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シートのフェイクレザー部分のハリが弱く、質感を落としている感じもあったり、Zグレードについては、どのボディカラーについてはこの内装が組み合わせることができたり・・・。モノトーンやツートーンにせよ、どの世代からも人気がでそうな魅力的なボディカラーが多いという感じもします。どのボディカラーならこの内装と似合うのか、なんてことを考えながら選んでみるのもいいでしょう

昼夜歩行者検知機能、昼間自転車運転者検知機能がついた衝突被害軽減ブレーキや車線中央維持支援機能をはじめとした、ヤリスで大幅に充実した先進安全装備がヤリスクロスにもしっかりと搭載されます。

ヤリスでは速度が低下するとキャンセルされるタイプであったため、多くの人をがっかりさせたアダプティブクルーズコントロールが、全車速対応になっているのはうれしい話です。ベースのヤリスについても、いずれそのようになるでしょう。

ヤリスクロスはコンパクトSUVとしては後発組となります。それを活かして動力性能や使い勝手、安全装備の内容など、苦手な項目をなくした車になっています。ヤリスは実用燃費のよさで市場を驚かせていますが、ヤリスクロスにもそれに準じた性能が備わっていると考えるべきでしょう。

◆ユーザーの反応は!?

ベースがヤリスだけに内装が安っぽいということもあり、上級グレードで乗りだし300万円以下に収めてもらいたいところがあります。ですが、ヤリスがベースになっているということで、走りの性能についてはずいぶんと期待できるところもあるのではないでしょうか?

特にエンジンについては、同じものを使ってくれるということですので、そのあたりも多数のユーザーの反応を見てみたいです。

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