9月上旬に登場するヤリスクロス。トヨタからも専用サイトが登場し、盛り上がってきています。本来であれば3月のジュネーブショーでお披露目される予定だったのですが、新型コロナウイルスの影響によりジュネーブショーが中止となり、発表は4月に変更となりました。その時点では日本登場は2020年の秋、欧州では2021年の半ばの発売を予定していますとアナウンスされています。
こちらの記事に書かれている内容は・・・
◆ヤリスクロスの走るこだわり
ヤリスクロスは、ヤリスブランドで築いてきた「走る楽しさへのこだわり」や「クラスを超えた質感」を受け継ぎつつ、都市型のコンパクトSUVを再定義することを目指して開発されたモデルです。ベースモデルのヤリスと同様に、コンパクトカー向けのTNGAプラットフォームと一新したハイブリッドシステムを採用するとともに、取り回しのいいボディサイズと共住性や荷室空間といったSUVらしいユーティリティ性能を両立させています。
ヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用しており、車名も同じヤリスを使っていますが、外装で共通するのはセンサー類くらいで、そのほかは専用のものを使っているというくらい力が入っているモデルです。
TNGAの採用によって、すべての人に走る楽しさと所有する喜びを提供したいという想いで開発されたヤリスクロス、その特徴は洗練されたデザインと走りの楽しさと圧倒的な低燃費の両立、驚愕のユーティリティ、安心・安全先進装備があげられています。
◆ヤリスクロスの外観デザイン
ヤリスクロスの外観デザインはSUVならではの頑強さを表現したのが特徴といえます。気楽さ、機動性、利便性に特化しており、活動的でなおかつ無駄のない都市型ミニマルクロスを目指したといいます。具体的にはSUVならではの頑強さと俊敏さを同時に表現するために、ダイヤモンド形状のボディにフェンダーの塊を組み合わせるという立体構成になっています。
ボディサイズではフロントからリアまで高い位置にして一気に通り抜ける水平基調のキャラクターデザインを採用しており、SUVならではの頑強な骨格や姿勢を形成し、フロント周りではロアバンパーやフェンダーからなる立体構成とバンパー両端のC字型グラフィックですっきりとした都会型のイメージを表現したということです。
また、リア周りではスクエアなデザインにワイドなバックドアの開口部によって高い機能性を表現するとともに、大きく張り出したリアフェンダー、フロント同様のC字型グラフィックで構成されています。
ヤリスクロスのボディサイズは4180mm、全幅1765mm、全高1560mmホイールベースは2560mmでライズよりも若干大きく、C-HRよりも若干小さいサイズとなっています。
◆ヤリスクロスの走行性能
ヤリスクロスの走行性能は「軽快なハンドリングと上質な乗り心地」、「SUV世界トップレベルの低燃費」、「力強い4wd性能」の3点にこだわっています。
車体まわりでは、軽量・高剛性ボディ、シャシーを採用するとともに骨格結合構成の最適化を実施。さらにサスペンション取り付け部の高剛性化を図っています。ステアリングまわりの高剛性化とサスペンションとの直結感の向上、また電動パワーステアリングのモーター出力向上によってキビキビとしたハンドリング性能を実現しました。
それに加えてサスペンション取り付け角の改善などでサスペンション摩擦の大幅な低減も図っており、しなやかで上質な乗り心地を追及しています。
パワートレインは直列3気筒1.5リッターのダイナミックフォースエンジンを搭載するガソリンモデルと、直列3気筒1.5リッターダイナミックフォースエンジンにリダクション機構付のTHSⅡを組み合わせるハイブリッドモデルを展開し、それぞれに2WD、4WDをラインナップします。
中でもハイブリッドモデルはヤリスと同様にシステム/モーター/バッテリー出力の向上を実施し、リニアから加速性能を実現しています。車両の軽量化と相まって、市街地から高速道路、ワインディングまで気持ちよく走れます。
◆ヤリスクロスのラゲッジルーム
一方で、ヤリスクロスのラゲッジスペースの使い勝手にもこだわっているのが、ヤリスクロスの特徴として挙げられています。今回トヨタのコンパクトSUVとしては初めて4:2:4の分割可倒式リアシートを採用し、リアシートの中央部を倒すことで長尺物を搭載しても大人4人の乗車を可能にしています。
ラゲッジスペースの寸法は820mm、1400mm、850mm、ラゲッジ容量は390L、トヨタのコンパクトSUVとして初めて「6:4分割アジャスタブルデッキボード」を採用し、積載する荷物の高さに応じて荷室床面の高さを2段階で調整できるようにしました。
これにより、9.5インチのゴルフバッグを2個、また110Lのスーツケース2個を積載することが可能になっています。さらに従来のトヨタ車と比べると、2倍の速度を実現している新開発のハンズフリーパワーバックドアを採用しており、スマートキーを携帯していれば、リアバンパーの下に足を出し入れするだけでバックドアが自動開閉する仕様になっています。
◆ヤリスクロスの安全性能
ヤリスクロスの安全性能は、ぶつからないサポートする「プリクラッシュセーフティ」の内容が歩行者昼夜・自転車運転車検知機能付き衝突回避タイプ、ミリ波レーダー+単眼カメラを採用、車線中央のトレースをサポートする「レーントレーシングアシスト」、全車追従機能付きの「レーダークルーズコントロール」、夜間の見易さをサポートする「アダプティブハイビームシステム」さらにはオートマチックハイビーム、最高速度やはみ出し通行禁止、車両進入禁止、一時停止の道路標識をメーター内に表示するロードサインアシスト、先行車発進告知機能などをセットに最新の予防安全システムであるトヨタセーフティセンスが標準装備されています。
プリクラッシュセーフティについて、交差点右折時に直進してくる対向車や、交差点右左折時に対抗後方から横断してくる歩行者も検知可能とするなど、事故発生率が高い交差点内での衝突回避または被害軽減サポートをしてくれます。
パーキングブレーキについては、ヤリスは手引き式だったのですが、ヤリスクロスでは電動式パーキングブレーキに変更され、レーダークルーズコントロールは全車速追従機能付きとなったのもポイントです。
さらには、横風の影響を受けて車両が流されていることを検知すると、片側の車輪だけにブレーキをかけて横流れを軽減してくれる「横風対応制御付S-VSC(ビークル・スタビリティ・コントロール)」をトヨタとして初めて採用しました。背の高いSUVに特に有効な機能となっており、時速80㎞以上で走行する際に機能します。
このほかにも、ヤリスに採用された高度駐車支援システムであるアドバンストパークをトヨタのSUVとしては初搭載、ステアリングに加えて、ブレーキも制御し、並列駐車や縦列駐車を自動で行ってくれます。この機能では、事前に駐車位置を登録することで、区画線のない駐車場や隣接車両がない環境下での駐車操作もアシスト可能になっています。
◆ヤリスクロスのボディカラー
ヤリスクロスのボディカラーは全部で15色設定されます。
・モノトーン
ダークブルーマイカメタリック

センシュアルレッドマイカ(メーカーオプション)

グレイッシュブルー

ホワイトパールクリスタルシャイン(メーカーオプション)

ベージュ

シルバーメタリック

ブラックマイカ

・2トーン
ブラックマイカxブラスゴールドメタリック

ブラックマイカxグレイッシュブルー

ブラックマイカxセンシュアルレッドマイカ

ブラックマイカxベージュ

ブラックマイカxホワイトパールクリスタルシャイン

ブラックマイカxシルバーメタリック

ブラスゴールドメタリックxブラックマイカ
