新車情報2021 ホンダシビックタイプRのターボを積んだアリエル・ノマドRが世界最強説。

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ホンダのシビックタイプRのターボが積まれた「アリエルノマドR」をご存じですか?これはアリエルモーターカンパニーが開発したモデルで、その最終モデルである「ノマドR」がイギリスで発表されました。限定で5台生産されるということですが、アリエルノマドとは一体どんなクルマなのでしょうか?

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◆新車情報2021 アリエルモーターカンパニー

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アリエル社とは1800年代後半に自転車の生産を開始し、それ以降2輪に加えて4輪にも参入した会社です。アリエル社のブランドは1970年代に姿を消すのですが、1991年にサイモン・ソーンダース氏がソロクレストを創業し、同社は2001年に車名をアリエル社に変更。アリエル社のブランドが復活したのです。

アリエル社は従業員、年間生産台数ともに非常に小さな自動車メーカーながら、パイプフレーム構造の小型フォーミュラカーをナンバー付きにしたようなアトムで2000年に4輪業界に再度参入してきました。アトムもケータハムセブンやダラーラ・ストラダーレと同じく、小さな自動車メーカーが自製するのは不可能に近いエンジンに、当初同時期のロータスエリーゼと同様のローバー製1.6リッターと1.8リッターの4気筒NAを搭載していました。

アトムは2003年以降のモデルではホンダの2リッターと2.4リッターの4気筒エンジンとなるK型を中心に搭載するようになり現在に至ります。

アリエル社は2014年にエースというツアラーのカテゴリーとなる大型バイクもリリースしており、こちらも2016年まで日本でも販売されたホンダのVFR1200Fの1.2リッター、V4エンジンを搭載しています。

ノマドというモデルですが、アリエル社にラインナップに加わったのは2015年のことで、アトムを「ナンバー付きのフォーミラカー」とするならば、ノマドは車体上部がロール構造になっており、ルーフや帆がないので雨風はしのげません。車高もたかく、オフロードコース走行用のバギーをナンバー付きにしたような存在といえます。

標準状態では全長3215mm、全幅1800mm、全高1425mm、車重が670kgでホンダの2.4リッターNA(最高出力235ps、最大トルク30.6kgm)+6速MTというパワートレインを搭載し、タイヤは15インチのオフロード用タイヤを履いた場合、0-100km加速は最高速で3.4秒という俊足の持ち主です。

・ノマドRにスーパーチャージャー搭載

ノマドの最終モデルとなるノマドRは、エンジンはシビックタイプRに搭載される2リッター直4のスーパーチャージャーを加えて、最高出力で335ps、最大トルクで39.8kgmにパワーアップし、トランスミッションは回転を合せるシンクロがない6速ドグミッションで、操作はハンドルの右奥に置かれるパドルで操作。

気になるパフォーマンスは0-100km加速は2.9秒、最高時速は194kmというものになります。

足回りは伸び側、縮み側を独立で減衰力を調整可能なビルシュタインのMDS単筒ダンパーに、専用開発となるアイバッハのスプリングとの組み合わせで、18インチとなるタイヤは横浜ゴムのハイエンドのスポーツタイヤであるA052を履く。このあたりを総合すると、ノマドRはナンバー付きでターマックラリーに使う究極のマシンという位置づけになります。

ノマドRは限定5台で、イギリスでの価格は付加価値税抜きで約875万円とパフォーマンスと楽しさに加えて、生産台数が限られたクルマと考えるとかなり激安なモデルと言えます。このようなクルマを見ると、この規模で商売が成り立つことにイギリスの自動車産業の奥深さを感じてしまうのです。

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◆新車情報2021 アリエルモーターカンパニー

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さらに詳しく話すと、アリエル社はイングランドのサマーセットに本社がある小規模の自動車メーカーです。1991年に設立されソロクレスト社として始まり、その後、2001年に現社名であるアリエルに変更した比較的新しい自動車メーカーといえます。現在はバイクを含め他3モデルを製造販売しています。アリエル社はイギリスでも小規模な自動車メーカーで、19名のシャインが年間最大100台を製造販売しています。

アリエル・アトムとは、アリエル社が開発した2人乗りのスポーツカーです。見た目は無垢だしのフォーミラカーのようですが、実際に公道で走らせることも可能になっています。アリエル・アトムは、アリエル・アトム2、アリエル・アトム3、アリエル・アトム3.5、アリエル・アトム3Sの5モデルまであり、現行のモデルはアリエル・アトム3.5となっています。初代アリエル・アトムはローバー製の1.8リッターエンジンを搭載し、1999年から製造販売が開始されています。

・アリエル・アトム2

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アリエル・アトム2は初代アリエル・アトムに比べて大幅な改良が行われています。エンジンがローバーの1.8リッターエンジンから、ホンダシビックにも搭載されているホンダ製の2リットルK20A型i-VTECエンジンに変更されています。

このエンジンから220psが生み出され、456kgという軽量のボディとの組み合わせから0-600マイルh加速は3.7秒というスーパーカー並みの速さを誇ります。最高速度は225km/hほどとなっています。またスーパーチャージドモデルも存在しとり、304ps、最高速度は249km/hまで高められ、0-60マイル/h加速はノーマルモデルを1秒短縮した2.8秒とハイパーカーなみのパフォーマンスを発揮します。

・アリエル・アトム3

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アリエル・アトム3には、アリエル・アトム2よりアップグレードされた、2.4リッターのホンダK25 VTECエンジンが搭載されて、245psの出力となりました。スーパーチャージドモデルには55psが追加となり300psの出力に達しています。アリエル・アトム3の重量は約612kgということで300psの出力で計算すると、パワーウエイトレシオが約2kg/hpにもなります。

・アリエル・アトム3.5

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アリエル・アトム3.5は以前のモデルに比べて改良がなされています。エンジンにおいては、全モデルと変わらずホンダi-VTECエンジンで、ホンダシビックタイプRのエンジンが搭載されています。スーパーチャージドモデルは若干のパワーが追加され315psが生み出されています。

・アリエル・アトム3.5R

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アリエル・アトム3.5Rはアリエル・アトム3.5の進化版と言えます。エンジンはアリエル・アトム3.5と同じ2.0リッター直列4気筒VTECを引き継ぎ、新たにインタークーラーとオイルクーラーを搭載します。最高出力が350psに引き上げられ、0-100加速は2.5秒というパフォーマンスを実現しました。

・アリエル・アトムV8

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アリエル・アトムV8はアリエル・アトム史上最速のマシンと言われています。スズキのハヤブサのエンジンを2機V型に繋ぎ合せて、出力は驚異的な500psを発揮します。また他のモデルの例に漏れず軽量なボディは505psでパワーウエイトレシオは1トンあたり909馬力を発揮。これはもはやF1マシン並みになっています。0-100km加速はわずかに2.3秒で、ブガッティ・ヴェイロンを凌ぐ加速性能です。最高速度は322ps。周囲を囲まれていないむき出しの状態で操ることになるために、かなりの恐怖感とスピードを体感することになるでしょう。

・アリエル・ノマド

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アリエル・ノマドは、2015年に初めてお披露目されたオフローダーです。非常にワイルドな見た目になっており、まさにオフローダーを楽しむために開発されたマシンであるということがわかります。エンジンはホンダ製の2.4リッター4気筒のi-VTECが搭載され、235psを発揮。車両重量は670kgで、0-100加速は3.4秒を誇ります。最高速度は約201km/hで、オフロードを難なく走り抜けるために、シートは完全防水加工されており、ダッシュボードにはプログラム可能なシフトライト付き液晶ディスプレイが装置されています。アトムと同様にノマドも1台1台が最後まで一人の職人の手によって作られ、年間100台の製造を予定しているといいます。

アリエル社の製造しているアトムとノマドですが、まさに普段の力をF1カーで走っているような体験をすることができるマシンといえます。まさに走る喜びを感じるために作られた車と言えるでしょう。

・アリエル・ノマドR

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ノマド最終モデルであるRですが、すべてのアリエル車と同様に、ノマドRはホンダエンジンを搭載します。2.4リッターのホンダK24型エンジンではなく、ノマドRではホンダK20Z3型、2.0リッター直列4気筒エンジン、アリエル独自のイートンタイプのツインスーパーチャージャーを追加しました。これにより最高出が335ps/7600rpm、最大トルク33.6kgm/5500rpmを発揮します。

このスペックは標準版のノマドに対しては出力で100ps、トルクでは3kgmの増加となります。トランスミッションはSadev製6速シーケンシャルで、パドルシフトでの操作となります。動力性能については0-96km加速が2.9秒、最高速で195km/hを発揮します。

足回りには特別に開発されたビルシュタイン製のMDS2ウェイ調整式モノチューブダンパーを装備しています。コンプレッションとリバウンドの個別調整が可能ということです。専用開発されたアイバッハ製スプリングが組み合わされ、軽量の18インチマルチスポークアルミホイールには、オコハマA052タイヤを装着します。ブレーキは、アルコン製の4ピストンキャリパーと2ピースのベンチレーテッドディスクが組み合わされています。

サイドにドアがないかなりスパルタンな仕様な室内は、フルハーネスシートベルト付きの軽量バケットシートが装備されます。この軽量バケットシートは、人間工学に基づいて設計された新デザインです。

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