新車情報2021 トヨタ GRヤリスのグレードは4つ設定されている!買いはRCのグレードか!?

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9月4日に登場したGRヤリス。オンラインイベントも開催され注目度の高さがうかがわれましたが、2020年の東京オートサロンで発表になってから、沈黙を破り、ついに登場ということになります。その東京オートサロンではフェーストエディションの発表とともに予約が開始されていました。現代では大変珍しいコンペティションマシンということもあり、GRヤリスについては存在そのものが大変重要であると認識されています。

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◆新車情報2021 トヨタ GRヤリス発表

GRヤリスのコンセプトはWRCを始めたとしたモータースポーツでの高い戦闘力をえるために、市販車から競技車を作るのではなく、競技車両に必要な要素をあらかじめ市販車に盛り込むという、今までにない発想のもと開発されています。

そのために、5つの主なポイントがあります。

1.リアスポイラーに当たる空気を増やすための車両後方にいくにしたがって下るルーフラインや軽量化、ボディ剛性向上のために3ドアを採用している。

2.ボンネット、左右ドア、バックドアの3つはアルミ製、ルーフはカーボン製である(1.6リッター、3気筒ターボ+4WD搭載車の車重は1250から1280㎏)

3.車両前半はヤリスと同じTNGA-Bプラットフォームを採用、車両後方はヤリスより一つ上のクラスであるTNGA-Cと前後で異なるプラットフォームを採用している。

4.4WDとなるRZ系とモータースポーツ参戦ベースのRCのパワートレインは新開発の1.6リッター、3気筒ターボ+6速MTを組み合わせている(272ps/37.7kgm)

5.ノーマル車の前後駆動力配分は60:40、スポーツは30:70、トラックは50:50と3つのモードを持つGR-FOURシステムを採用している。

一般的な車とはかなり性能や成り立ちが違うことがわかります。GRヤリスにはヤリスという車名がついていますが、コンパクトカーのヤリスとは全く別物です。ヘッドライトやテールランプといったエクステリアの一部とダッシュボードなどのインテリアの各部品が共通なだけの、完全に別の車なのです。

現存する車の中で最強のアスリート車といってもいいくらいでしょう。グラマラスなリアフェンダー回りが特徴で、異色のプラットフォームを持つ専用設計。

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◆新車情報2021 トヨタ GRヤリスの居住性は

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モータースポーツ参戦を念頭に置いたGRヤリスとはいえ、一般のユーザーはふつうに使うことがほとんどないだけに、一体どんなモデルなのか気になるところです。

前席については、オーバーフェンダー装着のため全幅は1805mmということもありますが、車両前の半分がTNGA-Bプラットフォームとなるために、幅広でも横方向は少しタイトな感じでしょうか。

運転席については着座位置はスポーツモデルとしては高い感もありますが、ペダル配置は良好といえるもので、スポーツ走行の際などにブレーキを掛けながらシフトダウンするためにアクセルを煽るヒール&トゥーもしやすくなっているはず。さらに各部の質感も価格的に高いというGRヤリスだけに高いものが感じられます。

リアシートは2人掛けになっており、ルーフラインが車両後方にいくにしたがって下るために頭上空間は狭くなっているのですが、それ以外はまずまずのスペースが確保されています。ラゲッジルームも同様な感じです。GRヤリスはリアシートを使う頻度が少ないユーザーであれば、これ一台で問題ないといえる実用性を兼ねているということができるでしょう。

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今回のGRヤリスには、4つのグレードと2つのパワートレインが搭載されています。

・RSグレード:265万円

「RSはGRヤリスの拡販モデルといえるもので、価格を含めてGRヤリスの雰囲気や基本性能を比較的気軽に味わうというコンセプトを持つグレードです。パワートレインはヤリスと同じ1.5リッター、3気筒NA+10速MTモードを持つパドルシフト付CVTが搭載されています。車体がGRヤリスということで、車重は1130㎏と軽いわけではなく、速さはそれほどではない代わりにGRヤリスの基本性能の高さを楽しむことができるでしょう。

・RCグレード:330万円

ライR-やジムカーナといった競技に参戦するユーザーに向けた、1.6リッター、3気筒ターボ+4WDを搭載するベース車両です。そためにディスプレイオーディオがなく、ブレーキはホイール径の小さいラリータイヤの装着を想定し小型化されており、ホイール自体もRC以外のGRヤリスが18インチのところ、RCは17インチとなっています。

それでもオプションとしてエアコンの装着ができたり、エアコン付ならオーディオがない以外は普段乗りもできる車となります。メーカーオプションでRZ系と同じブレーキと18インチホイール、インタークーラーの冷却スプレー、オフロード走行用トランスファーといったものが設定されるので、自分仕様に仕立てることができるモデルといえるでしょう。

・RZグレード:396万円

1.6リッター、3気筒ターボ+4WDの標準グレードで、GRヤリスのRZを購入したならば、自分でいろいろとカスタマイズしたいというユーザー向きのモデルです。

・RZ ハイパフォーマンスグレード:456万円

RZにBBS製鍛造ホイール+ミシュランパイロットスポーツ4S、トラクションを高める前後トルセンLSD、インタークーラーの冷却スプレーといった走りの装備や、豪華なPremiumスポーツシートなどが加わる最上級のグレードです。

1.6リッター、3気筒ターボ+4WDのGRヤリスを購入するユーザーの中で一番多いともいわれている一般的な街乗りで使うという人なら、このグレードが無難ともいわれています。

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◆新車情報2021 トヨタ GRヤリスが存在する理由

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GRヤリスはトヨタが国産市販車の中で最高のスポーツモデルを作ろうと考え開発されたモデルであるといわれています。トヨタが専用のボディとパワートレイン、さらに専用に近いプラットフォームを新たに開発したこと、生産時の精度向上のために手作りに近い方法で生産するということがその理由ではないでしょうか。

サーキットのラップタイムに代表される速さが日本で一番最強なのかということは別に、すでに目標に対するに非常にレベルの高い合格点はクリアしているといいます。今後は市販したことで出た課題もあるでしょうから、それを解決しながら魅力や実力をさらに高めていくことになるに違いありません。

GRヤリスの価格は総支払で500万円を超える金額になるものもあります。これは決して安いとは言えないもので、ですが、それ以上にこれだけのものが詰まった車は見方によっては決して高くないともいえるかもしれません。

GRヤリスに搭載されるITCCR。ジェイテクトのトルセンLSDと4WD車用電子制御カップリングが搭載されています。

これはGRヤリスのRZハイパフォーマンスの車両の前後にトルセンType-Bが採用されたのですが、採用されたこのType-Bは、GRヤリスの使用環境下に適用するため、高強度、高容量化を図り、より高いレベルのスポーツドライビングにこたえるといいます。

トルセンは、自動車の旋回時に左右輪もしくは前後輪のトルクを最適配分する駆動装置であるLSDであるリミテッドスリップデフの一種で、ヘリカルギヤを用いて差動制御をおこなうLSDとして高いトルク配分性能と高耐久性を誇るジェイテクトのNO.1でありオンリーワンの製品の一つです。

現在ではおもに四輪駆動車に搭載され、前後輪のトルク配分を行うトルセン Type-Cと、スポーツタイプの後輪駆動車をはじめ前輪駆動車にも搭載され主に左右輪のトルク配分を行うトルセンType-Bを日本、ベルギー、アメリカで生産をしているとしています。

またGRヤリスのRZ、RCに採用されているスポーツ4WDシステムである「GR-FOUR」の構成部品として、ジェイテクトの4WD車用電子制御カップリングであるITCCRが搭載されています。GRヤリスの使用環境化に適応するために、高温対応、高容量化を図り、ドライブスタイル、路面状況に応じた前後トルク配分のコントロールに貢献しています。

ITCCRというのは、インテリジェント・トルク・コントロールド・カップリングというもので、電子制御により駆動力を連続的に可変して伝達するカップリングで、通常は四輪駆動車のリヤデファレンシャルとプロペラシャフトの間に搭載され、前後輪の駆動力を連続的に可変することで、高い燃費効率とすぐれたトラクション性能を両立する装置です。

そのコアとなる技術はシリコンを含有したダイヤモンドライクカーボンという、ダイヤモンドに近い特性をもち、摩耗に強い非結晶の炭素を数ミクロンの膜として被覆した電磁クラッチと専用開発のフルードである、小型で優れた耐久性と静粛性を合わせているといいます。

このようにモータースポーツ用の車両を市販するという逆転の発想で開発したGRヤリスの高いレベルのスポーツドライビング実現のため、ジェイテクト駆動事情では、トルセンをはじめさまざまな駆動製品の研究開発をすすめることで、スポーツカーの走行性の向上や、乗用車の安全性向上、環境性向上を進めるととともに、ナンバー1でありオンリーワンの製品づくりを進めています。

◆新車情報2021 トヨタ GRヤリスの主要装備

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やはり気になるのはGRヤリスの主要装備です。ここでは1.6リッターのRZハイパフォーマンスのグレードを見ていきたいと思います。

・RZハイパフォーマンスの主要装備

225/40ZR18タイヤ(ミシュランパイロットスポーツ4S)xBBS製8J鍛造アルミホイール
タイヤパンク応急修理セット
アクティブトルクスプリット4WDシステム
4WDモードセレクトスイッチ
スポーツモード付VSC
トルセンLSD(リミテッドスリップデフ)
ストラット式フロントサスペンション(専用チューニング)
ダブりウィッシュボーン式リヤサスペンション(専用チューニング)
フロント18インチアルミ対向4ポッドキャリパーxスリット入りスパイラルフィン式ベンチレーテッド2ピースディスクブレーキ
リヤ16インチアルミ対向2ポッドキャリパーxスリット入りベンチレーテッドディスクブレーキ
カラードキャリパー
フロント15インチフローティングキャリパー+ベンチレーテッドディスクブレーキ
リヤ16インチフローティングキャリパー+ディスクブレーキ
パーキングブレーキ
アイドリングストップ機能
カーボンルーフ
アルミ製パネル(エンジンフード・左右ドア・バックドア)
ブレーキダクト
ラジエターグリル
フロントサイドでフューザー
リヤロアバンパー
リヤスポイラー
3灯式フルLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付き)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプ
フルLEDリヤコンビネーションランプ(LEDライン発光テールランプ&ストップランプ+LEDターンランプ)
LEDフロントフォグランプ
LEDサイドターンランプ付オート電動格納式リモコンカラードドアミラー
UVカット機能付きウインドウシールドグリーンガラス
UVカット機能付きフロントドアグリーンガラス
ウォッシャー連動時間調整式間欠フロントワイパー
SRSエアバッグ+SRSサイドエアバッグ+SRSカーテンシールドエアバッグ
スポーツメーター(メーター照度コントロール/GRマーク付き)
マルチインフォメーションディスプレイ(4.2インチカラーTFT液晶)
本革巻き3本スポークステアリングホイール(ダークグレー塗装/GRエンブレム付)
ステアリングスイッチ(マルチインフォメーションディスプレイ・オーディオ・ハンズフリー通話・音声認識)
本革巻きシフトノブ+シフトブーツ
アルミペダル
スマートエントリー

インパネオーナメント表皮
ドアトリムオーナメント表皮
ピアノブラック塗装(インパネオーナメント、オーディオクラスター、ドアトリムオーナメント、サイドレジスターノブ)
スモークシルバー塗装(シフトベゼル、ドアインナーガーニッシュ、レジスターベゼル)
メッキインサイドドアハンドル
シート表皮(ウルトラスエード+剛性皮革)

フロントシート(プレミアムスポーツ)
運転席シート上下アジャスター
助手席ウォークイン機構
6:4分割可倒式リヤシート
左右独立温度コントロールフルオートエアコン+ダイヤル式ヒーターコントロールパネル
クリーンエアフィルター(花粉除去・脱臭機能付き)
イルミネーテッドエントリーシステム(フロントパーソナルランプLED+ドアイルミネーションLED)

スタビライザー
エアスパッツ
フルアンダーカバー
デュアルエキゾーストテールパイプ
カラードアウトサイドドアハンドル
ドアベルトモールディング
コントライト(ライト自動点灯・消灯システム/ランプオートカットシステム)
LEDハイマウントストップランプ
防眩インナーミラー
タイマー付リヤウインドウデフォッガー
UVカット機能付きプライバシーガラス
EBD(電子制御力配分制御)付きABS
S-VSC&TRC
ヒルスタートアシストコントロール
緊急ブレーキシグナル
前席ELR付3点式シートベルト(プリテンショナー&フォースリミッター機構付)
後席ELR付3点式シートベルト
汎用ISOFIX対応チャイルドシート固定専用バー+トップテザーアンカー
全席シートベルト非着用警告灯+リマインダー
チルト&テレスコピックステアリング
デジタルクロック
フューエル残量ウォーニング
半ドアウォーニング
ランプ消し忘れウォーニング
キー忘れ防止ウォーニング
パワーウインドウ
アシストグリップ
WRCプレート
サンバイザー
カップホルダーフロント2個
フロントドアポケット&ボトルホルダー
助手席グローブボックス
ルームランプ
アクセサリーソケット

◆新車情報2021 トヨタ GRヤリス RCグレード

RZのほかにもRCのグレードがあるGRヤリスですが、ストイックな競技用ベースモデルであります。パワートレインはRZ系と同様の高出力1.6リッター、3気筒ターボの272ps/370NMと6速MTにスポーツ4WDが組み合わされています。

タイヤホイールには、RZが225/40R18+ENKEI製8J鋳造アルミホイール、RZのハイパフォーマンスが225/40R18+BBS製8J鍛造アルミホイールに対して、RCは205/45R17+ENKEI製7J鋳造アルミホイールとなります。

ブレーキもフロントが16インチアルミ対向4ポッドキャリパーとなり、ラリー用の小径タイヤなど、路面に応じたタイヤ及びサイズ変更が前提となる競技車両ならではの設定になっています。

オプションで18インチパッケージの設定もあり、こちらはRZと同じの18インチタイヤとENKEI製鋳造アルミホイールなどがセットされています。

エアコンもオプションで設定され15万円ほどでつけることができます。2つのスピーカーとシャークフィンアンテナだけは装備されるのですが、オーディオは装備なし、などあくまでも競技用というある意味ストイックな仕様になっているともいえます。

ですがその分価格は抑えめになっており、330万円とRZの396万円やRZのハイパフォーマンスの456万円に比べると安いということになりますよね。GRでは今後さまざまなモータースポーツ向けの専用パーツを用意するとしており、むしろ競技のレギュレーションや、好みに応じた仕様の変更をしていくならば、RCにしたほうがいい、という人もいるかもしれません。

18インチパッケージを選択すると、ブレーキもRZ用になるために5万円以下でこれを購入できるのは非常にお得といえるかもしれません。16インチブレーキはダートタイヤを履くためのものでしっかり作ってありますし、おそらく廉価モデルという位置づけではないので価格的にはあまり変わらないのでしょう。

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