新車情報2021 オールシーズンタイヤ 雪道性能はこうなる!M+Sでも安心できないワケ

3

現在アウトドアブームということもあり、トヨタのハイラックスやスズキのジムニーなどの本格的なSUVはともかく、RAV4やロッキー、ライズ、ハスラーなどクロスオーバーSUVの注目度はかなり高くなっています。いわゆるアフターの世界では、そのようなクルマにも凸凹したトレッドパターンが特徴の4WDタイヤを履かせるというスタイルが注目されているということで、国産タイヤメーカーからもオフロード4WDタイヤの新作が発表されたりしています。

スポンサーリンク

◆新車情報2021 タイヤの使い方に注目

1

近年、本格的な雪の季節になるとかなりの量の雪が降ったり、路面が凍り付くということはざらになってきました。降雪の予報も出てくる季節になってきましたが、降る、降らないに関わらず、路面の温度というのは相当低くなることが予想されます。そのような場合には運転には注意したいところですよね。そう考えると、気になってくるのがタイヤではないでしょうか?

本格的な4WD車やクロスオーバーSUVと呼ばれるモデルが2020年に入っても好調ということもあり、今「M+S」表記のある「M/T(A/T系)」と呼ばれる4WDタイヤを装着するスタイルが注目されていると言われています。

また、車高の上げ幅を4センチ以内に留めるリフトアップスタイルが軽自動車を中心として流行になりそうな兆しがあるようで、合せるタイヤには4WDタイヤがほとんどらしいです。

オフロードにおける走破性を意識した、見るからにタフなトレッドパターンを見ればどんな悪路でもスイスイ!?とまではいかなくとも、かなり期待できる走りができるでしょう。最近の考え方はスタッドレスタイヤの登場以降、走らない方が安全というのが一般的になっていると言われています。

M/T(A/T)系タイヤを履いて雪上を走行しているのを見かけたりしますが、安全に走るとなるとやっぱり不安になるのは否めません。いくらオフロード4WDタイヤといっても「M+S」表記だけのタイヤは夏タイヤと同じ考え方と見ていいでしょう。

・M+Sの表示の意味は?

オールシーズンタイヤのサイドウォールに書かれている「M+S」という表記は、「MUD+SNOW(マッド+スノウ)」の略です。どのような意味かと言いますと、MUDは泥やぬかるみ、SNOWは雪のことです。つまり、M+Sという表記は泥道やぬかるみ、雪道も走行できるということを表わしています。

ただし、タイヤメーカーによっては、「M・S」や「M/S」という表記をされているタイヤもあるオールシーズンタイヤもありますが、基本的には同じ意味です。また似たような表示でよく見かけるのは単なる「SNOW」という表記があるのですが、これは冬用タイヤとして使用できるタイヤであることを表わしています。

・M+S表示で注意すること

タイヤに「M+S」の表示があるオールシーズンタイヤは冬用タイヤとして使えるため、高速道路などでチェーン規制が出されている場合には、スタッドレスタイヤ同様にチェーンを装着することなくそのまま走行することができます。ですが、オールシーズンタイヤは、雪道を走行することをメインに設計されているわけではなく、スタッドレスタイヤよりは雪道における走破性能は劣るため、十分に注意して運転することが重要となります。

また、雪の積もり方や路面の状況によっては、
チェーン規制時にチェーンの装着を求められることもあるため、チェーンは必ずクルマに装備しておく必要があります。オールシーズンタイヤは、乾いた路面から雪道まで走行できる便利なタイヤなのですが、凍結路面はあまり得意としていないところもあります。冬に凍結している可能性のある場所をオールシーズンタイヤで走行する際は、チェーンを装着するなどの安全策を取るようにしましょう。

スポンサーリンク

◆新車情報2021 オールシーズンタイヤを過信しすぎない

2

雪国の出身の方からするとそれは当たり前と言われてしまいますが、滅多に雪がふらない地域に住んだことがない人であれば、「一体なにがダメなんだろう?」と思ってしまいますよね。

実際に色々事情を知っているショップの方の話では、特に関東地方に住んでいる方からの問い合わせが多いようです。問い合わせが増えたタイミングは、スズキの新型ジムニーとシエラが爆発的に売れ始めた時期から増えてきているということです。

MT系4WDタイヤに刻まれている「M+S」という文字が紛らわしいというか、そのように思ってしまうのでしょうけれども、MUD、SNOWは雪の略だから雪でも大丈夫と解釈されてしまうところがあるようです。

確かにM+Sのタイヤであれば深い雪であったり、道路に雪が積もった程度ならば運転ができますが、最近ではM+Sタイヤだけでは雪道走行がダメになりつつあるようです。地域によってはOKだったりと認識がことなるのも実情のようですね。

ですが、時間が経つにつれて、路面のアイスバーンが圧雪状態になることも十分に考えられるため、そうなると「M+S」表記だけでのタイヤではまず無理と考えるのがいいでしょう。もしくはタイヤチェーンを履いたり、さらにはサイプがしっかり入っているスタッドレスタイヤに履き替えるのは安心です。

ところで、この”サイプ”というのは、スタッドレスタイヤに入っている細い溝のことをいいます。この溝が凍っている路面を掴み、同時に滑る要因となる水分を排出してくれます。タイヤが滑るという最大の要因は水分なのです.冷蔵庫から取り出したばかりの氷は指で掴んでも滑りませんが、溶け始めて水分がでた氷は滑りやすいというのと同じ理屈です。

深雪は大丈夫だけどアイスバーンは無理というのもこれが理由としてあり、路面でも同じ状況になっているために、M+S表記だけでもサイプが入っているタイヤはあるのですが、スタッドレスタイヤと比べるとかなり少ないと考えるべきです。

国産タイヤメーカーはサイプに加えてゴムの成分や混合物に独自の工夫を凝らし、過酷な路面状況でも走れるスタッドレスタイヤを量産しているのです。

また、スタッドレスタイヤといえば「M+S」の文字の横にスノーフレークマークというものが刻まれています。山みたいな模様のやつです。このマークがあるか、ないかで雪道やアイスバーンを安全に走れるかどうかを判断する目安となります。

海外タイヤメーカーが作っているオールシーズンタイヤにもスノーフレークマークが付いている製品が多いのですが、凍結路や過酷な状況になればなるほどスタッドレスタイヤの方が安全性が高いのは間違いなしです。

ですが、スタッドレスタイヤに履き替えた際に、夏タイヤの保管場所に困ったり、降雪のないシーズンもまぁまぁある地域の方にとっては、スノーフレークマーク付きのオールシーズンタイヤというのは、魅力的なところもあるでしょう。国産タイヤメーカーもオールシーズンタイヤに力を入れ始めていることも、自動車業界では注目されているポイントです。

万能性のオールシーズンタイヤを使うか、安全にスタッドレスタイヤを使うかはユーザー次第というところですが、できれば安全性を優先するためにも、スタッドレスタイヤをオススメしたく思います。

スポンサーリンク

◆新車情報2021 「MUD&SNOW」タイヤの実力

3

冬場の降雪地に向かうと、高速道路で冬用タイヤ規制が実施されていることがありますよね。この規制が実施されている場合は、スタッドレスタイヤなどの冬用タイヤもしくは、タイヤチェーンを装着していないと通行することができません。ところが、クルマに最初から装着しているタイヤでもOKな場合があるのです。

これはSUV用タイヤに多い「MUD&SNOW」タイヤというものなのですが、タイヤのサイドウォールにメーカー名や、モデル名、サイズなどが刻印されているのですが、小さく「M+S」とか書かれているタイヤがあります。それがマッド&スノータイヤなのですが、M/S、M・Sなんて表示もあったりします。

このマッド&スノータイヤはその名の通りで、泥と雪の性能を持ち合わせているのですが、昨今はSUVの高速性能が重視されていることもあり、ゴツゴツしたトレッドパターンのタイヤを履くことが少なくなってきています。一見すると、セダンやミニバンなどのタイヤと代わらないトレッドパターンのタイヤが多くなってきています。

こうしたタイヤは一般的には舗装路での性能をメインにしているのですが、そもそもSUVというカテゴリー自体が未舗装路や雪道での性能を期待して乗っている人が少なくありません。そこで、そのようなニーズに応えるために、標準タイヤにマルチパーパスなマッド&スノータイヤを装着している車種が多いのです。

M+S表記のあるタイヤはそれこそ多種多様で、高速走行性能を重視したH/T(ハイウェイテレーン)系のタイヤですとか、オフロード走行を重視したM/T(マッドテレーン)系タイヤまで様々ラインナップされています。この表記のあるタイヤは、夏用タイヤに比べて雪を掴みやすいトレッドパターンが採用されています。

このマッド&スノータイヤで冬用タイヤ規制をクリアできるのかについて、「M+S」などの表記があるスノータイヤであれば、冬用タイヤとして通行が認められるということです。ですが、
全輪に装着することが大前提です。

M+SとかM・Sとか書かれているマッド&スノータイヤは、規制時にはスタッドレスタイヤと同じ扱いになっているといいます。ですが、スタッドレスタイヤには性能面で勝つことはできないため、走行速度を控えめにした上で、十分に運転をする必要があります。

◆新車情報2021 M+Sはスタッドレスタイヤほどの性能はない?

4

マッド&スノーの性能については、タイヤメーカーも決して十分ではないということを話しています。大手の体やメーカーによれば、スタッドレスタイヤや近年注目されているオールシーズンタイヤと、マッド&スノータイヤの性能は基本的に違うといいます。

スタッドレスタイヤは氷結路用、スノーフレークマークがついたオールシーズンタイヤは欧州では冬用タイヤとして認められた性能を持っているといいます。ですが、M+SやSNOWのみの表記のあるタイヤは、スノーといいながらも十分な雪道性能を持っていない場合もあるといいます。

冬用タイヤ規制で交通可能だったとしても、スタッドレスタイヤと同じような走り方をするのは控えた方がいいということです。

・スタッドレスタイヤとスノータイヤの違い

スタッドレスタイヤとスノータイヤは、雪道で発揮する性能やそのメカニズムが異なっているといいます。スタッドレスタイヤは、しなやかなゴムと多くのサイプによって、氷雪にゴムを押しつけて、その摩擦を使って進んだり止まったりします。

スノータイヤはトレッドの中に雪を取り込んで雪の柱を作り、その柱を蹴り出すことで前進する力を得るものです。これを雪中せん断力というのですが、この性能を得るには、トレッドの溝を深くする必要があり、より広い接地面積が必要な氷上性能とトレードオフになってしまうのです。

そのために、マッド&スノーは圧雪路など雪の状態が安定している路面ではそこそのの性能を発揮するのですが、凍結路ではスタッドレスタイヤのようなトラクションやグリップが期待できないところもあります。

降雪地帯では、交差点などでブラックバーンといった凍結路面となる可能性があるため、M+S表記しかしないタイヤは停止することは難しくなるといいます。さらには、コーナに少しオーバースピードで侵入してしまうと、グリップ能力を簡単に超えてしまうために、最悪の場合はスピンをしてしまう可能性があります。2WD車になればその危険度はさらにアップします。マッド&スノータイヤは、多少の雪であれば走行可能というくらいの認識でいた方がいいと思います。

このマッド&スノータイヤの賢い使い方としてはタイヤチェーンを併用することがいいとされています。冬用タイヤ規制のチェックポイントでは、マッド&スノータイヤでクリアして、その後になるべき早めにタイヤチェーンを装着すれば、氷雪路でも安心して走ることができるでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク