すでに6年目に突入しているシエンタですが、ジワジワと次期型に関する情報が出てきています。次期型はTNGAのプラットフォームが採用されるということが期待されており、「Acitve&Fun」を掲げ実用性や躍動感がデザインに反映されたモデルで、次期型は4WD採用も期待されています。。シエンタがフルモデルチェンジするならば、ホンダのフリードも何かしら動きがでてくるかもしれません。期待するのは全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールでしょうか。
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◆新車情報2021 トヨタ 次期シエンタには4WD設定も

初代のシエンタは2003年に登場しました。コンパクトながらも3列7人乗りのスペースを確保しており、現行モデルは2代目で2015年に登場。それまで主流だった箱型デザインから脱却して、「Active&Fun」を掲げて実用性や躍動感をデザインへと反映しました。
そして2019年にはミニバンとしては史上初めて新車販売台数では月間1位を獲得し、年間では3列シート車としてシェアNO.1をもぎ取ったモデルです。次期型でもそのNO.1を狙いに開発が進められていると思われます。
次期型にはTNGAのプラットフォームが採用されるといわれており、ボディ剛性が強化されるとともに、ホイールベースが20㎜ほど長くなり、居住空間の向上が図られるといわれています。
エクステリアデザインから、室内の居住スペースを広げた、ワンモーションに近づけたシルエットで、AピラーからCピラーにかけては、かなり角度をつけて、クーペ風なスタイルになることが予想されています。SUVでもクーペ風デザインというものがはやりだしたところですが、ミニバンにもその影響が及ぼされているというわけですね。
フロントエンドはグリルが大型化されており、ヘッドライトは内側にインライン型LEDを搭載したスタイリッシュかつシャープな印象のデザインへと変貌を遂げます。アンダーグリルについては左右に伸ばすことで迫力のある顔つきが有力で、サイドビューでは、タイヤハウスの張り出しが強調され、ワイド感にあふれたデザインに変更という可能性も指摘されていますね。
現行型で直列4気筒ガソリンエンジンを搭載しているパワートレインについては刷新されて、最高出力124psを発揮する1.5リッターの直列3気筒ガソリンエンジンと、1.5リッターの直列3気筒+電気モーターのハイブリッドがラインナップされ、今まで2WDであったのが、新たに4WDの設定もされるということで、走りについても大きく変わると思われます。
◆新車情報2021 トヨタ 次期シエンタの登場は2022年?

次期シエンタについては、開発としては現在進行しているということですが、実際の登場は2021年ではなく2022年になるのではといわれています。しかも夏頃ではないかと。
現行モデルは2015年の7月に登場しており、通常であれば6年のサイクルでフルモデルチェンジ、となるのでしょうけれども、2021年にはランドクルーザーやノア、86、アクア、カローラクロスなどビッグネームが改良されることや、まったくの新車の登場が予定されているといわれており、計画的には少し先延ばしにされる、というのがもっぱらな見方です。
実は2022年にはトヨタとしては新型車や改良モデルとしては計画が薄く、2021年に集中しても戦略的にはあまりよろしくないということのようですね。次期型については、あまり内容も出てきていないため、ディーラー側にも判断がつきにくいようです。
現行シエンタの外観のデザインは、ヘッドライト回りやボディサイド、リアのハッチゲート回りに取り付けられたブラックのガーニッシュが個性的なところもあり、好き嫌いが分かれるデザインといわれています。全体的にはミニバンとしては小さ目に目るため、ライバルとして存在するホンダのフリードのほうがいい、という見方も強いようですね。
このフリードと比べるならば、シエンタの2020年の販売累計台数としては6万6563台、それに対してフリードは7万713台と若干フリードが優勢とみられます。販売網としては圧倒的にトヨタの方が勝っているだけに、フリードに差をつけられるということは、コンパクトミニバンとしてはフリードのほうがパッケージングとしては”よい”という市場の判断がありそうです。
次期型シエンタはフリードに劣っているところを大幅に修正をして立て直ししてくるころは絶対で、プラットフォームがTNGAを採用されることはもちろん、エクステリアデザインや、室内空間などの使い勝手も大きく向上させてくるはずです。
◆新車情報2021 トヨタ 次期シエンタのスペック

シエンタは5ナンバーサイズのボディで、次期型もそこは継承してくるでしょう。5ナンバーながらもデザインをうまく見せてより大きく見えるものへと改良されそうです。
ホイールベースを5センチほど延長することで室内が広くなり、走行性能の向上を図ってきます。現行の2列シート5人乗りと3列シート7人乗りのラインナップについては、どちらともに好評を得ているため、継続してラインナップはされるはず。
先にも記載していますが、パワートレインについては改良型の1.5リッターガソリンとハイブリッドが搭載されることは確実で、ハイブリッドは現行のニッケル水素バッテリーからコンパクトかつ高効率のリチウムイオンバッテリーに切り替えることで低燃費や高性能といった改良も加えられます。
ハイブリッド車については現行モデルは2WDのみなのですが、次期型は4WDも設定される予定です。2WD、4WDはガソリン、ハイブリッド車にはどちらも設定される可能性があります。ハイブリッド車にはE-fourの設定になる可能性もありかと!?
ハイブリッドモデルのバッテリーは小型化されるということになりそうですが、広い室内と使い勝手の向上を図るためで、トランスミッションはCVTが組み合わされることになります。
もちろん、安心安全パッケージのトヨタセーフティセンスには最新のデバイスが標準装備されることでしょう。トヨタとしては最上級グレードに全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールが採用されることはいうまでもありません。標準装備として、全グレードに採用されることを願うばかりです。
この改良で月の販売台数では1万台を超えることになりそうで、ミニバンとしての立ち位置を大きく変えてきそうです。
◆新車情報2021 ホンダ フリードの次期型

コンパクトミニバンではシエンタとフリードが圧倒的シェアを占めています。というかこの2台しか今のところないといっても過言ではないと思われるのです。シエンタの次期型のお話をしましたが、フリードについてはどうなっているのか、調べてみました。
フリードは2019年10月に新たなデザイン、そして安全性能の向上やクロスターの追加などを行いました。登録車としてはだいたいトップ10には入ってくる人気モデルです。
現行モデルは2016年9月に登場し、約3年経った2019年にマイナーチェンジと、一般的なモデルライフを満喫しているように思われます。フルモデルチェンジは約6年ほどといわれているだけに、その時期は2022年あたりではないかと思われるのです。ですが、初代フリードのフルモデルチェンジは約8年ほどかかっていることから、ひょっとすると2023から2024年あたりでフルモデルチェンジしてくるのではないかとも考えられます。
2022年にはシエンタもフルモデルチェンジしてくることが大いに可能性としてあるために、そこで負けるわけにはいきません。フリード、シエンタと同じコンパクトミニバンでどちらとも良い車ですから、新型登場となるとかなり迷ってしまいそうですね。
新型モデルというと、やはり予防安全パッケージに期待される声が多く、特に全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールや、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、などの搭載は特に声が高いようです。
トヨタ系のモデルには新型は一部のグレードには全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールは必ず搭載してきますので、ホンダのフリードにも大きく期待したいところです。
ですが、ホンダの新型モデルは全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールの搭載は今のところレジェンドくらいです。このレジェンドには自動運転レベル3が採用されていることから、その技術がフリードにも横展開してもらえたらうれしいですね。

次期フリードに渋滞追従機能対応のアダプティブクルーズコントロールが採用されることは間違いないでしょうけれども、それが全車速に対応しているのかというところが、大きな焦点になりそうです。今でこそ、ダイハツのトール、ロッキー、トヨタのライズやルーミーのリッターカーにも全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールが一部グレードに採用されているだけに、これはホンダとしてはぜひ採用しなければならないのではないでしょうか!?
2020年9月に登場したヤリスクロスにもこの全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールが採用されているだけに、大いに期待しようではありませんか。
あとは価格の問題ですが、現在ガソリン車でやっと200万円を切る199万7600円で、ハイブリッドでは約260万円ほどしています。さまざまな機能が追加された場合には20万円くらいの価格アップはされる可能性があるので、ガソリン車でも200万円弱といった価格帯になりそうですね。
ちなみにクロスターではガソリン車で238万、ハイブリッドでは280万円ほどの価格となっており、上級グレードでは300万円を超えてしまう価格設定になってしまいますね。
これはどのグレードを購入するかで、シエンタと大いに比較する必要がでてきそうです。
