新車情報2021 スズキ 次期エスクードがライトクロカン復権への期待大

独特の存在感を発揮しているエスクードが5代目へと大きく改良される時期が来ているようです。イギリス仕様のスイフトに搭載されている1.4リッターターボエンジンの48Vマイルドハイブリッドが主力となる他に、直3、1リッターターボも設定されるのではないかと言われているエスクード。オールグリップと呼ばれる4WDシステムも進化すると言われており、得意のオフロード性能もさらに向上するといいます。ライバルとは一線を画す個性を発揮します。

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◆新車情報2022 スズキ エスクード 最新情報

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スズキのコンパクトSUVであるエスクード。海外名はビターラと呼ばれていますが、次期型に関する情報がついに出てくるようになりました。次期型のエスクードのデザインについては、全体的なシルエットは角がかったものから少し丸みのあるデザインになると考えられています。そして、AピラーやCピラーには傾斜がつけられC-HRやヴェゼルのようなクーペ風へと少し風貌が変わるのではないかと言われていますよね。

サイドについては立体的なキャラクターデザインが採用され、ワイド感がある前後フェンダーが特徴になりそうです。ヘッドライトやグリルは補足なり、シャープなデザインへと改良されることが予想されています。

次期型エスクードのパワートレインは1.0リッター直列3気筒のブースタージェットターボエンジンや、1.4リッターの直列4気筒のブースタージェットターボに新開発の48Vマイルドハイブリッドエンジンがラインナップされるということです。

本格クロスカントリーモデルとしての機能を持ち、省燃費であり、市街地や高速道路での走行も高めた乗用車としても使えるということで、先駆けてSUVとして登場したこのエスクード。開発コンセプトはクロスカントリーセダンとして登場しています。

1980年代、世はまさにスキーブームだったのですが、そのときに支えられて流行っていたクロスカントリー車は本格的なものが多く、燃費や乗り心地、高速運動性能など日常使いにはやや厳しい感じなところがありました。そこで初代エスクードは従来の四輪駆動車並みの強固なラダーフレームを採用し、パートタイム式の四輪駆動や、2速の副変速機を備えるなどして、より日常使いができるようにとパッケージングされた車です。

2005年に3代目として登場したモデルはモノコックボディにラダーフレームを溶接して一体化させた「ラダーフレームビルトインモノコックボディ構造」というものを採用しました。

従来型ではセパレートフレームが採用されていましたが、それに比べて車体の剛性が大きく向上し、同時に乗り心地や快適性もさらに改善され、ライトクロカンというジャンルではなくクロスオーバーSUVという選択肢を選んだのもこのタイミングと言っていいでしょう。

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◆新車情報2022 スズキ エスクードの歴史

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・初代エスクード

初代は1988年に登場しました。当時SUVとしてはほぼ空白地といわれていただけに、満を持して登場させたのが1600ccクラスのエスクードです。当初は3ドアのコンバーチブルとハードトップの2種類のみのラインナップでした。日本国内ではハードトップモデルに、登録区分の違いによる4ナンバー登録の小型自動車が設定されていました。

欧州モデルのような感じのスタルと乗用車感覚の内装、さらに低価格とあって新しく開拓したライトクロカンというカテゴリーでは大ヒットになった名車です。

初代は結構意欲的な開発が行われており、サスペンションは一般的なストラットとコイルスプリングの組み合わせながら、リアはリジッドアクスルの位置決めに初代のレンジローバーのようなセンターAアームが使われています。当時の日本車でこの形式を採用した例としては、初代エスクードただ一つと言われており、クロスカントリーなどのオフロード走行では、フロント独立懸架の弱点であるホイールストロークが短いという点については、リアで補っているという点も話題だったといいます。

1990年8月にマイナーチェンジされているのですが、このときにG16AエンジンであったのがSOHC8バルブ仕様からSOHC16バルブに切り替えられて、最高出力が82psから100psへと向上しています。そして3速ATだったものが4速ATにも変更されました。

このマイナーチェンジのタイミングでハードトップは5ナンバー登録の乗用車のみになり、バンモデルは消えてしまいました。

4年後の1994年、内装が従来の角張ったものから丸みを帯びたものとなり、スズキ初の2リッター、V6エンジンと2リッター直4ディーゼルターボを積むモデルが追加されています。ディーゼルエンジンはスズキ製ではなく、マツダからRF型の供給を受けていました。

外装ではフロントのデザインが独立グリルに変更されたことや、走行面では重量と出力に対応するためにフレームの強化やストラットタワーバーの追加、さらにタイヤサイズとトレッドの拡大などの対応がされています。

・2代目エスクード

2代目のエスクードは1997年11月にフルモデルチェンジしています。セパレートフレームを持つ、ということは初代と同じですが、リヤサスペンションは5リンクリジッドへと変更されて、ラテラルロッドを持つ機構を搭載しました。インテリアについては、リヤシートがダブルフォールディング式の分割となっており、フロントのヘッドレストを外してシートバックを倒すことでフロントからリヤシートバックまでフルフラット化となり、先代モデルと比べてもかなり利便性が向上しました。

当初ラインナップは1.6リッター、2リッター、2.5リッター、2リッターディーゼルというもので初代と同じようなものでしたが、2.5リッターと2リッターディーゼルは5ドアのみに設定されており、コンバーチブルは国内向けモデルからは消えています。

2002年には、ファッションデザイナーの山本寛斎氏が外観や内装をデザインし、かなりファッショナブルにアレンジされた特別仕様車の「KANSAI」が登場しました。インテリアについては山本寛斎氏デザインの専用シート表皮とドアトリムクロス、本革巻きステアリングホイール&ATシフトノブ、トランスファーレバー、インパネガーニッシュ、センターコンソール、フロアコンソールガーニッシュに木目調が採用されています。

同じ年の11月には、一部改良を実施しており、3ドアがなくなりました。5ドアの2リッターモデルとV6の2.5リッターモデルのラインナップだけとなり、インパネやシートなどは少し変更をしています。

・3代目エスクード

2005年5月に8年ぶりとなるフルモデルチェンジを実施しました。世界戦略車としてグランドビターラという車名が与えられ、初代モデルのラダーフレーム構造からフロアバンにラダーフレームを溶接したラダーフレーム一体型のモノコックボディへ変わり、パートタイム4WDからフルタイム4WDへ、そしてリアサスペンションもマルチリンクの独立懸架に変わるなど、根本から変更となりました。

デフロック機構やHI-LO切り替えの副変速機などの本格4WDシステムは健在で、エンジンラインナップとしては2リッター、2.7リッターの2種類となり、2リッターモデルには5速MT車も設定されました。

そして2006年には一部改良が実施されているのですが、新グレードの1.6リッターが登場。当初輸出向けのみに設定されていた3ドア車も日本市場向けに再投入されました。

エンジンは1600ccのハイオク仕様で、変速機は5速MTのみ。当時の価格で176万4000円でした。ですが、5ドアモデルに装備されている副変速機は1.6xcでは省略されています。

5ドアにはハイグレードサラウンドシステムや専用のフロントグリル、アルミホイールなどを装備した特別仕様車であるスーパーサウンドエディションが発売されています。

2008年にマイナーチェンジが実施されましたが、このとき、エンジンが大型化されスズキの車としては初めてロータリーバルブ式可変吸気システムであったり、バランサーシャフトを搭載した直4、2.4リッター、高出力と低燃費を両立させた吸排気VVTシステムを搭載したV6、3.2リッターの2種類が設定されました。

フロントバンパーやフロントグリルが刷新され、燃費計や渡航可能距離などを表示するマルチインフォメーションディスプレイを装備したメーターを採用し、エンジンや内装なども変更している割に3代目と変わらない価格で登場しています。

相当コストパフォーマンスが優れているということで話題にもなったのです。

2014年に一部改良されたのですが、時代が安全性能を必要としたのか、新たにESPを標準装備しています。シート表皮のデザインを変更して、それに合せて特別仕様車であるランドブリーズが発売に、外観はフロントグリルをスモーククリア塗装のメッキタイプとしており、リアライセンスガーニッシュをブラックメッキにして、18インチにサイズアップしたアルミホイールをガンメタリック塗装にそれぞれ変更して、LEDリングイルミネーション付きマルチリフレクターハロゲンフォグランプや光輝処理バックドアモール、ルーフレール、ルーフエンドスポイラー、エキゾーストパイプテールカバーなどが採用されました。

そして、4代目モデルの発売に伴い、車名をエスクード2.4へと改名して継続販売していったのです。

・4代目エスクード

2014年10月に発表、発売となりました4代目エスクード。初代から続いていたラダーフレーム+後輪駆動の専用アーキテクチャーに代わり、SX4 Sクロスとの共通設計となっています。そのために基本駆動方式は歴代初となるFF仕様となり、ラダーフレームではなくなりました。

ですが、4WD車は410kgの大幅な軽量化が行われたこと、高張力鋼板を多く使うことで衝突安全性も高くなっています。

エンジンは3代目からダウンサイジングされており、1.6リッターのM16A型へと変わりました。ペンデュラム式エンジンマウントの採用ですとか排気系、冷却系の改善によって軽量化が実現。ピストンリング各所のフリクション低減を図ることで高出力、トルク性能を保持したままで燃費性能を向上しており、歴代初となる停車時のアイドリングストップシステムも装備したことで燃費も向上しました。

安全性能も強化されており、フロントグリルに内蔵されたミリ波レーダーで前方の車両を検知し、走行中、前の車と急接近し衝突の可能性がある場合には、ブザー音とメーター内に表示することで警報を発し、ドライバーにブレーキ操作などを促してくれる前方衝突警報機能や前方衝突警報ブレーキ機能、前方衝突被害軽減ブレーキアシスト機能、自動ブレーキ機能などが搭載されているレーダーブレーキアシストⅡを標準装備しています。

3代目までラダーフレームでしたが、4代目からモノコックボディへと変更され、圧倒的に軽くなりました。この変更によりさらに洗練された乗用車となったのは分岐点とも家、ライトクロカンらしさはかなり高まっている印象です。時代の変化がエスクードをヘビーなクロカンへと近づけたのですが、ライトクロカンという当初のジャンルへ戻り、その頂点に君臨しそうな勢いです。

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