ライズベースのコンパクトミニバンが登場することで変わるミニバン市場

車の定員は軽自動車4名、2列シート5名、3列シートは7人または8人というのが主流となっている中で、6人乗りというのは実はそれほど多くラインナップされているワケではありません。特に全長が4400mmクラス未満と定義されていることが多いコンパクトカーで3列シートを備える車は少なく、6人乗りコンパクトカーは数えるほどしかないのが現状です。このコンパクトミニバン市場にダイハツから新たなモデルが登場するという噂があります。

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◆新車情報2021 ダイハツ 新コンパクトミニバンを発売する

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シエンタクラスの一クラス下の位置づけと言われているダイハツが開発を進めている3列シートのコンパクトミニバンですが、プラットフォームはロッキー/ライズをベースとしているといいます。つまり、DNGAプラットフォームのBセグメントバージョンといえるものになるのです。

ダイハツが開発して、トヨタにもOEM供給されるトール/ルーミーの3列シート版という感じがしますが、新世代プラットフォームを採用することで、操作性や乗り心地、室内騒音などの質感では大幅に改良されたモデルになることは間違いないはず。

ボディサイズは全長4100mm、全幅1695mmということでシエンタよりも全長が少し短いものになりそうです。ロッキー、ライズでは2525mm程度に延長され、3列シートに対応するものと考えられます。

エンジンはロッキー、ライズにも搭載されている直列3気筒1リッターターボと、新たに開発される1.2リッターマイルドハイブリッドも搭載されると言われています。

・クロスオーバー風のミニバン

シエンタよりも一つ下のクラスのミニバンを登場させる可能性があるというダイハツ。シエンタといえば、2020年12月にシエンタクロスオーバーが台湾から登場しました。ここ最近ではクロスオーバー風の車がラインナップしていることに違和感を感じてしまいますが、しっかりとマーケティングをして売れるという確信があるからこその開発なのでしょう。

しかもトヨタのクラウンまでクロスオーバーとして登場させるという話もあったり・・・

今まさに空前のSUVブームとなっているのですが、クロスオーバーにするとそんなに儲かるんでしょうか?

SUVブームは高値でサイズの大きめなクラスから始まってきたのですが、サイズの小さいものからフィットやヤリスのようなコンパクトと言われているものなど、SUVとは全く無縁であったタイプの車にまで及んでいることはもはや周知の事実であります。その中で、何らかのベース車があって、同じ車体にSUVテイストのデコレーションを施した、比較的手頃な内容のクロスオーバーが増えているのも気になります。

そういえば、かなり昔にスカイラインのクロスオーバーが登場していたのを思い出しました。スカイラインのクロスオーバーは2009年から2016年に登場したモデルですが、スカイラインという名前であっても当時はそれほど売れた記憶の無いモデルです。

FRプラットフォーム採用の高級クロスオーバーSUVとして2009年に登場したスカイラインクロスオーバー。当時の日産としては売る気がなかったのか、特に販促活動もされないまま、2016年ひっそりと消えていった車です。

海外における日産の高級車ブランドであるインフィニティのモデルEXジャナフ35にスカイラインの名前を冠したものとして登場し、他のスカイラインシリーズとエクステリアの部品では共有しているものはウインカーのレンズのみだったといういうくらいです。

V36型スカイラインと同じFR-Lプラットフォームに載せられたエンジンは、同じ時期に登場したフェアレディZにも搭載されていたVQ37HR型という最高出力330psの3.7リッター、V6エンジンです。

その組み合わせとなったトランスミッションは、MTモード付きの7速ATで、駆動方式はFRが中心でしたが、電子制御トルクスプリット四輪駆動システムのアテーサE-TSを採用した4WDも用意されました。もともとはインフィニティブランドとして販売されていたクロスオーバー車だけあって、スカイラインクロスオーバーはインテリア全般の高級感も十分過ぎるほどにありました。

サスペンションは他のスカイラインシリーズ同様の前ダブルウィッシュボーン、後マルチリンク式でしたが、味付けはセダンやクーペよりも少し高級感ある感じのするもので、引き締まった味わいの中にも快適さがあるという、結構な代物だったのです。

今の時代に登場していれば、間違いなく売れていたモデルであったと思うのですが、販売台数的には低空飛行で終わったのでした。

たった1代で終わってしまったスカイラインのクロスオーバーですが、その理由は一体なんだったのでしょうか?よく言われるのが3.7リッターという排気量が大きすぎたというのがよく言われる理由なのですが、自動車税が無駄に高くなるために嫌われていた、とう節があります。

車両価格が高すぎるというのもあり、スカイラインのクロスオーバーの新車価格はFRが420万から472.5万円、4WDが447.3万から499.8万円。今の時代からすると、これくらいの価格であれば結構あると思いますが、総額500万円を超えるというところに少し抵抗感もあったのかもしれません。

スカイラインだからその派生車も勝手に売れるだろうという日産の過信しすぎたところが、結果としてスカイラインの売れなかった理由かもしれませんね。2013年には1年間でたった440台ちょっという悲しい実績もあるくらいです。

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◆新車情報2021 ミニバンにも派生モデル登場がこれからのカギなのか?

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ここ最近ではベースモデルからの派生モデルが多く出てきています。その中でも最たるものがクロスオーバーモデルですが、これからはミニバンにも風が吹いてきそうな話がダイハツのコンパクトミニバン登場ではないでしょうか。

全長が4400mm程度というコンパクトカーの定義に当てはめてみると、ということになりますが、今、6人乗りのコンパクトカーはトヨタのシエンタ、ホンダのフリードの2つだけと言われるくらいラインナップが少ない状態です。

・ホンダ フリード

フリードは3列シートも備えていながら、全長が4265mmと通常のコンパクトカーと変わらないサイズを実現した一台です。すっきりとした上品!?な顔立ちであり、落ち着いた雰囲気のインテリアを備えています。

特に6人乗りの特徴として注目したいのが、ゆったりと座れるキャプテンシートで、1列目から3列目までの行き来がしやすいというメリットもあります。その一方で、2列目を独立シートにしてしまうと、子供が横になることができないというデメリットもあるので注意が必要です。

・トヨタ シエンタ

独特な顔つきをしているところや、ツートンカラーも選択することができる豊富なカラーバリエーションを持っており、街中でも一目を惹くシエンタ。それだけに見たことがある!という人も多いのではないでしょうか?コンパクトカーというサイズながら、ミニバンの形状をしているため、一般的なミニバンとしてのくくりに収まることが多い1台ともいえます。

6人乗りを選択した時の2列目は、フリードとは違い、間を人が通れるような設計にはなっていません。ドリンクや荷物を自由におけるという便利さはありますし、クッションなどを置けば子供が横になったりすることもできるのがフリードとは違うところになります。

2列目の席の間の収納は必要ない、ということであれば、2列目シートの真ん中にも人が座れる7人乗りを選んだ方が柔軟に対応できる感じもします。

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◆新車情報2021 海外でも人気のコンパクトミニバン

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コンパクトミニバンで特に人気なのが海外でも東南アジアなのですが、日本でも人気のミニバンであるアルファードやヴェルファイア、シエンタ、ヴォクシー、セレナ、オデッセイなどが販売されています。国によっても好みとされる日本の自動車メーカーは違うのですが、それでも日本の自動車メーカー人気は今なお健在です。

ですが、現地で生産しているシエンタとか、グランエースは好調なのですが、それ以外は現在日本からの輸出ということもあり大きな関税がかかり、価格が日本の倍近くするということも珍しくありません。

特に東南アジアにおける3列シート車は、日本車だとミニバンよりも現地生産されている三菱のエキスパンダーであったり、スズキのエルティガやXL7、ホンダのBR-V、といっったSUV風のミニバン、特に3列シート車が中心に売れているのが目立ちます。

日本のミニバンは世界的に見てみると、地域による車の使われ方の違いもあって、今のところ軽自動車同様の日本独自という傾向は強いかもしれません。ですが、今後コンパクトミニバン、特に3列シート車は世界的にも需要が大きく増えてくる可能性もあるジャンルであると考えられています。

現在コロナ禍の中にあって、どのようにうまくつきあっていくかということも考えなければならない時代であり、その際に3列シート車は便利であるし、ソーシャルディスタンスが確保できるというところもに注目されてくるかのしれません。

3列シートのうち、運転席、助手席、2列目に一人、3列目に一人と合計4名ということも考えて乗車することもできます。3列シート7人乗りだから7人乗ろう、ということではなく、これもうまくコロナとつきあっていくための手段になるかもしれませんね。

将来的には日本のミニバンが各国で生産されるようになり、コンパクトミニバンというジャンルが日本から世界にさらに広まっていくきっかけにもなっていけば、面白い話になるかもしれませんね。

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コンパクトミニバンでも1リッタークラスで登場とか3列シートで出すとか結構いい感じの話だと思うのですが、その分車重も大きくなるわけで1リッタークラスでどこまで引っ張れるのか見物ですよね。ライズやロッキーベースとなると車体が軽いから1リッターエンジン搭載ということですし、様々コストカットしているため価格も抑えられているのですが、ミニバンとなると、あの機能が、あの収納が、など求められるものもたくさんできてきそうですね。人々の要望の応えていくのも大変ですね。

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