フィットSUVが新型で出る?ベース車両から派生したSUVモデル4選

2021年の東京オートサロンは実際に開催することは中止になっているのですが、バーチャルオートサロンということで開催がされていました。その中で、フィットのSUVモデルが登場しているということが随分と話題になっているのですが、一体どのようなモデルになっているのでしょうか?

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◆新車情報2021 ホンダ フィットSUVが登場?

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2020年2月に登場したホンダのフィットですが、グレードが5つに分かれていることはすでにご存じの方も多いと思います。ホーム、ベーシック、ネス、クロスター、リュクスの5つのグレードですが、特にクロスターはSUVテイストあふれるグレードとして人気のようです。

今回新型のフィットクロスターにオリジナルのフロントフェイスを採用して、フィットの新しい価値観といいますか、世界観が表現されているモデルといえるでしょう。一見すると、このまま登場するのかと思われる感じがするのですが、実際にはどうなのでしょうか?とても気になるクルマです。

特にここ数年ではアウトドア感の強いファッションアイテムが各地方で注目や人気が高まっていることがベースにあるといいます。確かに、YouTubeでもキャンプの動画や、アウトドアの動画などは相当に人気といえるものがありますよね。そんな時に使えるSUVのクルマがあれば、さらに人気になったりしているようです。

都会でもかっこいいと思えるような、そのようなSUVにしたいという想いでデザインされたのがフィットSUVといえるのではないでしょうか。デザイン的にはかなりシンプルになっており、カラーとしても砂色?サンドカラーにしてキャンプ感やアウトドア感が強調されているようにも思います。

SUVとしての雰囲気もしっかりと出ており、ボディの下回りにはすべて黒で統一して、しっかりと足回りや下回りを見せるようにデザインされているようです。フェンダーアーチのところも出ており、地面をより踏みしめている感じも出ているようですよね。

このフィットクロスターカスタムの世界観を演出するために、小物にもこだわったといいます。ルーフのキャリアに積載されたトランクは結構ごつめのデザインであったり。

今回発表されたフィットクロスターのカスタムモデルですが、クロスターというちゃちいSUV風ではなくてしっかりとしたSUVとして登場させるほうがウケがいいように思われます。なんちゃってではない、本格的なSUVであれば、ヤリスクロスのように派生したモデルとして受け入れられることでしょう。

フィットクロスターもSUVとしての機能は高いと思われますから、ぜひフィットクロスなんかで登場してもらいたいと思いますよね。

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◆新車情報2021 ベース車からSUVとして派生したクルマ

今回のフィットクロスターカスタムのように、ベース車両から派生したSUVとして登場したクルマというのはどんなものがあるのでしょうか?気になったので調べてみました。

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・トヨタ ヤリスクロス

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派生モデルとして登場したというクルマの中でも今一番旬なSUVといえば、ヤリスクロスではないでしょうか?

2020年8月31日に発売されてから月の販売台数としてやヤリスシリーズで20000台近く販売しているところから、ヤリスクロスは10000台ほど販売しているということが言われています。大人気となっているヤリスクロスは売れるのも納得の内容になっているといわれています。

コンパクトカーとしては素晴らしい性能を発揮するヤリスですが、ヤリスと同じTNGA-Bプラットフォームを採用するヤリスクロスは、ヤリスとは全く異なるクルマといえます。全長4180mm、全幅1765mm、全高1590mmというサイズは、日本の道路には絶妙なサイズとなっており、室内スペースがとにかく広いことや荷室の容量もクラスでは最大となる390リッターを誇ります。

さらに4:2:4分割可倒式のリヤシートを倒すことで搭載するアレンジも増え、荷室容量も広げることができるという使い勝手がかなりいいといえるところも人気のポイントですよね。

さらに、コンパクトSUVとしては初となるリヤバンパー下に足を入れるだけで開閉可能なハンズフリーパワーバックドアも採用されており、両手に荷物を持っていてもなんのその!

そして、搭載されているエンジンもよく、1.5リッター3気筒ガソリンエンジンと1.5リッターハイブリッドを搭載しています。ヤリスクロスの4WD性能はなんちゃって4WDではなく、特にガソリンモデルの4WD性能は、パワートレイン直結の4WD機構となっており、最大50:50とリヤに大きなトルクをかけることができます。

そのためハイブリッドと同じダイヤル式スイッチはマルチテレインセレクトとなり、MUS&SANDモードとROCK&DIRTモードの2種類がチョイスできたりします。後輪に大きなトルクを与えることができる4WDだからこそできることもあり、ここまで本格的な4WD性能を持つ1.5リッターガソリンエンジンの4WDモデルはかなりの評価となっているようですよ!

・ホンダ ヴェゼル

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派生モデルのSUVとしては、現行のヴェゼルもそうですよね。需要が拡大し続けるSUV市場でシェアを取り逃さないために、ホンダも商品を貪欲に投入していっています。そのヒット作となったのがヴェゼルです。

すでに、2021年2月18日に2代目が登場するというアナウンスが流れていますが、もともとベースとなっているのはフィットです。フィットファミリーとも言われているヴェゼルは2013年に登場したモデルで、プラットフォーム、エンジンなど基本コンポーネンツを共有しているところはかなり多いです。

現行モデルは人気の高いモデルで、人気の理由としては、コンパクトSUVの中でも室内空間が広く、ラゲッジルームも使いやすいということです。2016年までのコンパクトSUVというと、後部座席がかなり狭い感じのものが多く、その代表となるのは、マツダのCⅩ-3や、トヨタのC‐HRです。

計4度のSUV販売台数NO.1を獲得しているヴェゼルは、デザインについても人気が高いのですが、この後部座席について他を圧倒する広さを誇ることから、高い人気を得ていました。

2021年2月18日には次期型が登場しますが、現行モデルが末期ということもあり、販売が低迷している中で、トップセラーを確固たるものにしたいというホンダの願いもあるでしょう。

人々の注目度もかなり高いヴェゼルがどのようなクルマとして新たに登場するのか、楽しみですね。

・スバルXV

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インプレッサから派生したスバルXV。2017年4月に発表されたスバルXVですが、現行型はすでに3代目へと突入しています。ワゴンとSUVのクロスオーバーであった初代、2代目もインプレッサベースでありながら、200mmの最低地上高によってSUV色を濃くしてきたモデルでありました。

2020年10月にマイナーチェンジが実施されており、フロントフェイスやアルミホイールに新たなデザインが採用されていたり、エクステリアが刷新されています。ホイールには、新デザインの17インチアルミホイールや、18インチのアルミホイールが採用されたりしています。両方とも切削光輝となっています。

フロントバンパーやグリルなどデザイン変更が大きかったマイナーチェンジですが、バンパー下部にある艶消しブラックのパーツをより大きくしており、SUVらしく力強い印象となっています。これにともない、スバル車に共通する六角形グリルはその形を少し小型化しているようです。

走行性能については、サスペンションを改良することで、インプレッサのスポーツ性を残しつつも、SUVらしいしなやかさを両立させています。ハイブリッドのパワーユニットであるe-boxerを搭載したグレードでは、SI-DRIVEと連動するアダプティブ変速制御の「e-アクティブシフトコントロール」を新たに採用し、コーナリングや下り坂などで、その状況に適したエンジン回転数やモーターアシストを行うことで、スポーティさを強調しています。

実は3代目のXVについては、E型になっているというのをご存じでしょうか。スバル車は年次改良を行い、デビューした1年目をA型、2年目をB型と言っているのですが、これまで4年目となるD型で大幅改良を実施されるケースが通例となっていました。ですが、このXVについてはE型での実施となっており、その理由は、XVは現行インプレッサ(A型)の派生モデルにあたり、デビュー当時はその改良モデルのB型として発売されたからです。D型ではないものの通例通り、4年目での大幅改良となった、というわけですね。

・トヨタ C‐HR

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C‐HRも派生車といえるのか?といえば、いえるのではないでしょうか。これはプリウスからの派生車で、2016年新型のプリウスの市販モデルを9月に発表したのですが、新型のプリウス派生SUVとしてC‐HRが発表されました。

C‐HRはフランクフルトモーターショー2015で公開され、すでにテスト車両が続々とスクープされている中で、かなり注目されているモデルでありました。プリウスよりもややコンパクトにまとめられたそのボディサイズは、全長が4.3m前後と、街中でも扱いやすいサイズになっていたため、当時人気モデルであったマツダCⅩ-3や、ホンダヴェゼルのライバルとなるだろうといわれてきました。

ハイブリッドモデルやオーリスにも搭載されていた1.2リッターターボエンジン搭載モデルが用意され、キーンルックを取り入れたフロントマスクや斬新なリヤビューなど、かなりスタイリッシュでデザイン性の高い外観が人気となりました。

2021年に入り、欧州仕様のC-HR 2021年モデルの発表があり、その際新グレードとしてGRスポーツとC-HICというものが発表されています。

C-HRはもともと欧州で2016年に発売され、贅沢なルックスとそれにマッチするハンドリングを組み合わせたダイナミックなクロスオーバーとして位置づけられています。最初のトヨタC-HRはC-SUVセグメントに強力な影響を与えたモデルとされており、初年度、C-HRはヨーロッパで12万台を販売しセグメントのシェア10%まで達成してきたクルマです。

それに続き、1.8リッター、2リッターのハイブリッド仕様などを登場させ、40万人以上のヨーロッパ人に愛されています。

2021年登場した欧州版のC-HR GRスポーツは欧州仕様と日本仕様とでは若干デザインが異なっています。すっきりとした標準仕様に基づいたデザインが採用されているのに対して、日本仕様はよりアグレッシブで派手なエクステリアデザインが採用されています。

欧州仕様のGRスポーツ専用のフロントデザインには、ブラックエンブレムとレッドランプハウジング、センターバンパーとフォグランプ周りのピアノブラック仕上げ、ダーククロームグリル、よりアグレッシブなスタイルのフロントスポイラーが装備されています。

そしてC-HICとは、より高級感とエレガンスをもたらしており、新ボディカラーのOxideBronzeを含む4つの新たなボディカラーが組み合わされています。新しいテンダブルスポーク18インチアロイホイールも装備されており、ボードには、ツートンカラーのオーキッド/ブラックフルレザー張りであったり、電動フロントシート、グレーのヘッドライナーがついています。

今回は派生モデルとして登場したSUVをご紹介しました。これからまだまだ需要が拡大していくSUVは、派生モデルとしてどんどん登場してきそうですね。フェラーリや、ランボルギーニ、ポルシェなどの高級スポーツからもSUVがどんどん出てきていますので、SUV市場はまだ期待できるのではないでしょうか?

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