MX-30のEV仕様の評価が高い!その秘密はステアリングホイールパドルにあった。

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ピュアEVとして登場したマツダのMX-30。マイルドハイブリッド車の発売から約3か月経ってからの登場となりました。先行して発売されたMX-30のマイルドハイブリッドモデルは、個性的なデザインやRX-8譲りの観音開きドアの採用など独創的なクルマでありましたが、パワーユニットのe-スカイアクティブ Gに関しては、同じ車格のCX-30にスカイアクティブ-Xが設定されていることもあり、走行性能や燃費性能では少し影が薄い感じがするのでした。

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◆新車情報2021 マツダMX-30 EVのすごさ

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この遅れて登場したMX-30 EVはマイルドハイブリッドとは徹底的に違うモデルへと仕上がっているといいます。このMX-30 EVはかなりの評価となっており、そしてかなりの驚きがあるようです。ですが、年間で1000台という販売目標のため、1000台を超えるオーダーが入った場合、納車にも影響がありそうです。すでに1000台を超える勢いだそうですが・・・。

時代が進むと反比例して電気と内燃機関の価値は逆転するでしょう。エンジンで走るクルマは味わい深く金持ちの道楽となり、個人的には今、高いお金を払って電気自動車に乗る必要もないかもしれません。今はありがたくエンジンカーに乗っているのがいいのかもしれません。

そんな高価でもあるEV車ですが、今やMX-30の倍近く電池を積んでいるテスラのモデル3であっても430万円くらいからという価格の中、MX-30のEVは451万円から、少し高めの設定になっています。

マツダ初の量産EVという割にしっかりと性能を発揮できる仕様に仕上がってきました。このMX-30の電動化プランは、2022年にはEVモデルをベースにロータリーエンジンを搭載したレンジエクステンダーモデルが追加されます。それに加えて、2020年11月に公表された電動化マルチソリューションでは、次世代パワートレインとしてプラグインハイブリッドモデルの存在も明らかにされています。

電動化で大きく遅れをとっているといわれてきたマツダですが、ここにきて評価はうなぎのぼりなのです。その性能はEVですが、EVらしくない、ということで、ネット上の情報を見ると、どのサイトでも評価はとても高くなっています。

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◆新車情報2021 マツダMX-30はEVらしくないEV

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EVといえば、静かである、速い、というのが一般的な認識と思いますが、実際のところ、どのEV車も一般的な考えは変わらないところがあります。ですが、マツダのMX-30は内燃機関のような運転操作ができるEVといわれているのです。

性能としては最高出145ps/4500から11000rpm、最大トルクは27.5kgm/0から3243rpmといたって目立つようなエンジンスペックではないのですが、さらに二次バッテリーについても35.5kwhと現在主流とされているところからは少し小さいものを積んでいます。

一充電あたりの走行距離についてもWLTCモードで256㎞とそれほど大きな性能ではありません。それでも、内燃機関仕様のモデルを運転しているような感じになるといいます。いわゆるND型ロードスターを運転しているかのような、まさにEVでも人馬一体を成しえているといえるのではないでしょうか。

MX-30で特徴なのはモーターのペダルと呼ばれる電動モータートルク制御システムの完成度が高い、されていることです。緻密な制御を得意とするモーター本来の特徴を駆動モーターとして活かすため、流れる電流のオン・オフとなる境界点を極限まで滑らかにすることで、マツダが内燃機関で培ってきたこだわりみたいなものを感じさせます。

内燃機関は燃焼工程を経て駆動力を生み出すので、物理的にアクセルペダル操作に対する曖昧さが残ってしまいます。その一方で、モーターは真逆でアクセルペダル操作に対する遅れを限りなくゼロに近づけることが可能とされています。

マツダの開発したモーターペダルでは、その内燃機関での曖昧さをモーターで再現することで、慣れ親しんだ運転操作の実現を目指したといいます。

・ステアリングにも大きな変化を

MX-30 EVはモーターペダルが重要な役割を果たしているのですが、その存在価値を高めているのが、ステアリングホイールパドルといわれるものです。ステアリングコラム左右に配置されたいわゆるパドルシフターの操作で、回生ブレーキによる減速度の調整ができます。それだけではなく、パドル回数に応じてアクセル操作を行った際の加速度の強弱も同時に行えるのです。

左右のパドルはそれぞれ2段階設定されており、Dレンジで使用可能で、いわゆるイグニッションスイッチを押した状態では、過去の設定がリセットされて標準の中間位置が維持されます。

左パドルでは、回生減速度が強まると同時にアクセルオンでの加速度が弱まるのですが、右パドルでは、回生減速度が弱まると同時にアクセルオンでの加速度が強くなります。

左パドルを2回操作した際の最大減速度は1.5m/s2となっており、これは国土交通省が定める「電気式回生制動装置動作時の制動灯点灯」の点灯義務の領域となります。回生による減速度はメーター読みで7㎞/h程度でゼロになるといいます。

右ハンドルを2回操作した際はほぼ回生減速は行われず、いわゆるセーリング状態=ニュートラル位置で走行しているかのような抵抗のない状態で走行が行えます。左ハンドルは下り坂で、右ハンドルは拘束走行で必要に応じてドライバーが操作するといいのかもしれません。

MX-30 EVモデルは、アクセルペダル操作に対して駆動力を変化させるスポーツモードやエコスイッチみたいなものはないのですが、このステアリングホイールパドルの活用でかなりの自由度がでてきます。しかもDレンジの標準位置の加減速設定が秀逸で、Dレンジでアクセル操作をオフにした際の自然な減速度は、マイルドハイブリッドのMX-30と変わりません!

アクセルペダルから足を離すタイミングから空走区間、ブレーキペダルに足を乗せるタイミングに至るまで、まるでEVを意識することのない運転が楽しめるようです。初めて走る不慣れな道でも運転操作に集中できるのでかなり有意義な感じなのです。

加減速時にインバーターが発する高周波音は徹底的に打ち消されている反面、トルクの増減を疑似的な音を発することでコントロール性を向上させていたりもします。

ドライバーによるステアリング操作をきっかけに車両前後荷重をスムーズに行うG-ベクタリングコントロールプラスも、MX-30 EVモデル用として「エレクトリックG‐ベクタリングコントロールプラス」へと大幅に改良されています。これまでのGベクタリングコントロールプラスでは物理的に難しかった下り坂での積極的な車両挙動制御が可能になるなど、ボディにかかるGの変かのコントロール領域が広がっています。

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◆新車情報2021 マツダMX-30 EVモデルは初心者向きでもある?

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1月28日に登場したEV仕様のMX-30ですが、ディーゼルエンジンを得意とするマツダのEVということでかなり注目されてきました。欧州では2020年1月から先行予約が開始されており、正式には2020年9月から発売となりました。3か月ちょっとですでに1万台が登録されているといいます。

MX-30の購入層は、既存の顧客層や新たにクルマを購入する層とともに、環境性能や走行性能などEVであることを積極的に評価している特徴があります。

EVのスペックとしては35.5kwhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、交流同期モーターの出力は107kw、145ps、27.5kgmとなっています。急速充電はチャデモ企画に対応しており、普通充電であれば、6.6kwまで対応できます。フル充電での走行可能距離はWLTCモードで256㎞。バッテリーヒーターも装備されるので、-5度以下でも充電が可能になっています。バッテリーは極低温では極端に充電能力が落ちるので、EUで売るEVでは必須の装備ともいえます。

MX-30 EVモデルのバッテリー容量は35.5kwhですが、この容量は、ライフサイクル評価でのCO2排出量をディーゼルより低くならないことを指標として決まったものです。ライバル車よりは若干少な目といえますが、バッテリーの容量が大きいほど製造時のCO2排出量は増えます。マツダのシミュレーションでは、この容量で走行距離8万㎞から10万㎞くらいになるとディーゼルエンジンよりもライフサイクル評価でのCO2排出量が少なくなるといいます。

WLTCモードで250㎞走行できる、ということであれば、通勤や買い物など日常の足としてのデイユースには問題ないくらいで、ロングツーリングは苦手となりそうですが、国内の急速充電器の出力であれば、これくらいが充電の時間効率がよいとされています。慣れてくれば11泊の旅行くらいは問題なくこなせそうです。それでも足りないという人は、2022年にはロータリー発電機を搭載したレンジエクステンダー仕様のMX-30が設定されるので、その時に購入を検討してもいいかもしれません。

◆新車情報2021 マツダ MX-30 EV仕様には手厚い支援がある

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MX-30のEVモデルの価格はベースモデルが451万円です。ベーシックセットが458.7万円、ハイエストセットが495万円となっており、EVの価格帯としては平均的なところですが、車両クラスで考えるとどうしても高い、というイメージがあります。マツダはEV自体に不慣れな人に様々なサポートプランを用意しています。

まずはマツダの残価設定クレジットで、他のマツダ車と同じ条件でプランの利用が可能です。スカイプランと呼ばれる残価設定クレジットでは、3年後の残価率は55%保証されます。たとえば、ボーナス10万円の併用があれば、毎月の支払は3万2000円ほどになり、実際の買い物や充電を体験できるように、1日モニター試乗できるプランも用意されています。EVと自分のライフスタイルがあっているかどうか不安なユーザーは、3年後の買い替えがしやすいという安心感もあります。

EV車に関しては今のところ、税制の優遇措置があります。自動車取得税、自動車重量税の免税措置や毎年の自動車税のクラスも低く設定されています。実はEV車はエンジンがないために、区分では1リットル以下が適用されるのです。2020年のカーボンニュートラル宣言により、EV、PHEV、FCVの購入補助金の拡充が予定されています。ですが、この優遇措置は限りもあるために、利用するならば早いに越したことはないです。

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