s660 手放した理由は「やっぱり積載性」。ついに生産終了となった。

0

ホンダのS660が生産中止になるという情報が出てしまいました。そして最後の特別仕様車である「S660 モデューロX versionZ」を最後に終了になるのです。新たな特別仕様車は6速MTのみの1グレードだけの設定で価格は315万円ほどします。軽自動車ではありますが、走りはスポーツカーという車はこれから必要されなくなるのでしょうか。

スポンサーリンク

◆新車情報2021 ホンダ S660が生産終了に

このS660はホンダ技術研究所設立50周年を記念した商品企画提案がきっかけとなり開発がはじまりました。本格的なスポーツカーを追求しており、走る歓びの実現を目指したモデルとして2015年4月に発売しました。実は管理人も発売日当日に購入したのでした。(^o^)

2シーター・オープンスポーツモデルとミドシップのレイアウトということで、ハンドリング性能にかなり定評があったのは言うまでもありません。2018年7月にはモデューロブランドからチューニングされたコンプリートモデルである「S660 モデューロX」が登場して、これまで累計で3万台以上の販売をしてきた車でもあります。

ホンダのS660といえば、660cc直3ターボをミドシップ搭載ということで、発売当時は相当話題の車でありました。1996年に販売を終了したビートの後継とも言える存在で、660cc直列3気筒DOHCターボをミッドに積み込み、後輪を駆動するMRのレイアウトとなります。

2011年の東京モーターショーではEV-STAR、2013年の東京モーターショーで「S660 コンセプト」が登場しかて、かなり話題となったのです。管理人はそのときからなんとしてもこのS660が欲しいということで、2015年4月に登場するまで、ホンダのディーラーに何度も通い、会社の先輩にお願いをしてホンダとコネクションを作ってもらった記憶があります。

2015年4月に登場するまで、様々なイベントが開催されていました。発売当初には、「コンセプト エディション」というものもあり、購入するためには抽選をしなければならないなどあり、倍率は相当高かったと記憶しています。残念ながら、このコンセプトエディションには外れてしまい、購入はかないませんでした。

660台限定ということと、シリアルナンバーが1~660まで付くというのもあり、どうしても欲しかったのですが、抽選ということもあり入手はできませんでした。ですが、当時のディーラーの担当の方の尽力もあり、県下一番に購入させてくれたことが何よりも嬉しかったです。

ラインナップにはβ(ベータ)と上級グレードのα(アルファ)という2つだけだったのですが、管理人は上級グレードの方のアルファを購入しました。

全長3395mm、全幅1475mm、全幅1180mm、ホイールベースが2285mmというコンパクトなサイズでミドシップ、オープンスポーツというかなり珍しいスポーツモデルであったことは自慢すべき点でしたね。

スポンサーリンク

◆新車情報2021 ホンダ エスロクと呼ばれた高性能軽自動車

1

この車だけで車すべてを満足することは不可能です。なにせ、相当に不便と思われることもあるからです。この車を所有するにはある程度の覚悟や家族の理解が絶対に必要となります。自動車としての利便性は全く皆無と言える物で、エアコンは付いているので、2シーターのバイク的存在とも言えるでしょうか。

・S660の走行スペック

2015年4月2日に発売となったS660。愛称はエスロクです。エンジンは低・中速域での力強さを誇る、高回転型の直列3気筒、DOHCターボエンジンS07A型が搭載され、1300ccクラスの力強さを持ったダウンサイジング過給をコンセプトとして生まれたエンジンです。

ポテンシャルを更に高めるために新たに設計されたターボチャージャーを採用し、アクセルを踏み込んだ状態からレスポンスを更に向上させています。アクセル操作に対して、素早くPOWERを立ち上げてくれるよく走るエンジンです。

・S660の燃費性能

燃費性能としては当時JC08モード燃費でしたが、カタログ燃費では6MTで21.2km/L、CVTで24.2km/Lです。管理人はCVTに乗っていましたが、10000キロ走った平均燃費は約20km/Lほどでした。この車で燃費のことを考えて走るのはバカでしょ、くらい燃費のことを考えて走っていました。今思えば、燃費など関係なく走った方がやっぱり愉しいですよね。

・S660の運動性能

アジャイルハンドリングアシスト機能というものが搭載されており、コーナリングに狙った通りラインを取ることができるという、これは運転がうまくなった気になる機能です。実際にコーナーではポルシェや他のスポーツカーに劣らない性能を発揮してくれます。一度コーナーでポルシェと並んだことがありましたが、コーナー出口では、管理人のS660の方が速くでたことがあったりしました(笑)。

ですが、自分の狙った通りにラインを取ることができるのは、本当に気持ちのよいもので、やみつきになること間違いなしです。

スポンサーリンク

◆新車情報2021 ホンダ S660に乗ってみて思ったこと

2

管理人は2015年から2017年の11月頃までS660に乗っていました。この車の最大の弱点は積載性にあると管理人は思います。本当に荷物を載せるスペースがなく、あるのは、ボンネット前にある小さなスペースだけです。

一度二人で2泊3日の旅行に出かけたことがありましたが、自分達の荷物やお土産などを購入すると、助手席側までぱんぱんに溢れんばかりの状態になったのを記憶しています。

もう少しゆとりのある状態にするのであれば、日帰りやなんとか1泊くらいであれば可能でしょうか。音もうるさいのですが、オープンで走った時の爽快感は、他の車では体感できないものがありますよね。軽快感、爽快感のどちらも感じることができるので、かなりいいと思います。

夏などの日差しの強い季節には、帽子や日焼け止めが必要です。何の装備もなくオープンで走ると日差しが強烈におでこを直撃して、かなり焼けてしまいます。

軽自動車とは思えないハンドリングと、割り切ったレイアウトのスタイリングであり、軽自動車ということもあってランニングコストはかなり良いと思います。

運転席はまぁまぁの広さと言えます。174センチの管理人でも相当狭いと感じさせるものがありますが、乗ってみると意外に座れるものだと思います。シートの調整はほぼできませんけどね。

車高がかなり低く、安全確認が意外としにくいところがあります。特に交差点では対向車の路肩からやってくるバイクが来てるのかどうか分からないことや車線変更など、さらには、運転席より狭いと言われている助手席が不満なところかもしれません。

雨の日なんかは、傘をどこにおけばいいのかと思うくらい置く場所がなく、結局助手席に置くことになります。雨の中二人は相当厳しいですよね。やっぱり一人で使う方がいいのかもしれません。

街乗りの右左折でさえも愉しいと思えるハンドリングで、しっかりとした剛性感のある車です。内装はわりと高級感があります。かなり車高が低いということもあり、後の車のロービームでさえ、かなりまぶしいです。

旋回性能としては日本車最強レベルを誇ると思います。旋回性能だけではなく抜群のスタビリティで、6速MTでは優れたシフトフィールやショートストローク。ACCなどの先進的な運転支援システムがないことと、6000回転以上における加速の伸びがもう少しというところでしょうか。

エンジンそのものは汎用エンジンですが、それ以外はほとんど専用部品で構成されているのがS660です。確かに馬力は少ないものの、それ以外の走行性能は日本車最強レベルと行っても過言ではなく、MRならではの発進加速性能や、電子制御を切っても抜群な旋回性能、そして重心が低くワイドタイヤの恩恵を受けたスタビリティ、どれもこれも満足できるものです。積載性についてはあきらめてください。

◆新車情報2021 ホンダS660はインテリアが上質

3

インテリアも走るための空間として直感操作を実現する操作性を徹底的に追求していると言えます。ドライバーの手が届く範囲にスイッチ類があったり、運転に集中できるスポーツカーらしいレイアウトになっているのは間違いありません。一方で質感にも拘っており、ダッシュボード上にあるソフトパッドパネルをはじめとした上質感のある素材がインテリアを構成しています。

カーボン柄を採用しているところが結構あるために、雰囲気としてはレーシーなところも嬉しい装備です。さらに上級グレードのアルファには本革のステアリングが採用されており、シートもスポーツシートらしい滑りづらさと質感の高さを兼ね備えた本革ラックススウェードのコンビシートとしているところなど、軽自動車で考えるのであれば、かなり上級モデルへ振った内装になっています。

そしてドライバーの着座位置やヒップポイント、アクセルやブレーキペダルの位置を最適化しており、まさにゴーカートのような低いドライビングポジションが実現されています。相当キビキビしたドライングを楽しめるためハンドルはホンダの市販車としては一番小さいものが採用されています。

・S660 モデューロX VersionZ

4

今回最後になるS660のモデューロX versionZですが、2018年5月に登場したS660 モデューロXのコンセプトを踏襲しながらも、さらにストイックで非日常にあこがれるユーザー向けに特別感を際立たせたといいます。

専用カラーである「ソニックグレー・パール」やメッキエンブレムのブラッククローム化さらに、アクティブスポイラーをブラックオフとしたなど、アルミホイールもステルスブラック仕様に変更されています。

S660のversionZとなるソニックグレー・パールは、シビックにも採用されているカラーであり、乗ってみるとまさに戦闘機のような特別感があるということです。軽くてぶん回して楽しめる車であり、ちょっと頑張れば届きそうな!?価格でもあります。かっこいいのですが、このS660を所有するには様々な条件がありそうですね。

5 6

・管理人の感想

このニュースを見たときに、ガソリン時代が終わったなと思ったのが率直な感想でした。これから他メーカーの純ガソリン車も生産終了というアナウンスが続々と続きそうで購入するのであれば今のうちかなと思ったりもします。

そしてまた1つ手頃なスポーツカーが姿を消すことになるのにはかなり寂しい気がします。かつて所有したことのある車だけに。

これから生産中止後に高騰して転売しようという人も出てくるかもしれませんね。そうならないことを祈るばかりです。それにしても、残念なニュースでした。

スポンサーリンク
スポンサーリンク