トヨタ EVは遅れていなかった!あまりにも先を行き過ぎた結果

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2025年の商品化を目指すといわれているEVのレクサス「LF-Z Electrified」が世界初公開されました。トヨタがレクサスのブランド変革に向けた取り組みを発表という中でのモデルになるのですが、これは次世代のレクサスを象徴するEVコンセプトカーといわれています。そのスペックのすごさに度肝を抜かれます。

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◆新車情報2022 レクサス次期型EV車のスペックがすごい

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2021年の3月30日に、トヨタが今度のブランド変革に向けた取り組みについて発表する「レクサス CONCEPT REVEAL SHOW」が行われ、その中でリリースされたのが次世代EV車のLF-Z Electrifiedです。

最大出力は400kw(544ps)で、発進から100㎞/hまでの加速は約3秒、最大速度は200㎞/Lとしており、バッテリーは容量90kwhのリチウムイオン電池が搭載されます。航続距離は600㎞を確保し、ステアリング機構には、バイワイヤを採用しています。

コンセプトカーではありますが、ボディサイズも発表されており、全長4880mm、全幅1960mm、全高が1600mm、ホイールベースが2950mmです。外観はスピンドルボディという新たな表現がなされており、内装デザインは新コンセプトのTazunaに基づきデザインされています。

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レクサスは2025年までに世界の各国や地域のニーズに応じて適時、適材、適所の考え方のもと、10以上のEVやPHV、ハイブリッドなどの電動車を含む、約20種類の新型や改良モデルを投入するということが話されました。ガソリンエンジン車であるハイブリッド車を電動車に位置付ける姿勢については2025年に向けても維持をしていくということです。

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2025年には全車種に電動車を設定して、電動車の販売比率がガソリンエンジン車の比率を上回ることを目指すとしており、ハイブリッド車がそれまでの時代とは違う意味の技術であったことは間違いないといえます。電動車とガソリンエンジン車についてはいまいちわかりにくいところもありますが、電気自動車についてはピュアEVといわれるように、ハイブリッドを含む電動車は電気の動力を採用しているクルマとするのであれば、また違った言葉を使うことも必要かもしれません。

トヨタは2050年には、全モデルのラインナップにおいて材料や製造、部品製造、車両製造、物流、走行、廃棄、リサイクルの各段階を含めたライフサイクル全体でのカーボンニュートラルを目指したクルマ作りに挑戦していくとしており、トップ企業として世界をリードしていくことになるでしょう。

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◆新車情報2021 レクサスEV市販車第一号のUX300e

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レクサス初の市販EVとしては2019年11月に登場したUX300eがあります。これは2019年の広州モーターショーで公開されました。UX300eは2020年から順次発売されており、日本では10月22日に発売されました。電動化ビジョンである「レクサス Electirified」の第一弾であるEVクロスオーバーです。

UX300eはレクサス発のBEVであること、トヨタ初の量産型BEVということでもあります。ベンツではEQCやポルシェのタイカン、アウディのe-tronなど、初のBEVと呼ばれるものは各自動車メーカーは大々的に広くアピールしていきますが、このUX300eの登場は少し違ったようです。

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まずは135台での限定販売ということもあり、トヨタはEV車に対して消極的だという印象を受けたものですが、UX300e自体はよくできているものだけに、なぜ消極的なアプローチで済ませたのか、気になるところです。

ベースとなっているのはUXですが、だからといって簡単に手掛けているものでもなく、資金力のあるトヨタだからこそできるしっかりと開発されたEV車です。

見た目やスペック自体はUXと大きく変わらないですが、中身はUX300eの専用につくりかえられています。フロントのサブフレームは新規で導入されていますし、リヤのサブフレームも強化されています。フロア下に置かれたバッテリーパックは路面からの衝撃を守るために、すのこ状の鋼鉄製アンダーフレームでおおわれています。これらのほかにも、リヤバンパーの強化やステアリングギヤボックスへの補強材が追加されるなど、ボディ全体の剛性の向上が図られているのです。

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EV車へ代わる、ということでボディ剛性が改善される必要があるのかというと、ポイントとしてはフロア下のリチウムイオンバッテリーにあります。前席の足元から後席の臀部の下あたりまで敷き詰められているバッテリーは、それ自体が硬いもので、自動的にフロア全体の剛性は高まります。それだけでもなかり頑強になるのですが、バッテリーをボディの構造部材の一部と考えた場合、通常とUXのボディのままでは、フロア付近と前後のボディ剛性のバランスが狂う、というのが主な理由だとされています。

ボディ剛性のアップだけではなく、バッテリーは路面からのノイズもカットするような遮音壁になっているところもあります。ホイールアーチ付近で発生する水などの跳ね返りの音などが目立ってしまうところもしっかりと対策されているし、EVの室内はエンジン搭載車に比べるとかなり静かなので、風切音を軽減する遮音ガラスも採用されています。静粛性の高さはレクサス全車に共通する特徴ではありますが、EV車になってもそのあたりは抜かりなく実施されています。

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◆新車情報2021 レクサスが力を入れるEV車

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今回発表されたレクサスのコンセプトカーは2025年までに実現することを見据えたものです。あくまでもコンセプトカーというものの、その完成度は高く、ですが、登場が2025年になるとそれまでに改良されているところもあるでしょうし、真新しさも出てくることでしょう。今登場したのであれば、なおさら、新鮮味や真新しさはあるのですが、今から4年ほど先となると、実際にどうなっているのかということが率直な感想ではあります。

バッテリーやモーターの最適配置をすることで慣性諸元の向上、四輪駆動力制御技術である「DIRECT4」などを活用して、従来のクルマとは一線を画した高度であり自由度の高い運転性能を実現するとしています。さらに、ユーザーの移動体験をより豊かにするために提供される技術や先進的なインフォテイメント機能などをところどころに織り込んでいます。

基幹モデルのセダンであったりSUVラインナップの強化の拡充にとどまらず、車を操る楽しさを提供し続けるスポーツモデルや、新しいショーファー的な新ジャンルのモデルなどの可能性も追求していき、ユーザーの期待を超える新しい価値の提供にも挑戦をしていくようです。

◆新車情報2021 トヨタがEVに対して本気を出してきた?

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2021年4月19日から開幕される上海モーターショーで、トヨタは新しい電気自動車のアーキテクチャーである「e-TNGA」を採用した新型電気自動車の発表を行います。e-TNGAは、ホイールベースの自由度も高く、モーターの配置も前後自由自在で、FWD、RWD、AWDの設定が可能という案内がなされています。これまで電気自動車ではライバル各社に先を越されていた感じのあるトヨタですが、ついに本気を出してきたのかと思われました。

ですが、フォルクスワーゲンのような海外勢の電動化戦略からはまだ遠く及ばないのでしょうか?。聞くところによると、フォルクスワーゲンでもこの上海モーターショーでも詳しく話をされると思いますが、2030年までにバッテリーのギガファクトリーを欧州を中心として6工場建設するとも発表しており、その計画は年間で240GWhといわれています。

一台あたり40kwhのバッテリーを積むことを考えると、600万台分に相当するバッテリー供給になるというのです。フォルクスワーゲンは年間での生産台数は約1000万台ということで、その半数以上が電動化されたクルマということになります。

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トヨタはどうか、というと、決して他の自動車メーカーに後れを取っているのではなく、いつでも出せる状態にあるようです。現在最も最適なのはハイブリッドという認識があるために、出さないだけと考えられます。

EVが世界の主流になるのは電力が圧倒的に足りなくなるということがあります。そのために国が本気で発電する仕組みのものを作るのであればトヨタも本腰を入れてくるでしょう。現時点ではそのようなことはなさそうなので、トヨタも現状でベストな選択をしているだけなのです。海外自動車メーカーはトヨタにハイブリッドで負けた腹いせにEV化を進めているに違いありません!。

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トヨタは技術的難易度が一番高く、かつ社会インフラ的には一番受け入れられやすいハイブリッドから製品化を進めたということが、最大の功績といえます。当時ロードマップの説明会でもそれを公表しており、なぜ完全EVに着手しないのかについても説明しています。そしてプリウスの登場です。

一度の充電で長い距離を走れる大容量電池の製品化が課題であり、最近では大容量個体電池の開発が急激に発展し、第一関門はクリアしつつありますが、まだ社会インフラの電力供給不足の解消や、クリーンエネルギー化の課題は山積みです。トップランナーだからこそ社会インフラに対する責任感をトヨタが一番感じているに違いありません。

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