新車情報2022 トヨタもやられるのか?サプライヤー ファーウェイ

アメリカ政府がファーエイを禁輸措置リストに加えたことで、ファーウェイは中国国内で代替のサプライヤーを見つける努力を迫られているといいます。4月19日から開始されていた上海モーターショーで衝撃のデビューとなったのがなんとそのファーウェイだったのでした。

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◆新車情報2022 外車にもファーウェイの波

中国市場は新型コロナウイルスの感染拡大によって、2020年の第一四半期は武漢市のロックダウンで経済は停滞を見せていましたが、感染拡大を抑え込んだといわれる第二四半期からは毎月のごとく強力な増加を見せて、2020年の年間の乗用車販売台数は2531万台にものぼるといいます。

2021年の第一四半期も好調に推移しており、世界でも唯一といっていいほど大幅に経済が成長しているところで、このままだと間違いなく世界で一番の自動車販売台数を記録することになるでしょう。この巨大市場で成功するかが、自動車メーカーの命運を握っているとも言われています。

新型コロナウイルスの世界的な感染流行以降、初めて予定通りに開催された国際自動車ショーが今回開催された上海モーターショーなのですが、新型コロナウイルスの感染拡大の抑え込みに成功したという中国の経済回復と成長を背景に、今のところ世界最大の自動車ショーとなっています。

2021年の上海モーターショーのテーマは「変化を受け入れる」とされており、実質的に電気自動車ショーとも呼ばれています。そのほかにも自動運転やコネクテッド技術とサービスの最先端も数多く出展されたのでした。

驚くべきことに、今回の上海モーターショーでは、出展社数は1000社を超え、総展示面積は36万ヘーホーメートル、ワールドプレミアは128台にもおよび、総展示車両は1300台を超えます。何よりも徹底した新型コロナウイルス感染対策により来場者は81万人と限定されているものの、かなりの盛況であったと伝えられています。特に世界的な感染拡大によって海外からの来場者は大幅に減少し、海外のジャーナリストなどはほとんどオンラインでの参加になったそうです。

4月19日、20日とメディア先行で行われた会見では過去最多となる138回、参加したジャーナリストは1万1000名弱にも及びます。このメディア向けに行われた日は、カーボンニュートラルや新エネルギー、自動運転、ソフトウェアディファインドビークルなど、多くの課題であったり、これからの取組について焦点が当てられていました。

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◆新車情報2022 モーターショーは世界の注目を集めた

今回は主にはEVショーとなったように、中国の新エネルギー車市場が世界の注目を集めており、中国の民族系自動車メーカーや、海外の伝統的な高級車メーカーが発表したEV、新エネルギーモデルの発表数が、発表されたクルマの半数以上あったのです。

特に電気自動車と同時に、中国市場では、スマートカーが今後の時代を切り開くであろうことも明確になっており、2021年のモーターショーではついに中国のIT企業であるファーフェイ、バイドゥなどのインターネットやIT大手企業と自動車メーカーの強力なタイアップや協業が発表され、自動車市場は燃料から新エネルギー車へ、そしてメカ・ハードウェアから知能化へ、より上質な生活空間へと変化していくのだとしています。

これは自動車メーカーのブランディングであるとか、商品企画、マーケティングなども大きく方向転換をしていくことを示唆しています。特に中国の自動車消費者がインテリジェントカーや自動運転により関心を大きく深めており、自動運転車の技術が特に注目を集めています。

今回の上海モーターショーでは新型コロナウイルス対策として、健康データの監視と管理は大きな効果を発揮しているとされ、モーターショーのコンセプトに従い、電子チケット、電子入退場管理、顔認証サービスを導入し、来場者の実名認証を厳格に行い、開催期間中は会場全体を徹底的に消毒し、安全なイベントとして実現しました。

感染対策の一環として、展示方法も多様化しており、今回のモーターショーでは、各自動車メーカーは斬新な展示方法、スペースに余裕がありリラックスして楽しく、そして環境にも配慮したよりよいカーライフのコンセプトを観客に示したのです。

・いよいよファーウェイに管理される時代

今回のモーターショーの象徴的な風景としては、自動車メーカーではなくファーウェイのブースに多くの人が集まったといいます。ファーウェイのブースにはHIのロゴが貼られた1台のクルマが展示されており、この車は中国の北京汽車の電気自動車ブランドが発売したARCFOXといわれています。そのHIの意味するところは、インテル・インサイドと同じ流儀であるファーウェイ・インサイドのかしら文字でもあるというのです。

この新型のEVは、ファーウェイ製の電気駆動モーターやセンサー類、中央統合制御用ECUなどで構成されるファーウェイの自動運転+EVプラットフォームを新たに採用しており、市街地でのハンズフリー走行が可能な高度運転支援システムを搭載し、価格は700万円弱にもなるといいます。

中国では現時点ではレベル3、レベル4の自動運転の実証実験が行われているのですが、法規的にはレベル3以上の自動運転システムは認可されていないのでレベル2にあたいします。ですが、技術的にはレベル3を超えてレベル4にも到達しそうな高度運転支援システムの搭載となっているのです。

ファーウェイは上海モーターショーが開催される前の4月12日、広東省シンセン市にあるとされる本社にて、上海モーターショーでは自動運転システム搭載モデルを発表すると予告していました。それと同時にファーウェーは、新たな事業部門として自動車事業を開始するということを決定しており、自動車メーカーとしてクルマを作るのではなく、自動車メーカーにトータルなハードウェアとソフトウェアを供給するメガ・サプライヤーを目指すとしたのです。

それは北京自動車の新型車だけではなく、ファーウェイの開発した電気モーターやバッテリー制御ユニット、ギアボックスなどを一体化したEアクスルである「DriveONE」、そして自動運転には欠かせないLiDARや4次元イメージングレーダー、バッテリー制御、独自OSを搭載した車載デバイスやECUなどを出展しています。

世界に約20万人の従業員を持つファーウェイは、通信機器やスマートフォンだけでなく、さまざまなテクノロジー開発を行っている企業です。5G通信に始まり、AI技術などからモビリティに関する開発も行っています。そのために以前からシンセン港の港湾領域内での大型トラックの無人運転システムの実証実験も行っています。そのようなリソースを自動車事業に投入するというのです。

新規参入する自動車事業では、EVの自動車用に統合電子プラットフォームを作成し、それと同時にプラットフォームで作動させるためのセンサー類、駆動モーター、電気駆動制御システム、コネクテッド技術などがラインナップされています。

サプライヤーということなので、ハードウェア類の多くは提携企業との共同開発品もありますが、必要となるハードウェアはすべてラインナップさせ、電子プラットフォームから始まり、電子制御システムとハードウェアをすべてそろえることで、CASE時代のデファクト・スタンダードとしてのメガ・サプライヤーを目指しているのです。

このCASEを迎える時代にあたり、ファーウェイはj力ですべてを開発できる自動車メーカーはいないと踏んでおり、ファーウェイの電子プラットフォームは、北京汽車や長安汽車、広州汽車など地元中国の大手メーカーがすでに導入を始めており、今後は海外の自動車メーカーにも参加をさせていく方向であります。

ファーウェイのみならず、この上海モーターショーを機会に、バイドゥも自社の高精度地図データを利用した自動運転システムを自動車メーカー向けに発売することを予告しており、スマートホン製造大手であるシャオミィは、今後膨大な資金を導入してEVプラットフォームを開発することも発表しています。

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◆新車情報2022 ファーウェイの躍進

ファーウェイは中国にてARCFOX(アークフォックス)と呼ばれる新ブランドを立ち上げました。これは中国の国有自動車大手の北京汽車の参加である北京新能源汽車が立ち上げた高級車の新ブランドです。

この自動車には、レーザー光を用いた3次元センサーであるとかの各種センサーを含む自動運転システム、そしてスマートコクピット用にカスタムされたホンモンOS、独自のプロセッサー、車載ディスプレイなど、ファーウェイを筆頭に中国国内のソフトやハードといったソリューション企業と手を結び、その技術を搭載しています。

その自動車を販売するための販売網も拡大する予定で、自動運転は今後10年以内に世の中を一変させる産業革命としており、ファーウェイの自動運転技術は、すの市街地でのテスト走行で優秀な成績を上げているとしています。

今後は販売路線を大きく拡大していく予定で、ファーウェイ製の直営専売店も建設中とあり、今後ARCFOXブランドの自動車を販売する可能性も示唆しています。

このように自動車分野への参入もぐいぐい来ているファーウェイですが、現時点では自動車自体の製造はせず、あくまでも部品のサプライヤーとして位置づけています。

さらにファーウェイは1100億円と投じて、自動運転と電気自動車の技術を加速させる計画を示しています。それはテスラを超えるためとも言われており、さらには、中国市場は毎年3000万台以上の自動車が市場へ投入されており、その数はさらに増えているといわれています。中国以外の市場を開拓しなくても中国で販売される1台当たりの平均17万円を獲ることができれば、ファーウェイにとってこれほど大きなビジネスはないとしています。

本音ではそうであっても、自動車サプライヤーとして今後やっていくということである理由の一つは日本、もしくは世界からの部品調達は増えると考えているからです。その金額は年間で1兆1000億円とも言われており、自動車へ中国の技術を投入することで、ついに日本の自動車、その先にあるユーザーへの干渉も行ってくるのではないかと非常に危惧されています。

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