新車情報2021 スズキがダイハツをわずかに超えた2020年度登録台数

2021年4月の軽自動車登録ランキングが発表されました。相変わらずホンダのN-BOXがダントツの人気となっていますね。2位にはスズキのスペーシア、3位にダイハツのムーヴ、4位にダイハツのタントとスーパーハイトワゴンの一角が崩れてきている感じがします。

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◆新車情報2021 ホンダN-BOXが不動の1位

ホンダのN-BOXの勢いが止まりません。1月から3月までは決算セールということもあり前月対比としては減少していますが、それでも16000台を超える販売をしています。これは登録車のヤリスシリーズに近しい数字となり、軽自動車、登録車を合せると、ホンダのN-BOXが単体では1位という数字になります。

以下4月度の軽自動車ランキングです。

メーカー/通称名/本月/前月

1位 ホンダ/N-BOX/16733/27164
2位 スズキ/スペーシア/10802/19584
3位 ダイハツ/ムーヴ/9750/13005
4位 ダイハツ/タント/9471/17068
5位 スズキ/ハスラー/6834/11147
6位 日産/ルークス/5677/13778
7位 ダイハツ/ミラ/5513/8945
8位 スズキ/アルト/5408/8706
9位 スズキ/ワゴンR/4867/8458
10位 ダイハツ/タフト/4655/7123
11位 日産/デイズ/3859/8264
12位 スズキ/ジムニー/3512/5719
13位 ホンダ/N-WGN/3353/7302
14位 ホンダ/N-ONE/2488/3204
15位 トヨタ/ピクシス/2009/2123

軽自動車でも上位に来るのがスーパーハイトワゴンといわれるモデルなのですが、3位にダイハツのムーヴの登場でついに、スーパーハイトワゴンの一角であるタントとの順位が入れ替わってしまいました。その差は数百台ですが、ムーヴのフルモデルチェンジが近づいている感じもします。

4月度こそダイハツとスズキではダイハツの方が台数が多いですが、2021年1月から4月の累計ではスズキが212,340台、ダイハツが210,638台とスズキがダイハツを抜き去ったのです。

2020年こそスズキはダイハツに約7,000台という差が付いていましたが、ついにダイハツの登録台数を超えたということになりました。その理由としては様々あるでしょうが、ダイハツのタントの伸び悩みが要因でもありそうです。

ダイハツが伸び悩んでいる理由としてタントの伸び悩みだけが要因ではありません。実は2020年6月に登場したタフトはまだ1年が経っていないので、そのまま登録にオンされますが、実は他の車種で軒並み前年を割っているということがあげられます。

その中で一番の下げ幅がタントで、2019年度では年間で172,679台とダイハツの中では一番登録が多かったモデルです。ですが、2020年には128,218台となり、台数では約45,000台ほど落としている結果となりました。しかも2020年度はN-BOXとスペーシアにも及ばず、軽自動車としては3位に留まっています。

タントはダイハツのDNGAという最新のプラットフォームを一番に採用したモデルです。それが設計の古いホンダのN-BOXやスズキのスペーシアに負けているということになると、ダイハツ全体の販売実績に大きな影響を与えることになります。

タントは先代の欠点を大きく改善しており、後席の座り心地や走行安定性はホンダのN-BOX、スズキのスペーシアを上回るといいます。従来と同じく左側のスライドドアにピラーを内蔵させて、前後のドアを開くと開口幅が1490mmまで広がるということから、乗降性はかなりいいのです。シートアレンジも工夫されているのですが、それでも売れ行きは伸び悩んでいるという苦しい展開になっています。

・タフトが特別仕様車を販売

そんな中ダイハツはタフトとウェイクを5月10日に特別仕様車を発表しました。

日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を愉しくしてくれる頼れる相棒というのがコンセプトであるタフトですが、特別仕様車として「クロムベンチャー」を設定しました。これは外装のメッキ加飾に加えて、内装のアクセントカラーをダークシルターとすることで、今好評であるアクティブ感に、上質感を加えて特別仕様車となっています。

ターボ、ノンターボの設定があり、

Gクロムベンチャーの2WDは1,551,000円、4WDは1,677,500円、Gターボクロムベンチャーの2WDは1,672,000円、4WDは1,798,500円となっています。

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◆新車情報2022 スズキの販売が好調なワケ

メーカー/本月/前月/前月比/前年同月/前年同月比
合 計/139541/228889/61/98255/142
ダイハツ/45682/67226/68/33185/137.7
ス ズ キ/43581/70352/61.9/25910/168.2
ホ ン ダ/27083/45935/59/22659/119.5
日 産/12499/27385/45.6/8523/146.7
ト ヨ タ/4088/3704/110.4/2597/157.4
三 菱/2603/7567/34.4/1773/146.8
マ ツ ダ/2388/4106/58.2/1966/121.5
ス バ ル/1610/2603/61.9/1639/98.2
そ の 他/7/11/63.6/3/233.3

スズキはダイハツを超える販売をしてきそうです。その中でも今人気のカテゴリーであるSUVにも大きな差が出てきていると思われます。

軽SUVとしてはダイハツのタフト、スズキのハスラーが代表格となるでしょうが、タフトはまだ2020年6月に投入されたばかりの新参者と言えます。

ハスラーとタフトの特徴を比べると、ハスラーは後席に左右独立式のスライド機能を搭載していたり、シートアレンジが結構多彩といえます。マイルドハイブリッドも搭載されており、燃費性能についてもまずまずといえそうです。

それに対するタフトは、後部座席は荷室と席を割り切ってスライド機能を省いており、燃費数値もハスラーよりは劣ります。その代わりといえば、価格が安いということと、ガラスルーフが装着されていること、LEDヘッドランプ、電動パーキングブレーキが装着されていることでしょうか。

ハスラーとタフトを見比べてみると総合的な機能と性能はハスラー、装備的にはタフト、という違いがあり、その結果販売に表れている感じもします。

SUVとして装備を充実させたと思われるタフトは新規参入ということもあり、ハスラーと真っ向勝負としながらも、できる限り差別化をさせたい意向もあったのかもしれません。

・ダイハツの強みは?

なんといってもダイハツは軽自動車専売ということもあり車種が豊富です。特に軽自動車としてはスライド機構を搭載させるクルマとして、ムーヴキャンパスやタント、ウェイくなどもあります。タフトはより個性化をめざしシートアレンジを簡素化して価格を抑えながらも装備を充実させたということも言えますね。

ガラスルーフについては標準装備されているはいいのですが欲しいと思う人がどれくらいいるかというと、非装備車に比べるとユーザーは少ないのかもしれません。その点も考慮すべきところではあるのでしょう。

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◆新車情報2022 スズキが王者に返り咲いたワケ

逆にスズキはというと、車種は少ない方です。タフトの全長が1600㎜というところを考えると、それを超える車種というのはワゴンR、ハスラー、スペーシアの3モデルに限られます。

そうすると、スズキとしては1車種でなるべく幅広い層を獲得する必要があり、ハスラーにもワゴンRと同じシートアレンジを搭載させ、さらに燃費性能も向上させてきました。ハスラーはワゴンRもどき、ともいえるかもしれませんが、それでも充実した装備や個性もぴか一といえるもので人気の高いモデルです。

スペーシアについては実用的な機能が満載となっており、SUV風のスペーシアギアを含めると多彩な内外装を設定しており、こちらも幅広いユーザーを獲得することに成功しています。

スズキは車種は少ないですが、車種にいろいろな機能を持たせてファンを増やし、幅広いユーザー層を獲得しているのですが、それに対してダイハツは、車種を増やすことで、ユーザー層を獲得しているといえるでしょう。

その結果が2020年度の販売台数に出たのかもしれませんね。

・管理人の感想

ダイハツは軽自動車のほかにも登録車を少なからず持っています。特にトヨタへOEM供給しているライズやルーミーなど軽自動車の技術を活かしたものをリッターカーへと繁栄させているというところはかなりすごいといえるかもしれません。

スズキもジムニーシエラやイグニス、スイフトなど軽自動車だけではなく、登録車にも力を入れているところから、ダイハツ、スズキ両者かなりせめぎあっている感じもあります。上記の通り、軽自動車としては車種の多さが勝敗を分けた感じになっていますが、これからどのようなクルマを登場させるかで大きく差が出てきそうですね。

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