ノア フルモデルチェンジで安全装備はランクル300の最新版が搭載に。

情報が出始めた次期型ノア、ヴォクシー。2022年には登場すると言われており、発表自体は2021年の12月と噂されています。次期型のノア、ヴォクシーは世界最高レベルの熱効率を搭載すると言われており、さらにダイナミックフォースエンジンを搭載して、新たな無段変速機を組み合わせると言います。もちろんTNGAの採用も間違いない次期型がミニバンの市場ではダントツの低燃費を実現することでしょう。

スポンサーリンク

◆次期型ノア フルモデルチェンジで変わること

現在ミニバン市場では大人気となるノアとヴォクシーですが、次期型の登場は2022年1月と言われています。次期型はノアに一本化するものの、ヴォクシーのユーザーを獲得するために、カスタム使用としてヴォクシーの要素も取り入れてくると言われます。搭載されるエンジンは1.8リッターのハイブリッドを搭載します。

次期型で4代目となるノアは、超激戦市場となる中でライバルの日産セレナやホンダのステップワゴンをかなり意識しており、安全性能も第二世代のトヨタセーフティセンスを搭載して大幅に強化が図られ、プラットフォームはTNGAを採用し、そして新型のパワートレインを搭載してミニバン市場では最もレベルの高い燃費性能を目指します。

2021年夏が終わりそうな現在ですが、SNSなどでスパイショットが目撃されるなど開発もすでに最終段階に入っていると考えられます。

スポンサーリンク

◆次期型ノアに採用されるTNGA

2022年にも登場すると言われている次期型のノアですが、TNGAのプラットフォームが採用されるということが確実視されています。このTNGAが採用されることで、低重心ボディで剛性に優れたミニバンとなるということです。

ノア、ヴォクシー、エスクァイアと3兄弟として設定されているノアですが、ベースとなるのがノア、ヴォクシーはカスタムモデルとして1つのグレードとして落ち着き、エスクァイアは廃止されるということが可能性として高く、それぞれの車種でファンやユーザーも付いてきていることから、ノア、ヴォクシーについては継続して発売し、ユーザーを逃さないようにする戦略なのかもしれません。

次期型ノアについてパワートレインはレクサスUXと共有すると言われており、新型のハリアーやRAV4に搭載されている2.0リッターのダイナミックフォースエンジンが搭載されます。これにより大幅に燃費性能を向上し、セレナe-POWERやステップワゴンのようなライバル車と競合することになります。後発モデルとなるため、最新の技術が投入されることになるために、上記のセレナe-POWERやステップワゴンとは比較にならないほどの燃費性能を発揮することになるでしょう。

スポンサーリンク

◆現行モデルのノア

トヨタのノアは5ナンバーサイズの枠内をフル活用したどちらかというと中型のミニバンとなります。搭載されているエンジンは2.0リッターガソリンと1.8リッターエンジ+モーターのハイブリッドシステムを採用したエンジンです。

それぞれ、WLTCモード燃費で13.6km/L、19.8km/Lの燃費性能を発揮します。ノアのボディタイプは標準ボディと、エアロパーツ装着車が用意されており、グレードとしては票ジュボディの高級仕様のGグレードと廉価モデルのXグレード、そしてエアロパーツ装着車のSiが設定されています。

ノアの標準ボディは全幅が1695mmで5ナンバーサイズで、エアロパーツを装着すると全幅が1735mmとなり3ナンバーとなるのです。ですが、3ナンバーといいつつもエンジンは2.0リッター以下ということで、自動車税は5ナンバー車と変わらない、という特徴があります。

2021年8月現在で販売されているノアについては、3代目となり次期型が4代目となります。80型ノアと言えば3代目であるということがわかります。

この80型ノアは2014年に登場したモデルですでにモデルライフとしては7年を超えるモデルで、量産モデルとしてはだいぶ長いモデルサイクルとなっています。そのためにもうフルモデルチェンジされてもおかしくない状態にあるのです。

◆次期型ノアの特徴

2022年1月にフルモデルチェンジされると言われているノアですが、現行型の80型を踏襲するキープコンセプトとなるフルモデルチェンジになると言われています。エクステリアのデザインを大きく踏襲するとされており、そこからさらに洗練されたモデルになるのではないでしょうか。

先に話した通り、プラットフォーム、エンジンは全面的に刷新されます。今回新たなプラットフォームが採用されますが、1度新たなプラットフォームが採用されると、最低でも2世代先まで改良を施しながら採用していきます。「熟成されたプラットフォーム」とよく言われます。

2020年5月からトヨタの全系列店で全モデルを販売できるようになったことから、かなりの販売台数が期待されています。ですが、ノア、ヴォクシー、エスクァイアはその全てが残されるというわけではなく、ノア、ヴォクシーが残されるというのが一般的な見解です。その大きな理由としては、①販売店の1本化によって兄弟車の必要がない、②コストを削減して利益が出やすい経営体制にする、ということが期待されています。

ノア3兄弟は月の販売台数が月の販売台数が合計で11000から12000台ほどです。その7割をヴォクシーが占めており、ついでノア、エスクァイアと続きます。エスクァイアについては月に1000台と低調なため、エスクァイアは廃止になることが確定されています。

このノア3兄弟はやはりノアが中心的モデルということのため、ノアは存続されて、ノアにメッキなどをあしらった高級志向のグレードがヴォクシーになるということです。

◆次期型ノアの安全装備や予防安全性能は?

次期型ノアはランクルのに搭載される最新型のものが搭載される見込みです。

ランクルというとすでにランクル300が登場しており、ランクル伝統のラダーフレームが採用され、捻れ剛性などのタフさが大きく向上されています。トヨタのフラッグシップモデルということもあり、その存在に相応しい電子制御技術も採用され、現代の車としては最先端の車体コントロールシステムや安全装備が備えられています。

次期型ノアはランクル300に搭載されている安全性能が搭載されると言われていることから、次期型ノアにはどのような装備が設定されるのか見ていきたいと思います。

●14年振りにフルモデルチェンジされたランクル

トヨタのランドクルーザーというとその歴史は長いもので70年以上の歴史があり、世界中のオフローダーから絶大な信頼を得ているモデルです。2021年には14年振りにフルモデルチェンジされたことから大きく注目されました。

新型のランクルはTNGAのGA-Fプラットフォームを採用しており、ラダーフレーム構造としながらも低重心化と高剛性化が図られており、その重量は従来モデルから約200kgも軽量されています。

そして新開発の3.5リッターV型6気筒ツインターボ(最高出力415ps/最大トルク650NM)と、3.3リッターV型6気筒ツインターボディーゼルエンジン(最高出力309ps/最大トルク700NM)という2種類のエンジンが搭載されています。組み合わされるトランスミッションは10速ATとなります。

新型ランクルにはトヨタとしては最新の機能を装備しており、予防安全パッケージであるトヨタセーフティセンスが更に進化させており、ミリ波レーダー+単眼カメラ方式を採用するプリクラッシュセーフティや、車線中央を走行するステアリング操作を支援するレーントレーシングアシスト、そして全車速追従機能付きのレーダークルーズコントロールなどが備えられています。

・プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車運転者【昼】検知機能付き衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)

前方の車両や歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼)をミリ波レーダーと単眼カメラで検出します。警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、ブレーキを踏んだ場合、プリクラッシュセーフティアシストを作動、ブレーキが踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させて、衝突回避または被害軽減をサポートします。

プリクラッシュブレーキは歩行者や自転車運転者に対して自車が約10から80km/hの速度域で作動し、歩行者との速度差が約40km/hあった場合には、衝突回避または被害軽減をサポートしてくれます。

また、車両に対しては自車が約10km/h以上で作動し、例えば停止車両に対して自車の速度が約50km/hの場合には、衝突回避または被害軽減をサポートします。

ちなみに、対向車に対しては減速して衝突時の速度低減をサポートしてくれます。

・交差点右折時の対抗直進車・右左折時の対抗方向からくる横断歩行者検知機能

また、交差点での検知にも対応しており、交差点右折時に直進してくる対向車および左右折時に対向方向から横断してくる歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出します。ブザーと表示で衝突の可能性を知らせて、その後プリクラッシュブレーキを作動し、衝突回避または被害軽減をサポートします。

・緊急時操舵支援機能

歩行者、自転車運転者、車両と衝突する可能性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合で、ドライバーの回避操舵があったとき、操舵支援を行い、車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与します。

・低速時加速抑制機能

低速時の自車の直前にいる歩行者、自転車運転者、車両をミリ波レーダーと単眼カメラで認識し、前方に対象物がある状態で、停車または徐行状態からアクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた場合、エンジン出力を抑制または弱いブレーキを掛けることで加速を抑制し、衝突回避または被害軽減をサポートしてくれます。

・レーントレーシングアシスト

車線の中央を走行するために必要なステアアリング操作の一部を支援し、渋滞時まど白線または黄線が見えにくい、または見えない場合も先行車を追従してステアリング操作を支援します。車線をはみ出しそうな時は、ブザーまたはステアリングの振動やディスプレイ表示に加えて、逸脱しようとする方向と反対側の車輪に制動力を加えてヨー(車を回転させる力)を発生させ、逸脱抑制を支援します。白線だけでなく、アスファルトや縁石などの境界から逸脱すると判定した場合も支援してくれます。

・ドライバー異常時対応システム

レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が継続する場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほかに、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。停車後は、ドア解錠やヘルプネットへ自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与します。

・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)

ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援します。先行車が停止した時は自車も停止して停止状態を保持、先行車が発進した時はドライバー操作により発進し、追従走行を再開します。

・カーブ速度抑制機能

レーダークルーズコントロールで走行中、システムが必要と判断した場合に、ステアリングの切り始めで速度抑制を開始、同時にカラーヘッドアップディスプレイ、マルチインフォメーションでシステム作動中であることをお知らせします。

ブラインドスポットモニター(後方車両への接近警報・停車時警報機能付き)

隣接する車線の最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両も検知します。ドアミラーのインジケーターによって車両の存在をお知らせするだけではなく、車両を検知した状態でウインカー操作をするとインジケーターが点滅してより注意喚起をしてくれます。

または、後方車両から衝突される可能性が高いと判断された場合には、ハザードランプを高速点滅させて、後方車両に注意喚起する後方車両への接近警報や、停車中に開いたドアに後方車両が衝突する可能性が高いと判断した場合には、ドアミラーのインジケーターとブザーによって注意喚起する停車時警報も搭載しています。

・アダプティブハイビームシステム

LEDの配光範囲を細やかに制御し、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光するので、ハイビームでの走行の頻度がより向上します。

・オートマチックハイビーム

ハイビームとロービームを自動で切り替え、遠くまで照らせるハイビームでの走行頻度が高まり、夜間走行時の視野が広がります。

・ロードサインアシスト

単眼カメラで道路標識を認識しマルチインフォメーションディスプレイに表示します。

・パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステムです。車庫入れなどの運転時、静止物の接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加しました。

前後進行方向にある壁などの静止物を検知している場合、発進時にエンジン出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動ブレーキをかけます。

・パーキングサポートブレーキ(後方接近車両・後方歩行者)

駐車場から後退する際に、自車の左右後方から接近してくる車両をレーダーで、自車後方の歩行者をカメラで検知します。ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーによりドライバーに注意喚起します。衝突の可能性がある場合は、自動的にブレーキ制御を行うことで、接近車両や歩行者との衝突被害軽減を支援します。

・パノラミックビューモニター

車両を上から見たような映像をディスプレイオーディオもしくはナビ画面で表示します。運転席からの目視だけでは見にくい、車両周辺の状況をリアルタイムでしっかりと確認ができます。さらに車を透かして外を見るような映像で周辺を確認できるシースルービューや、車両を後上方から見たような映像を表示し、車両側方の安全確認ができるサイドクリアランスビュー、狭い道での接触回避を確認できるコーナリングビューも採用します。またクリアな視界を保つために、バックカメラにはカメラ洗浄機能が付いています。

・タイヤ空気圧警報システム

4輪+スペアタイヤ(車両装着タイヤ)とそれぞれの空気圧をマルチインフォメーションディスプレイ内に表示するタイヤ空気圧警報システムを設定し、燃費向上に寄与します。

・プラスサポート(急アクセル時加速抑制)

障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏みすぎや踏み間違いを検知すると車の加速を抑制し、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示でドライバーに注意を喚起する機能です。

突然のアクシデントに慌てて、アクセルを強く速く踏んでしまった時に作動し、車の加速を抑制します。専用キーでドアを解錠した時に自動でプラスサポートが始動するので、面倒な設定も不要となります。

・SRSエアバッグシステム

SRSエアバッグおよびSRSニーエアバッグは、前席乗員の頭や胸の上体、膝などの下肢に作用する衝撃力を分散・緩和します。さらには車両側方からの衝突による胸部への衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグ、乗員の頭部面まで保護するSRSカーテンシルードエアバッグなどを設定しています。

◆次期ノア E-Fourのデメリット・メリット

次期ノアに搭載されるハイブリッドモデルには4WDシステムの設定もされるということが言われています。ミニバンモデルの中ではステップワゴンの走行性能がピカイチで、ついでセレナe-POWER、ノアと分かれるようです。

次期型ノアに搭載されると言われるハイブリッドの4WDシステムであるE-Fourの性能を考えていきたいと思います。

一般的に採用されている電子制御4WDのメリットは駆動輪切り替えが不要でオフロードもオンロードも高い走行性能で燃費の改善が期待できます。その反面デメリットは価格が高くそこそこシステムが複雑ということが言えるでしょう。

そしてE-Fourのメリットは最も燃費性能が良く、加速性能も高いと言われており、ドライブシャフトがないため室内空間を犠牲にしない造りとなっています。ですが、デメリットとして価格が最も高く、システムが複雑ということがあげられます。

雪が深い地域でもE-Fourが活躍するのは間違いなく、E-Fourの実力はこのような地域こそその性能を発揮することになるでしょう。凍結や圧雪、シャーベット状態などにあっても、

・タイヤが空転することなく走行する
・少々の上り坂でもスムーズに発進できる
・カーブなどもそれほど気にせず走行する

など性能としては優秀と言われています。

特に次期ノアについてはミニバンということでファミリー層が絶対的はユーザー層となるため、E-Fourの性能はさらに磨きを掛けて登場することになるのではないでしょうか?

スポンサーリンク
スポンサーリンク