新車情報2022 トヨタ ノアがフルモデルチェンジ ポイントは?

ノアは大人数での移動に便利なミニバンです。低くフラットなフロアに加えて、サイドの広いスライドドアが特徴で、そのために乗り降りがしやすいモデルです。後部座席を折りたたんで広い荷室にしたり、2列目シートを後側にスライドさせて足元を広くしたり、全面フラットのベッド状態にしたりと、シートアレンジは自由自在です。運転席からの視界の広く運転もしやすいですし、前方からの衝突事故を未然に防ぐプリクラッシュブレーキも装備されます。ハイブリッドグレードが人気のモデルです。

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◆次期ノアは便利さも追求

軽自動車や普通自動車の中でもスライドドアが注目されている理由としては、その使い勝手にあります。軽自動車でもスーパーハイトワゴンと言われるモデルはそのほとんどがスライドドアを採用しており、先日発表がありましたスズキのワゴンRスマイルは両側スライドドアということで、注目を集めていました。

スライドドアだと、Bピラーの強度が弱かったり、もし万が一の事故の場合には安全性についてはどうなのか?ということも疑問視される方がいるのかもしれませんが、最近の軽自動車は安全面でも普通車と大きく変わりないので、その点では安心できるかと思います。もちろん、事故を起こさない、事故に遭わないというのが一番ですが・・・。

特にファミリー層から絶大な支持を得ているミニバンですが、その中でもノア、ヴォクシー、エスクァイアというノア3兄弟と言われるモデルはミニバン市場でも上位に位置づけられています。

ファミリー層の場合、スライドドアの搭載されている車を利用する理由として、スライドドアは、スーパーなどの駐車場の乗り降りで子供が開けても隣のドアに傷を付ける心配がないこと、荷物の積み下ろし、特に子供やお年寄りの乗り降りも楽になります。3列目のシートをうまく利用することで、大きな荷物を載せることがデキたり、自転車を運んだりと、その用途はかなり多岐にわたります。

さらに、左右のスペースの狭いガレージや駐車場での利便性、車の脇のスペースに余裕がなくてもドアを全開にできるということ、乗り降りするために無理な体制を取る必要がなく体に負担がかからないこともポイントです。

スライドドアを搭載する自動車は基本的に床が低いことが多く、その際の乗り降りに体の負担が少ないのが喜ばれます。小さなお子様のいるご家庭は特に考えることで、子供の有り余るパワーが他の自動車へ影響を与えないか心配になります。ヒンジドアの場合ですと、何も考えず、勢いよくドアを開ける子はいるもので、その際、隣の車のドアを傷つけることがあるために、お子様がいらっしゃる方はスライドドアを搭載した車を利用することが多いのです。

コロナが大きく広がってしまった現在、ペットを購入される方が多くなっています。わんこやねこちゃんを購入されている方も多くなってきている中で、そのような愛玩動物も家族と同様に、病気や老化などで、足腰が弱くなってきます。スライドドアであれば、乗り降り介助が容易ということもあり、飼い主さんの負担も少なくなるでしょう。

子育て中のママさんも、電動スライドドアが搭載されているモデルはキーの操作一つだけでドアの開閉が可能で、お子様をだっこしたまま片手で操作ができるので、大きなストレスを感じなく利用できるのも嬉しいところです。

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◆スライドドアにして良かったこと

スライドドア搭載の車で特に良かったことをあげていきたいと思います。

・乗り降りが楽

ヒンジドア、俗に言う開きドアの場合、開口部の前にドアが残ってしまうので、開口面積が少なくなってしまうのですが、スライドドアはドアが横にスライドしていくので、とくかく広々とした乗降口が確保できます。

例えばチャイルドシートの脱着や、雨が降っている時に傘をギリギリまで差したままの乗り降りできるなど、何気ない普段使いでも重宝したりします。

・買い物に便利

たくさんの荷物を運ぶための貨物車に、積極的に採用されているドアであることを考えれば、荷物の出し入れが便利になることは想像しやすいのではないでしょうか。

たくさんのアイテムを持ち出して遊ぶキャンプなどはもちろん、年末の大量に購入する場合、パーティーや宴会の準備など、大容量のお買い物や運搬が便利になることは間違いありません。

・お年寄りに優しい

最近のスライドドア採用車は、ドアの開閉に合せて乗降時に足が掛けられるステップが自動で出現するなど、さらなる乗降性のアップを狙っていたりします。もちろん一般的なファミリーユースにもありがたい機能なのですが、特に足腰に不安があるお年寄りを家族に持つ方の車としてもオススメできます。

・スライドドアのポイントや注意点は?

スライドドアは、ドアの開口口面積の広さによる乗降性の良さや荷物の出し入れのしやすさなど、メリットばかりに目が行きがちですが、実は開き戸とは比べものにならないくらいにドアの重さがあります。それが最大の欠点ともいえ、非力な女性や子供、さらにお年寄りには扱いにくいドアとも言えるでしょう。

閉じたドアに手を挟んでしまったり、ドアが開いた状態で車両を動かしてしまい、その慌てて急ブレーキを踏むことでドアが急激なスピードで閉まってしまうなど、スライドドア特有の事故もあったりします。

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◆次期ノア/ヴォクシーに期待できること

次期新型ノア、ヴォクシーはキープコンセプトと言われており、現在の80型のデザインをそのまま踏襲しつつも、乗り心地と燃費性能をさらに追求した車になることでしょう。

2015年に登場したプリウスから採用されているTNGA、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャを採用することが確実となっています。今回新型ノアに搭載されるのはGA-Cプラットフォームが採用され、旧型モデルよりもさらに広い室内空間を備えると言われます。

高い空力性能を実現すること、新開発のプラットフォームが採用されることによる低重心化、ボディ剛性の向上が期待されているので、従来のモデルからは大幅な進化を果たすことになります。若干ではありますが、ボディサイズも従来モデルよりは少し広くなるということから、室内空間、内装も豪華仕様になりそうです。

・新型ノア/ヴォクシーに搭載されるエンジン

2015年に登場した4台目プリウスに搭載された直列4気筒DOHC、1.8リッターエンジンである「2ZR-FXE」にモーターを組み合わせたリダクション機構付きTHSⅡを採用する予定です。

これはエンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレインシステム全体として、燃費性能では約25%、動力性能は約15%以上が向上されるともいいます。

従来モデルのノアの燃費性能はWLTCモード燃費で19.8km/Lほどのため、これから25%ほどアップするいうことになると、約25km/Lほどの性能になります。

セレナe-POWERで18km/Lということ、ステップワゴンのハイブリッド(e:HEV)で20.0km/Lということから、この市場ではクラストップとなる性能になることは間違いありません。

・次期型ノアのエンジンスペック(予想)

エンジン:直4DOHC1.8リッタープラス+モーター(THSⅡ)
最高出力:98ps/5200rpm
最大トルク:14.5kgm/3600rpm
フロントモーター最大出力:72ps
フロントモーター最大トルク:16.6kgm
リアモーター最大出力:7.2ps
リアモーター最大トルク:5.6kgm
システム出力:122ps

次期ノアについては、新型の直列4気筒2.0直噴エンジンであるダイナミックフォースエンジンが搭載されます。これは新型カローラにも搭載された直列4気筒2.0リッターの直列4気筒エンジンで、熱効率やCVTのトランスミッションの伝達効率を向上させることで、パワートレインシステムの全体的な燃費向上を目指し、燃費性能で25%ほど、動力性能では15%以上向上させるとしています。もしかすると、もっと燃費性能を向上させてくるかもしれません。

この新型エンジンは、高速燃焼技術、可変制御システムが採用される他に、排気や冷却機械作動時などの様々なエネルギーロスを少なくして熱効率を向上させるとともに、高い出力を実現します。

その結果として、新開発の2.0リッターガソリン車用エンジン、ハイブリッド車用エンジンは、世界トップレベルの熱効率を達成すると言われ、40%以上は確実視されています。従来エンジンに比べて低回転から高回転まで全域でのトルクアップを実現すると同時に、各国の排気規制にも先攻して対応させています。

・次期ノアの4WDシステム

次期ノアに搭載されるエンジンはさらなる燃費向上と、高い4WDの操作性、走破性の4WDシステムが開発されているようです。ガソリンエンジンに採用される新システムであるダイナミックトルクベクタリングAWDでは、走行状況に応じてリアのトルクを左右独立して制御してくれるトルクベクタリング機構も採用されることで、ドライバーの思い通りの旋回性能と、高い悪路走破性を実現します。

前後輪の車輪軸に世界初と言われるラチェット式ドグクラッチが採用されることで、2WD走行時には後輪に動力を伝達させる駆動系の回転を停止させて損失を大幅に低減し、燃費向上をはかるディスコネクト機構が採用されます。

そしてハイブリッド車に採用する新型E-Fourにおいて、電気で駆動する後輪の全体トルクを従来型の1.3倍に増加させた上にさらに、走行状態に応じて適切に後輪にトルクを配分する新たな制御を取り入れ、高い走破性と優れた操縦安定性を実現します。

そしてダイナミックトルクベクタリングAWD、新型のE-Four共に、エンジン、トランスミッション、ブレーキ、4WDを統合して制御するAWD インテグレイテッド マネジメントを採用し、路面を問わない高い操縦安定性が確保されます。

・次期型ノアに搭載される新世代のトヨタセーフティセンス

次期ノアに搭載されるトヨタセーフティセンスの主な特長としては2018年1月に登場した新型アルファード/ヴェルファイアに搭載した第2世代の次世代トヨタセーフティンセンスPが全車標準装備となります。これはレーザーレーダーとカメラを用いて優れた認識性能、そして信頼性を確保するとともに、衝突回避支援型のPCA,LDA,AHBをパッケージ化します。高速域まで対応する衝突回避支援や被害軽減性能を確保します。

これは次世代のトヨタセーフティセンスと言われている中ではピカイチの性能で、プリクラッシュブレーキでは、歩行者との相対速度が約30km/h以内の場合に衝突回避を支援してくれるもので、車両の場合には10km/~最高速の幅広い速度域で作動します。

以下が搭載される性能と言われています。

・プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車運転者【昼】検知機能付き衝突回避支援タイプ/ミリ波レーダー+単眼カメラ方式)

前方の車両や歩行者(昼夜)、自転車運転者(昼)をミリ波レーダーと単眼カメラで検出します。警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示で衝突の可能性を知らせ、ブレーキを踏んだ場合、プリクラッシュセーフティアシストを作動、ブレーキが踏めなかった場合はプリクラッシュブレーキを作動させて、衝突回避または被害軽減をサポートします。

プリクラッシュブレーキは歩行者や自転車運転者に対して自車が約10から80km/hの速度域で作動し、歩行者との速度差が約40km/hあった場合には、衝突回避または被害軽減をサポートしてくれます。

また、車両に対しては自車が約10km/h以上で作動し、例えば停止車両に対して自車の速度が約50km/hの場合には、衝突回避または被害軽減をサポートします。

ちなみに、対向車に対しては減速して衝突時の速度低減をサポートしてくれます。

・交差点右折時の対抗直進車・右左折時の対抗方向からくる横断歩行者検知機能

また、交差点での検知にも対応しており、交差点右折時に直進してくる対向車および左右折時に対向方向から横断してくる歩行者をミリ波レーダーと単眼カメラで検出します。ブザーと表示で衝突の可能性を知らせて、その後プリクラッシュブレーキを作動し、衝突回避または被害軽減をサポートします。

・緊急時操舵支援機能

歩行者、自転車運転者、車両と衝突する可能性が高く、自車線内に回避するための十分なスペースがあるとシステムが判断した場合で、ドライバーの回避操舵があったとき、操舵支援を行い、車両安定性確保と車線逸脱抑制に寄与します。

・低速時加速抑制機能

低速時の自車の直前にいる歩行者、自転車運転者、車両をミリ波レーダーと単眼カメラで認識し、前方に対象物がある状態で、停車または徐行状態からアクセルペダルが必要以上に強く踏み込まれた場合、エンジン出力を抑制または弱いブレーキを掛けることで加速を抑制し、衝突回避または被害軽減をサポートしてくれます。

・レーントレーシングアシスト

車線の中央を走行するために必要なステアアリング操作の一部を支援し、渋滞時まど白線または黄線が見えにくい、または見えない場合も先行車を追従してステアリング操作を支援します。車線をはみ出しそうな時は、ブザーまたはステアリングの振動やディスプレイ表示に加えて、逸脱しようとする方向と反対側の車輪に制動力を加えてヨー(車を回転させる力)を発生させ、逸脱抑制を支援します。白線だけでなく、アスファルトや縁石などの境界から逸脱すると判定した場合も支援してくれます。

・ドライバー異常時対応システム

レーントレーシングアシスト作動中にドライバーの無操作状態が継続する場合、音と表示と緩減速による警告でドライバーに操作を促すほかに、ハザードとホーンで車外に異常を報知しながら自車線内に減速停車し、自損・加害事故の回避・事故被害低減を支援します。停車後は、ドア解錠やヘルプネットへ自動接続による救命要請も行い、早期のドライバー救命・救護に寄与します。

・レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)

ミリ波レーダーと単眼カメラで先行車を認識し、車速に応じた車間距離を保ちながら追従走行を支援します。先行車が停止した時は自車も停止して停止状態を保持、先行車が発進した時はドライバー操作により発進し、追従走行を再開します。

・カーブ速度抑制機能

レーダークルーズコントロールで走行中、システムが必要と判断した場合に、ステアリングの切り始めで速度抑制を開始、同時にカラーヘッドアップディスプレイ、マルチインフォメーションでシステム作動中であることをお知らせします。

ブラインドスポットモニター(後方車両への接近警報・停車時警報機能付き)

隣接する車線の最大約60m後方までモニターし、急接近してくる車両も検知します。ドアミラーのインジケーターによって車両の存在をお知らせするだけではなく、車両を検知した状態でウインカー操作をするとインジケーターが点滅してより注意喚起をしてくれます。

または、後方車両から衝突される可能性が高いと判断された場合には、ハザードランプを高速点滅させて、後方車両に注意喚起する後方車両への接近警報や、停車中に開いたドアに後方車両が衝突する可能性が高いと判断した場合には、ドアミラーのインジケーターとブザーによって注意喚起する停車時警報も搭載しています。

・アダプティブハイビームシステム

LEDの配光範囲を細やかに制御し、先行車や対向車に光が当たる部分だけを自動的に遮光するので、ハイビームでの走行の頻度がより向上します。

・オートマチックハイビーム

ハイビームとロービームを自動で切り替え、遠くまで照らせるハイビームでの走行頻度が高まり、夜間走行時の視野が広がります。

・ロードサインアシスト

単眼カメラで道路標識を認識しマルチインフォメーションディスプレイに表示します。

・パーキングサポートブレーキ(前後方静止物)

アクセルの踏み間違いや踏みすぎなどで起こる衝突を緩和し、被害の軽減に寄与するシステムです。車庫入れなどの運転時、静止物の接近を表示とブザーで知らせる「クリアランスソナー」に、静止物との接触を緩和する機能を追加しました。

前後進行方向にある壁などの静止物を検知している場合、発進時にエンジン出力を抑制し、さらに距離が縮まると自動ブレーキをかけます。

・パーキングサポートブレーキ(後方接近車両・後方歩行者)

駐車場から後退する際に、自車の左右後方から接近してくる車両をレーダーで、自車後方の歩行者をカメラで検知します。ドアミラー内のインジケーター点滅とブザーによりドライバーに注意喚起します。衝突の可能性がある場合は、自動的にブレーキ制御を行うことで、接近車両や歩行者との衝突被害軽減を支援します。

・パノラミックビューモニター

車両を上から見たような映像をディスプレイオーディオもしくはナビ画面で表示します。運転席からの目視だけでは見にくい、車両周辺の状況をリアルタイムでしっかりと確認ができます。さらに車を透かして外を見るような映像で周辺を確認できるシースルービューや、車両を後上方から見たような映像を表示し、車両側方の安全確認ができるサイドクリアランスビュー、狭い道での接触回避を確認できるコーナリングビューも採用します。またクリアな視界を保つために、バックカメラにはカメラ洗浄機能が付いています。

・タイヤ空気圧警報システム

4輪+スペアタイヤ(車両装着タイヤ)とそれぞれの空気圧をマルチインフォメーションディスプレイ内に表示するタイヤ空気圧警報システムを設定し、燃費向上に寄与します。

・プラスサポート(急アクセル時加速抑制)

障害物の有無にかかわらず、アクセルの踏みすぎや踏み間違いを検知すると車の加速を抑制し、警報ブザーとマルチインフォメーションディスプレイ表示でドライバーに注意を喚起する機能です。

突然のアクシデントに慌てて、アクセルを強く速く踏んでしまった時に作動し、車の加速を抑制します。専用キーでドアを解錠した時に自動でプラスサポートが始動するので、面倒な設定も不要となります。

・SRSエアバッグシステム

SRSエアバッグおよびSRSニーエアバッグは、前席乗員の頭や胸の上体、膝などの下肢に作用する衝撃力を分散・緩和します。さらには車両側方からの衝突による胸部への衝撃を緩和するSRSサイドエアバッグ、乗員の頭部面まで保護するSRSカーテンシルードエアバッグなどを設定しています。

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