新車情報2023 クラウンクロス登場でクラウンが劇的に変わる。

やっぱり日本人はクラウンが好きなのかもしれない、とそう思いました。クラウンの生産が中止となってから次期クラウンに関する様々な情報が出てきていることから、クラウンは日本の心みたいなところがあるのかもしれません。次期クラウンについてはFF化、SUV化、クーペ化など様々いわれていますが、実際にはどうなるのでしょうか?個人的にはクーペ化が捨てがたいですが、やはりFF化が一番有力なのかもしれません。

スポンサーリンク

◆新車情報2023 トヨタ 次期クラウンはどうなるのか?

2020年にトヨタのクラウンがなくなってしまう、という情報が日本中に飛び出してから、次期クラウンはきっとSUVになるのだろうな、というのが一般的な見解であったのかもしれません。その理由として中日新聞かどこかの新聞紙で次期型クラウンはSUVで登場という見出しが出ていたからです。

初代クラウンは1955年に発売されました。最終モデルは15代目で2018年に登場しTNGAであるGA-Lプラットフォームが採用され、若年層向けに開発されたとして、どちらかというとセダンクーペのようなスタイルとして登場しました。

クラウンは日本専用車としながらもドイツのニュルブルクリンクで開発テストをするなど、セダンという枠にとらわれないまさに走行性能、次世代機能ももりもりに搭載したスーパーセダンクーペとして開発されていたのです。ですが、セダン離れが進んでいる昨今販売台数はどんどん落ちていき、結局のところクラウンの存在も危機的状況に陥っていったのでした。

そこで出てきたのがSUV説です。確かにクラウンとしてSUVでの登場となると話題性も抜群というところもあり、セダン、SUVとの融合など考えると大きなメリットもあるのかもしれません。噂によるとセダンはそのまま続行するということが濃厚のようで、開発が進んでいるということです。次期型クラウンの発売時期は2022年、もしくは2023年の中ごろといわれており、現在コロナ禍にあり、半導体の供給などが遅れているために、半年から1年は計画よりずれての発売になることは間違いなさそうです。

2022年、もしくは2023年という年は、最終モデルのクラウンが登場してから4年、5年というライフサイクルとしてはかなり短い期間となるため、本当に登場するのかという疑問も持ってしまいます。そこで考えなければならないのが中国で発売したクラウンクルーガーの存在です。

スポンサーリンク

◆新車情報2023 トヨタ クラウンクルーガーというSUVの存在がカギ!?

さて、クラウンクルーガーというSUVが存在するのを皆さんはご存じでしょうか?クラウンの名を冠したSUVのモデルなのですが、これは中国専用車として登場しています。2020年に登場したのですが、中国の一汽トヨタがクラウンとランドクルーザーのふたつの強力な遺伝子を継承した、と話す新型クラウンクルーガーです。プラットフォームとしてはTNGAのGA-Kが採用されています。

ランドクルーザーの遺伝子を持つ、ということからそのボディサイズもかなりのもので、全長は5015㎜、全幅1930㎜、全高1750㎜というSUVとしてもかなり大柄なモデルとなります。全グレードで7人乗りという仕様での登場となっています。

その外観はフロントグリル中央にクラウンの魂である王冠のエンブレムが存在感を示すほかに、シャープな3連LEDヘッドライト、LEDテールランプがまさ”王”としての威厳を放っています。かっこいいです。

車内についてはフロントガラスをはじめとしたところどころに遮音ガラスが採用されており、遮音材ですとか制振材も多く使われているということから優れた静粛性を実現しているのです。クラウンの名前を冠するのであればこれくらいはやってもらわないと困りますよね。

クラウンクルーガーに搭載されているパワートレインについては、モーターに熱効率が41%を達成した2.5リッターエンジンが組み合わされています。システム最高出力は249馬力のハイブリッドシステムが採用され、駆動方式は2WDとE-Four(電気式4WD)が採用されました。

日本専用モデルのクラウンはその時代の最先端の技術がこれでもかというばかりに注ぎ込まれたものになるので、安全性能、先進性能などについては他のモデルよりも頭一つ抜き出た性能を発揮します。

中国のクラウンクルーガーもそうなのかわかりませんが、予防安全装備としては新世代のトヨタセーフティセンスが搭載されていたり、パークアシストシステムやパノラミックモニタリングシステムなどの先進装備も搭載されていたりします。

このクラウンクルーガーは、クラウンブランドはセダンに留まることなく、複数のカテゴリーのモデルをカバーし、深い伝統を持つ個性的な魅力を実現するブランドとしてアップグレードされた、と一汽トヨタの偉い方は話しているようです。

実はクラウンクルーガーのほかにクラウンヴェルファイアという高級ミニバンも発表されています。新型クラウンクルーガーと合わせてクラウンブランドを構築していくということでしょうか?

スポンサーリンク

◆新車情報2023 トヨタ クラウンヴェルファイアという存在

さて、クラウンクルーガーの説明もしたところで、今度はクラウンヴェルファイアも見ていきたいと思います。クラウンヴェルファイアは2021年の4月19日、上海モーターショーで発表したモデルです。クラウンクルーガーとともに。

クラウンクルーガーの注目度も高かったのですが、クラウンヴェルファイアの注目度もかなりのものだったといわれています。日本のヴェルファイアのフロントグリルに王冠マークを付けたもの、なのですが、このクラウン独特の王冠マークが普通のヴェルファイアをまさに王様のごとく見せている感じがするのです。

日本のヴェルファイアというとすでにラインナップは一部のみとなっており、次期アルファードが登場する2022年末には廃止になるといわれています。

一汽トヨタから登場したクラウンクルーガーとクラウンヴェルファイア。中国市場での高級MPVニーズを獲得するため、高級車としてのブランドバリューを備えているクラウンという名を冠することで販売を加速させたい狙いがあるとみています。ヴェルファイアというと、アルファードも連想されるのですが、中国にもアルファードが販売されているのですが、皆さんはご存じでしょうか。広汽集団とトヨタの合弁会社である広汽トヨタが販売しているのですが、アルファードの高級版としてレクサスLMという存在もあるのです。

さて、クラウンヴェルファイアですが、全車に2.5リッターのハイブリッドを搭載しており、7人乗り仕様です。ステアリング中央にはロゴとしてはトヨタのマークが入っていますが、ディスプレイやメーター内の液晶にはクラウンの王冠マークが表示されるようで、ツインムーンルーフが装着されるなど豪華仕様となっています。

びっくりするのがその価格で、日本円にして1400万円くらいから1550万円と、まさに富裕層にしか買えないというくらいの価格設定になっています。中国ではクルマのインフレが起こっているようです。

そんな人騒がせなヴェルファイアですが、日本ではアルファードが残されるということで、その次期型が登場するのは2022年末ごろといわれています。現行モデルの登場が2016年なので、こちらも例年通りであれば2022年には登場となるわけです。

次期型のアルファードはキープコンセプトとなりながらもTNGAによる新開発のプラットフォームを採用一段の上級シフトによる世代交代となります。ボディサイズは全長、全幅などほぼ同じになるということですが、全高だけは若干低めに設定されるようです。走行安定性の向上を図るためだとか。

◆新車情報2023 トヨタ クラウンクロスという存在も。

そして次期クラウンについてはですが、2022年の終盤に登場するということが有力視されています。今回のクラウンはセダンは廃止をして、高級SUVとしての登場となるのか!?なんて言われていますが!?

次期クラウンクロスはプラットフォームや基本コンポーネンツはRAV4、ハリアーというSUVにも使われているGA-Kが採用される可能性が高いといわれており、ハリアークラスになるのではないかとみられています。ボディサイズとしては全長が4800mm程度、全幅が1800㎜程度、というもので、どちらかというとセダンのクラウンに近い感じです。ですが、SUVになるということは高さが変わってきますので、1750㎜あたりの登場になるのかとも考えられます。

搭載されるパワーユニットについてはクラウンと同じ2リッターターボか、3.5リッター、2.5リッターのハイブリッドが搭載されるのではないかといわれています。

次期クラウンや次期アルファードについては登場時期は2022年から2023年の初めあたりといわれています。トヨタのフラッグシップモデルであるクラウンのブランド力は中国では成功を収めつつあるようで、日本ではSUVやミニバンとして登場させても疑問視されているところもあります。

いまだ次期クラウンについては憶測の域は出ないのですが、SUVとしての登場となるとその車名もクラウンクロスになるのか、あるいはクラウンSUVなのかわかりませんが、存在感のある車名になることは間違いなさそうです。

◆管理人の感想

管理人としてはクラウンはやっぱりセダンとしての登場がいいのかなと思ってしまいますが、SUVとしての登場も気になるところではあります。現在クルマ業界での一番の売れ筋はSUVであることは間違いありません。クラウンの車名でSUVとして登場となると、他の自動車メーカーもかなりそわそわすることになるのは一目瞭然でしょう。それくらいクラウンの存在というのは大きなモデルであるといわざるを得ないのです。

特にセダンタイプとしてはもうオワコンのようなので、いかに売れるか、売るかが自動車メーカーの使命でもあったりします。先に登場した中国のクラウンクルーガーのように、中国でクラウンの名を冠したモデルの登場ですら、日本でも過剰に反応していることから、中国のクラウンクルーガーの登場は、ただのマーケット調査なのではないかといわれるほど、ユーザーの反応を意識していると考えられます。

なんにせよ、クラウンという名前を冠したモデルが登場するということはユーザーの期待も背負っているということなので、そのあたりも考慮して登場してくることになるでしょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク