ダイハツのロッキーがe-SMART HYBRIDを登場させるということが2021年10月1日に公開となり、その影響もあってトヨタのライズもハイブリッドモデルが登場するのではないかといわれています。ライズはダイハツから供給されている車で、その性能もダイハツのe-SMART HYBRID搭載として登場することになると考えられます。ここでは、その情報をいろんな角度からまとめてみたいと思います。
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◆ライズ ハイブリッド 価格が判明。予想とは違ったみたい
ライズはコンパクトSUVと呼ばれるカテゴリーに属するクルマです。2019年11月に登場したこのライズは、瞬く間にSUV市場を独占していきました。2019年というと10月に消費税が10%へとアップした年でもあります、価格の安い、いいものが売れるようになった感じがあります。
その中でもライズは、1リッターエンジンを搭載するクルマとして注目を集め、価格的にもかなりいい値段で販売されているということから、人々の注目を浴びるようになったのでした。
衝撃であったのがその車両価格です。1,679,000円から2,282,200円とダイハツのロッキーよりも安く設定されているところも注目を集めました。装備としてはダイハツのロッキーのほうがよいのですが、トヨタの販売体制と衝撃の価格ということもあり、まさに飛ぶように売れたクルマがこのライズです。
ライズの価格とグレードを見ていきたいと思います。
・Xグレード/2WD/1,679,000円
・Xグレード/4WD/1,918,800円
・X”S”グレード/2WD/1,745,000円
・X”Sグレード/4WD/1,984,800円
・Gグレード/2WD/1,895,000円
・Gグレード/4WD/2,133,700円
・Zグレード/2WD/2,060,000円
・Zグレード/4WD/2,282,200円
見ての通り、2WDについてはかなりお買い得感のある価格帯になっています。発売当時、Gグレードがよいということがいわれていました。それは価格に対して装備が充実しているから、ということなのですが、全車速追従機能付きのアダプティブクルーズコントロールがついているのは最上級グレードのZのみとなりますので、その装備が欲しいという方はZグレードを選択する必要が出てきます。
ライズハイブリッドの価格を考えてみたとき、ロッキーe-SMART HYBRIDでもご紹介しているのですが、ハイブリッドになった場合、ガソリンモデルからだいたい40万円高い設定になります。トヨタの場合では35万7000円高いのがガソリン車とハイブリッド車の違いですので、単純にこの価格を足してみると
・Xグレード/2WD/2,036,000円
・Xグレード/4WD/2,275,800円
・X”S”グレード/2WD/2,102,000円
・X”Sグレード/4WD/2,341,800円
・Gグレード/2WD/2,252,000円
・Gグレード/4WD/2,490,700円
・Zグレード/2WD/2,417,000円
・Zグレード/4WD/2,639,200円
上記の価格を見ていると、まぁまぁ割高な感じがしないでもないです。搭載されるエンジンは1.2リッターのシリーズ式ハイブリッドということですので、この価格帯のモデルで考えるならば、ホンダのフィットや日産のキックスe-POWERだろうかと思われますが、それでもやや高めになってしまうのは否めません。
けれどもこの価格帯でライズGグレードの装備を考えるならば、もはや敵なしな価格設定になることは間違いないでしょう。
・ライズ ハイブリッドのグレードは2つ(確定)
最新の情報ではすでにライズハイブリッドの価格は出ているようですね。
Zグレード/2WD/2,328,000円
Gグレード/2WD/2,163,000円
ということで、想像したよりは3万円ほど安い設定になっているようです。
・ライズのガソリンモデルは価格の変更があるみたい
ライズハイブリッドが登場するということで、ガソリンモデルの価格は下がる、ということが噂されていました。実際には本当に下がるようで、その価格帯について調べてみたところ、価格が下がるのは2WDのZ、G、X、4WDのZの各グレードです。
・Zグレード/2WD/2,060,000円→2,039,000円
・Gグレード/2WD/1,895,000円→1,857,000円
・Xグレード/2WD/1,745,000円→1,707,000円
・Zグレード/4WD/2,282,200円→2,299,200円
と衝撃のプライスになっています。その差額は
Zグレード/2WD/▲21,000円
Gグレード/2WD/▲38,000円
Xグレード/2WD/▲38,000円
Zグレード/4WD/▲17,000円
という結果となりました。新型モデル登場で価格を下げてくるというトヨタの粋なはからいには恐れ入ります。
そしてグレードは2つということになります。
◆ライズ ハイブリッド 燃費性能はクラストップ
ライズの燃費性能は2WDモデルで18.6㎞/L、4WDモデルで、17.4㎞/Lです。これはWLTCモード燃費で計算されているのですが、1リッターエンジン搭載でこの燃費では少し燃費性能としては低い気もしないでもないのですが、これがハイブリッドとなると一体どれくらいの燃費性能になるのでしょうか。
最近のトヨタのSUVハイブリッドシリーズの燃費はだいたい30㎞/Lを超えてくる性能を誇ります。
例えばヤリスクロスでは最上級グレードのZグレードで27.8㎞/Lとなり、G・Xのグレードでは30.8㎞/Lとなります。これはともに2WD車での性能です。
4WD車になると、Zグレードで26.0㎞/Lとなり、Gグレードで28.1㎞/L、Xグレードで28.7㎞/Lという性能です。
つい最近登場したカローラクロスではどうでしょうか?カローラクロスでは2WDのハイブリッドでZ、S、Gのすべてのグレードで26.2㎞/Lという性能です。4WD車についてはZ、S、Gのグレードで24.2㎞/Lということになっています。
ヤリスクロス、カローラクロスでは若干車重も違うところから、あくまでも参考程度に、ということになるのですが、これらのクルマから考えるに、車両重量の低いライズでは31、32㎞/Lあたりが2WDモデルのクルマが可能なのではないかと考えます。
”クラストップレベルの燃費性能”と謳ってくることは間違いないでしょう。
◆ライズ ハイブリッド 予約はすでに始まっている
すでに事前予約は始まっているライズとロッキーのハイブリッド。ダイハツでは試乗キャンペーンもやっているくらいなので、価格、デザイン、納期などもある程度決まっていることでしょう。
もちろん、試乗キャンペーンも行われているということですので、その際に事前予約可能という話も間違いありません。これだけ注目度の高いクルマであるためにしっかりと検討したうえで購入を決めてもよいのではないかと思います。
ちなみに10月2日から事前予約は始まっているということです。急げ――!
◆ライズハイブリッド 予定は11月
ロッキーe-SMART HYBRIDの登場が2021年11月に、ということですので、それに合わせてトヨタのライズハイブリッドも登場してくると予想します。
2019年11月にガソリンモデルのロッキー、ライズが登場した時も同時に、ということでしたので、間違いなく同時発表になるということになるでしょう。
そういえば、2019年11月の登場時には、今回と同じように、半年前にウェブでの発表会とかありませんでした。2019年に行われた東京モーターショー2019でロッキーのようなモデルが登場していたのは覚えているのですが、その時は「1リッターSUV」くらいしかまだ発表がなかったように思います。かなり軽い感じの発表でした。
東京モーターショー2019が終了してからいきなり大きく発表となり、瞬く間にその情報が広がっていったのですが、こうしてクルマの情報を発信している管理人でさえ、寝耳に水みたいなところがありました。
強烈な販促もかけることなく、噂でどんどん広まっていったライズとロッキー。今回もそんな手法が取られるのかもしれません。登場は2021年の11月です。
◆ライズ ハイブリッド 中古市場でも高値で取引!?
ライズのハイブリッドモデルがもし、中古車として登場する場合はどのような価格帯になるのでしょう?現在ライズの平均価格は200万円ほどになります。市場に出回っているのは146万円から307万円ほどで、その中でも一番のボリュームゾーンは250万円あたりです。
さて、ライズハイブリッドが中古車で登場した場合、ですが、現在市場に出回っているのはガソリンモデルのみとなりますので、それ以上の価格になることは間違いありません。
その価格を知る上で、ライズのハイブリッドが新車として登場した場合の価格はどれくらいになるのか?ということが一つのポイントになってくると考えらえます。
上でも予想しているようにライズのハイブリッドの価格はだいたいガソリンモデルから約40万円、具体的には357,000円高くなるとみています。そうした場合、やはり中古車市場でも価格はそれくらいアップになるのではないかと考えられるのです。
中古車市場で一番のボリュームゾーンは250万円ほどになりますので、357,000円高くなるということになるとライズのハイブリッドの価格は約290万円になるのかなと予想ができます。
排気量が1.2リッターのハイブリッドシステムということですが、ちなみに、同じコンパクトSUVのカテゴリーに属しているヤリスクロスを例に考えてみるとどうでしょうか?
ヤリスクロスの場合、平均的な価格は253万円で、市場に出ている価格帯は160万円から363万円となります。一番のボリュームゾーンはは300万円のところになりますので、ライズの人気も考えるとそれくらいの価格帯になるのではと考えられるのです。
しかも評価としては結構高く、みんなの評価は5.0が圧倒的に多いのです。ヤリスクロスは新車でもかなり人気なクルマであるために、中古車でも280万円くらいのモデルならば、あっという間に売れてしまうかなり人気のモデルですので、ライズもそれくらい期待できるかもしれませんね。
◆ライズ ハイブリッド 見積を見てみる
ライズハイブリッドの見積ですが、すでに取っている人もいるようですね。
◆ライズ ハイブリッド 電動パーキング
ライズのハイブリッドには電動パーキングブレーキやブレーキホールドも搭載されるようで、この価格での搭載はかなり買い得ではないのかと思われるのです。
ガソリンモデルには電動パーキングブレーキの搭載はなかったので、これはうれしい情報だと思います。
◆ライズ ハイブリッド トヨタの値引き
ライズハイブリッドを購入した場合の値引きについてですが、新型車として登場するために、5万円程度の値引きになっています。
これ以上の値引きは厳しそうで、あとはオプションで装備を付けることでどれくらいサービスしてくれるか、というところが焦点になるでしょう。
ともあれ、ライズハイブリッドの価格も出てきているということで、ものすごく気になる人も多いと思いますが、想像以上に買い得なのは間違いなさそうです。