トヨタ bz4x 価格はアリアと同等!?今ある情報をまとめてみた

トヨタが新たに発売する新型のEVであるbZ4Xですが、その概要が発表されました。どうやら2022年の年中ごろに発売するということです。世界各地で、ということですので日本発売期待されていること、そして価格も注目をされていますが、日産のアリアと同じくらいなのかと予想が出ています。

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◆トヨタbz4x YouTubeで見る

YouTubeでも盛り上がりを見せたトヨタとスバルの共同開発である新型EV車の「bZ4X」ですが、段階的に7モデルをリリースするといいます。

トヨタではbZ4X、スバルではソルテラという車名での登場になるようです。このbZ4Xは4つの価値を念頭にトヨタとスバルが共同開発した新たなSUVタイプのEV車であります。

その4つの価値とは、

人と人:快適な移動空間に加えて、大切な仲間と過ごすかけがえのない時間と新らしいライフスタイルを提供します。

人と車:EV車ならではの運転の楽しさ、可能性を期待させるワクワク感をもたらします。

人と地球:CO2排出量などのマイナスを減らすだけではなく、プラスの要素も生み出します。

人と社会:安心・安全な社会づくりに貢献します。

このbZ4Xですが、主戦場となるのは世界的に見てもEV車に力を入れている国々で、中国やアメリカ、欧州、日本というEVの需要や再生可能エネルギーによる電力供給が多く見込めるという国々です。2025年までにbZシリーズとして7車種投入されるということになっており、その第一弾として登場するbZ4Xの車名に付いているbZは「beyond Zero」の略とされており、4はボディーサイズ、そしてXはボディのタイプを表わしているといいます。

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◆トヨタbz4x サイズはRAV4サイズ

このbZ4Xの開発コンセプトを見てみると、activity Hubといわれています。運転手や助手席に座る全ての乗員が一緒に楽しい時間や空間を共有できる絆のような役割を担い、内外装が運転の感覚、そして走行性能において革新的なチャレンジを試みたというのです。

デザインを見てみると、エッジが効いているエクステリアデザインには「Hi-Tech and Emotion」というデザインテーマに基づき、先進感とSUVらしい力強さを融合させています。ボディサイズは全長4690mm、全幅1860mm、全高1650mm、ホイールベースは2850mmとなっており、ボンネットからヘッドランプまでを連続させたハンマーヘッド形状といわれるものや、張り出し感のあるフェンダーが特長になっているのです。

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◆トヨタbz4x インテリアは先進高い高い

トヨタの新型EVであるbz4xのインテリアは、ステアリングホイールのリムより少し上の方にメーターパネルを確認できる「トップマウントメーター」が採用されています。これはステアリングホイールとタイヤが機械的に結合されないステアバイワイヤシステムという横長のかたちの異なったステアリングホイールである「ワンモーショングリップ」を組み合わせた仕様も選択が可能になっています。

そしてこの電子制御ステアリングシステムについては、路面からの不快な振動をカットすることができ、ほぼ全ての走行シーンにおいてドライバーの負荷を極限まで減らしてくれるようにしたり、操舵感や走行安定性を向上させるというのです。

さらにファブリック張りのインストルメントパネル、ダイヤル式のシフトセレクターもトヨタ車としては珍しいものを採用していると言えるのかもしれません。まさに先進性に富んだSUVといえるでしょう。

◆トヨタbz4x 最新電池を採用

トヨタとスバルが共同で開発をしたこのbZ4Xですが、空間的な長所として前後シート間距離で1000っmを確保しているという一クラス上の室内空間と、遮音性の高いガラスを採用していることによる静粛性の高さなどが挙げられます。

トヨタはすべての基礎となるEV専用プラットフォームをスバルと共同開発しており、EVならではの要件を盛り込み、そして低重心、高剛性化したプラットフォームを採用してます。低重心化に向けては、総電力71.4kwhの薄型大容量電池パックを床下や平起きで配置しているほかに、モーター、トランスアクスル、そしてインバーターを一体化したe-Axle、充電機能と電力配分機能を集約したエレクトリックサプライユニットをトヨタとして初めて採用しています。

この高剛性化に向けては主要骨格部位にホットスタンプ材、そして高張力鋼板を用いたボディ構造を採用しており、電池パックとその周辺器機、BEVユニット、ラジエータ搭載部、前後サスペンション周辺など、各部の剛性強化を図っています。

モーターはFWD車がフロントに最大出力で150kwを1基、AWD車は前後に最大出力で80kwを各1基搭載しています。0-100km加速はFWD車で8.4秒、AWD車で7.7秒とEV車でもその性能はかなり高いことが伺えます。

この素早いレスポンスに加えて、リニアな加速感、加減速のコントロールとドライバーのペダル操作の軽減、滑りやすい路面のスリップ抑制制御など、高精度な出力制御を実現しています。

そしてAWD車は、前後モーターの独立制御により回頭性や操縦安定性を高めており、グリップコントロールを新たに活かすことで、日常使いからライトオフロード以上の走行まで対応しているということで、EV車としての期待を大きく超える高い走破性を実現しているのです。

◆トヨタbz4x 航続距離、最新ソーラーが凄い!

bZ4Xは、空力性能の追求であるとか、ボディユニットの軽量化に加えて、ヒートポンプ式エアコンやシートヒーター、そしてステアリングヒーター、前席乗員の足元の軸射ヒーターを採用しており、冬場の暖房による消費電力を結構抑制しています。一充電走行距離についてはFWD射では500km前後、AWD車では460km前後の性能を発揮します。

さらに1年間で走行距離1800kmに相当する発電量を生成するというルーフソーラーパネルも設定されるため、航続距離としては優れた性能を発揮すると言えるでしょう。

そしてDC外部給電機能も装備されており、アウトドアや災害時などの緊急時に、給電気を接続すれば、大出力の電力を住宅や家電に供給できます。また、家庭用太陽光発電と併用して、日中は太陽光発電で家に電気を供給できたり、余剰電力は給電気を通じて車両を充電したり、夜間には車両にため込んだ電気を自宅用の電力として使うこともできます。←コレが凄い!!

世界各地の高出力充電にも対応しており、DC急速充電では150kwに対応、30分で約80%まで充電ができるようになっています。

このbZ4Xの最大のポイントは、電池不具合を防止するということでしょう。ある兆候から検知する対策の強化と、新技術の導入によって、万が一の状況でも確実に対応できるということで、安心・安全を確保する設計や多重監視システムを採用しています。

セルの以上発熱の原因となる異物が混入したとしても異常な発熱をしない設計をした上で異物混入を排除する製造プロセスを徹底しています。そして電池の電圧や電流、温度を多重で監視し、異常発熱の兆候を検知、発熱を防止するという仕組みになっています。

◆トヨタbz4x 予防安全装備

トヨタの新型EVとなるbZ4Xには最新の予防安全装備と衝突安全性能が搭載されます。それはより改良されたトヨタセーフティセンスが搭載されるということです。

ミリ波レーダー、単眼カメラの検知範囲拡大により、各機能の性能向上や一般道での支援を行う新たな機能が追加されました。

さらに乗員やバッテリー、衝突相手の車を守る全方位衝突対応構造を採用し、EVユニットコンパートメントには左右のフロントサイドメンバーを強固につなぐクロス骨格を設定し、衝突のエネルギー吸収効率を向上させています。

車両の前方に2つのクロス部材を配置しており、相手の車両への加害性を低減したり、床下の電池パック全面搭載を実現するために、キャビン前側に強固な枠の骨格を形成しています。前面の衝突、そして側面の衝突それぞれにおいてキャビンや電池パックを安定的に保護するために、衝突時の入力荷重を複数経路に分散させるなどの構造を採用しているのです。

◆トヨタbz4x 価格はアリアと同等か!?

気になる価格についてですが、まだ価格の発表までは至っていないところがありますが、あえて、価格を予想してみました。

トヨタ系列からEV車というと、レクサスUX300eそして、RAV4 PHVがイメージされます。レクサスUX300eに使われているバッテリーについては容量は54.4kwh、航続距離は367kmという性能です。そして価格については2つのグレードが設定されており、VersionCとVersionLで、それぞれ5,800,000円と6,350,000円という設定になっています。

それに対してRAV4 PHVはEV車ではないものの、その価格は4,690,000円から5,390,000円となっており、ボディの大きさなどを考えると、RAV4 PHVの価格を超えてくる可能性が十分に考えられます。

bZ4Xのグレード設定はたぶん2つの設定なるのではと思われ、容量の多いものと少ないもの(量販モデル)になると考えます。

価格については、レクサスUX300eの価格から予想するに

Aグレード 2WD71.4kwh7,568,400円
Bグレード 4WD71.4kwh7,968,400円

というところでしょうか。ただの予想ですので、ご参考程度にお願いします。

◆トヨタbz4x 日本発売日

新型EVであるトヨタのbZ4Xですが、日本での発売は2022年の中頃と言われています。夏ごろというところでしょうか。諸外国のEVへの移行スピードがかなり遅れているということを考えると、もっと早くというところなのでしょけれども、現在の部品の供給具合からするとやっと2022年の夏頃に出せるくらいではないでしょうか。

中国やフォルクスワーゲンのEVは安価なEVをラインナップすると考えられていますが、アリアと一緒の500万台でどこまで勝負できるのかが焦点になりそうです。もともとEV車は部品点数も少なく、駆動バッテリーの値段が問題だけで簡単には安価にできるようなので販売当初は高い値段にしていても、安くなっていくのは確実でしょうか。ですが、オイル交換も不要、維持管理が楽というところがメリットなので、これからガソリンの高騰を考えるとEVの魅力は高まってきそうですね。

ただ自宅充電設備がない人、遠乗りを頻繁にする人の為に早急な急速充電スポットの拡充を早く広めてもらいたいです。

◆トヨタbz4x スペックはスバルのソルテラと一緒

bZ4Xは2WD車と4WD車の2本立てで登場すると言われています。テスラなど最近はEVはリア駆動をベースとするモデルが多いのですが、トヨタとしてはトヨタブランドとしてFFベースで登場させ、最小回転半径を考慮しているということです。

そのモータースペックはFWDは150kw、4WDは前後それぞれで80kwの合計160kwに設定するようです。駆動用電池はリチウムイオン二次電池で容量は71.4kwh。FWD車の航続距離は500kw前後になります。

EV車にとって駆動用電池の容量は満充電での航続距離や充電時間に直結するのですが、グローバルマーケットから「これだけの航続距離があれば」という意見も聞きながら、そして将来的にEV技術のポテンシャルを考えた上での数字として決まったようです。

今回の新型EVであるbZ4Xですが、最大の注目ポイントはルーフにソーラールーフ仕様という太陽光発電ユニットが配置されていることでしょう。車両自体が再生可能エネルギーを活用できるようになっているために、スペックとしては∞に等しい感じがします。

年間走行距離が日本ではだいたい10000kmというところなのですが、その2割は再生エネルギーを活用して走ることができるという、とんでもない性能を秘めているのがbZ4Xなのです。

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