果報は寝て待てといいますが、まさにレクサスLXについての情報はどうではないでしょうか。10月に発表となったレクサスLXですが、発売は2022年の春ごろになるといわれています。その情報の中で、発売はサウジアラビアやアラブ首長国連邦などの中東だけかと思われたのですが、日本専用車としてFスポーツが登場するというのです。これは楽しみがまた増えたって感じですかね!?
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◆レクサス LX 新型がより優雅に、スポーティに登場
レクサスLXの新型がついに公開されたことで、さらに大型のSUVに注目が集まっている感じがします。
2021年10月14日、レクサスは新型のLXをサウジアラビアそして、アラブ首長国連邦で世界初公開しています。LXについては今回で4代目となるモデルで、レクサスのフラッグシップモデルになります。SUVとして。ランクル300が公開されて次いでということになりますので、その性能はランクルをしのぐのかというとそうでもないですが、レクサスというブランドが付くことで、大きくメリットはありそうです。
レクサスLXはラージSUVに所属するモデルとなりますが、そのライバルはベンツ、BMW、アウディといわれています。次世代レクサスを担う第2弾のモデルとして2022年に登場を予定しています。今のところは発表のみにとどまっています。
2021年の8月にトヨタからランドクルーザー300が発表されてから大きな話題となったのですが、どうせブランドが違うだけの同じクルマなんだろ!?と思う方もいると思うのですが、実はそうではないのです。
レクサスLXの歴史はまだ浅く、2015年に初めて日本へ導入されました。3列シートで8人乗りというモデルと、2列シート5人乗り仕様という違いはあるのですが、グレード自体は1種類のみで、価格は日本のSUVとしては最高峰となる1135万円であります。ヤリスクロスが5台くらい購入できる金額です。
レクサスLXのポイントとしてはランドクルーザーのレクサス版といいましょうか、ランクルのエンブレムと外装を変えただけだろ!?といわれることもあるのですが、レクサスLXについてはしっかりとランクルに対してコンセプト分けをしているモデルなのです。
高級SUVということもあり、走破性はどうなのか?と聞かれるとそれはランクルと同様に十分な悪路走破性を備えています。レクサスLXは主に中東にて販売されているクルマであるため、悪路走破性、特に未舗装路もバンバン走ってくれるクルマが重宝されるのです。優雅でありアクティブでもあるのがレクサスLXといえるのではないでしょうか。
◆レクサス LX フルモデルチェンジで変わること
レクサスLXがフルモデルチェンジすることでランクル300と一体何が違うのかというと、プラットフォームやボディフレーム、そしてパワートレインなどに関してはランクル300とほぼ同じものが使われています。
判明しているグレードに関しては、標準グレードにオフロードとエグゼクティブを加えた3つのグレードが用意されます。オフロードと呼ばれるグレードは前後のデフロックを備えるほかに、ブラックアウト加飾のボディや小径ホイールなど、いかにもアクティブな仕上げとなっているようです。
エグゼクティブのグレードは大型のセンターコンソールをリアにも備えた独立の4座の4人乗りとなっており、独立していることから、いかにもエグゼクティブと呼ぶにふさわしいモデルになっています。これであれば、VIP対応も十分にできそうですね。現行のモデルはすでに販売が終了となっており、新型は2022年の春以降に登場とされています。
インターネット上には、レクサスLXのライバルは何か!?なんてことも書かれている記事があったのですが、管理人が思うにベンツのGクラスではないかと思うのです。ラダーフレーム構造をしていること、リアのリジッドサスや、ラグジュアリー感などの雰囲気がそのように感じさせます。いわゆる堅牢さや走破性なんかはメルセデスGクラスに似ているところがあるのでは!?と感じています。
Gクラスについては、同じ価格帯でモノコックに4輪独立サスペンションを搭載しているGLEですとかGLSなんてものもあるのですが、少し違う感じがしてなりません。ちょっとおしゃれすぎるというか、街中イメージが強いといいましょうか。レクサスLXについてはレクサスブランドのラインナップとしては頂点に君臨しているところもあるので、やっぱりRXやNXとは違うということはお分かりお分かりいただけるのではないでしょうか?
◆レクサス LX 中古車でも人気なワケ
アラブ首長国連邦やサウジアラビアにはランクル系のクルマがバンバン走っています。それは新型車、中古車とわずです。その地域で一番見かけるのがこのランクル系のクルマではないでしょうか。中東地域において、このランクル300やレクサスLXというクルマは絶対的な信頼を寄せているクルマといえるのです。
この地域でクルマの走らせ方は日本とは比べものにならないくらいハードに使われています。市街地はそれほどでもないのでしょうけれども、一旦市街地を抜けると、猛スピード、200㎞近いスピードで砂漠なんかを走りまくっていくのです。なぜランクルが中東において絶対的な信頼を得いるのかというと、ここにその理由があるのです。
ランクルの性能を得ているレクサスLXはまさに最高峰に君臨するSUVといえるのではないでしょうか。ですが、ランクルとレクサスLXと使い方はランクルの方が激しいようです。
◆レクサス LX 新型 価格はこうなる?
新型のレクサスLXには3つのグレードが設定されるという話ですが、その価格帯については以下のようになるだろうといわれています。
標準グレード | 1200万円 |
エグゼクティブ | 1600万円 |
オフロード(Fスポーツ系?) | 1300万円 |
ネット上の価格については集計してみたところ、こんな感じでした。標準グレードが1200万円に対して1200万円の標準グレードからエグゼクティブの1600万円までその差400万円ということになるのですが、差がありすぎね!?と思ってしまうのは私だけでしょうか?
例えばランクル300と比べてみると、標準グレードといわれるランクルのZXとレクサスの標準グレードでは400万円以上の差、そしてランクルGRスポーツとレクサスLXのオフロードを比べても500万円以上の差がついてしまいます。
これだけの差があれば、もう一台ランクル買えるんじゃね!?って思いますよね。ですがその価格に見合ったクルマの性能を備えているのもレクサスLXなのではないでしょうか。
ちなみに、現行型では乗り心地から操作感、そしてシート、内装など、部品の一つ一つに至るまで繊細になっており、圧倒的な高級感に包まれているのがレクサスLXです。新型のレクサスLXについてもフラッグシップモデルというだけあって、より改良されていることは間違いないでしょう。LXはその金額に見合っただけの十分な、いや、それ以上の価値を提供してくれるに違いありません。
よく言われます。ランクルの安全性能、走行性能に加えて、快適性、優雅さなどの付加価値が加わったのがレクサスLXなのだと。レクサスLXは間違いなくランクル以上のポテンシャルを持ったクルマであるのです。
◆レクサス LX 価格差を埋めるには
と言いつつもやっぱり高いんですよね。レクサスLXは。もはや一般市民が手に入れることができるクルマではないのは明らかなので、中東、特にサウジアラビアやアラブ首長国連邦にて販売するということになります。1200万円が1万円程度に思えるようなユーザーに販売することになるのでしょう。なんとうらやましいことでしょうか。
価格差を埋めるためにアピールがV8エンジン搭載であったらよかったのに、なんて声もあったりします。V8独自の回転フィールや大排気量NAならではの余裕のある走りは、富裕層に向けたアピールポイントになるのでしょうね、なんて。ですが、本当の富裕層がいるサウジアラビアにはそれも必要ないことなのでしょう。
◆レクサス LX サイズはまさにフラッグシップとして
レクサスLXが世に初めて登場したのは1996年です。日本に初めて導入されたのが2015年なのですが、その立派ないでたち、ボディサイズと信頼性の高い走行性能は当初登場したときには度肝を抜かれました。
レクサスのフラッグシップといわれるLXは、他のレクサスのSUVとは一線を画すモデルです。その堂々としたボディとラグジュアリーな感じのスタイリングが特徴ではないでしょうか。発売当初は3列シート8人乗りのみだったのですが、2017年には2列シート5人乗りも追加で登場しました。それと同時にアルミホイールのデザインが変更されており、トレーラーなどをけん引するヒッチメンバーやドアミラーの足元照明などを標準装備としており、機能性と利便性を向上させたのです。
レクサスLXのボディサイズは、全長5080㎜、全幅1980㎜、全高1910㎜、ホイールベースは2850㎜というまさに王者にふさわしいモデルで、レクサスブランドの中では唯一全長が5メートルを超えるモデルとなります。ランクルは全長が4950㎜、全幅1980㎜、全高1880㎜であるので、少し大きめに設定されていることがお分かりいただけると思います。
従来型のレクサスLXのボディは、フロントマスクからは大胆なつみを持った安定感のあるスピンドルグリルを搭載しておりレクサスであることをいかにもアピールしている感じです。サイドビューについてはアンダーボディがいかにもゴツさを演出していますし、シャープなシルエットがアクティブさを感じさせるのです。
今回新型のレクサスLXについてはメッキフレームのないスピンドルグリルが新しく、上質であり堂々とした感じがラグジュアリー感を持っていることがポイントかもしれません。
新型のレクサスLXは「世界中のどんな道でも楽に、上質に」というコンセプトのもと、雪や砂に覆われた道路、未舗装路、いわば、泥道などどんな過酷な条件な環境でも、凛とした都会のオンロードであっても、安心、安全、快適、高級感のある移動とドライバーの意図に忠実に応答してくれる操作性を目指して開発されました。
新型レクサスLXにはTNGA、トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャが採用され、フルサイズフレーム構造車向けのGA-Fプラットフォームがレクサスとしては初めて採用されます。クルマとしての基本性能が大きく向上することを意味します。
◆レクサス LX 盗難される確率が高い理由
レクサスLXやランドクルーザーの盗難される件数が急増している現代。2020年の調査では1位にランクル、2位にレクサスLXというほどこの2台は突出して盗難されているのです。そしてその結果については、2020年は1000台中50台のLXが盗難にあっていると聞きます。特に愛知県ではひどく、LXの盗難が過去最高になったという話も。
すごい勢いで盗難されているレクサスLXですが、盗難されないために後付のセキュリティ装置を複数組み合わせるとか、ハンドルロックやセキュリティアラーム、タイヤロックなどもおすすめしています。
・なぜレクサスLXやランクルは盗まれるのか?
ですよ。どうせ中東で売りさばいているんだろと思っているあなた!正解です(笑)。レクサスLXやランクルの盗難されているクルマを調べた人がいるのですが、そのほとんどが社外のセキュリティが付いていないという結果がでているようです。純正のセキュリティをつけているから大丈夫という過信が盗難を発生させているともいえるでしょう。なにせ、そこに対応してきているのが盗難しているプロ集団ですからね。
純正のセキュリティや純正のGPSでクルマがわかるサービスは安心といえばそうかもしれませんが、逆に純正だからこそ危ないといえるのです。純正のセキュリティはどのクルマも同じ仕様で同じ場所にユニットなどが配置されています。
窃盗団はLXの中古車を購入して、徹底的に調べ上げ、セキュリティやGPSユニットの場所を調べればいいだけの話なので、純正なので、1台を徹底して調べればすぐわかることです。実に危険といえるのではないでしょうか。そのための社外セキュリティもつけておいた方がいいのです。
◆レクサス LX Fスポーツは日本専用で登場
今回のフルモデルチェンジを受けて、VIPのグレードとFスポーツのグレードの2つが新たに設定されます。後部座席重視をしている独立4座シートを備えるエグゼクティブ、そして日本国内専用仕様で走破性重視のグレードであるFスポーツです。
VIPグレード、エグゼクティブについては独立4シーターで後席の居住性を最優先させており、オフロードでのセンチュリーとも言われているクルマです。専用の読書灯であったり、オーディオシステムであったり、極寒の地でも後部座席専用のエアコン吹き出し口やら温風のエアカーテンも装備したり。USBやDC電源、HDMI端子、ヘッドフォンジャックも備えておりオフロードでも快適な乗り心地やくつろぎを与えてくれます。
最大で48度のリクライニングが可能としているシートもあり、レッグスペースも最大で1000㎜、そうです1メートル分も確保されるというまさにエグゼクティブなレクサスLX。これなら海外から来たVIPも日本のおもてなしを感じてもらえそうです。
◆レクサス LX デザインは高級感が上がった
今回LXのデザインについては、優雅で繊細というのが当てはまるのではないでしょうか。そしてランクル300との差別化も図られており、明らかに違いがわかります。レクサスブランドを象徴する水平基調のスピンドルグリルは、真ん中にスリットが入ったメタリックな横に長いバーのようなものが7本組み込まれています。フレームレスのグリルを構成するというデザインにも非常に凝っているレクサスLX。いつもの編み上げたスピンドルグリルではないことがレクサスLXのもっとも変わった点といえるのではないでしょうか。
ヘッドランプについても、レクサスとしてはすでにおなじみといったL字型のクリアランスランプが視覚的な奥行きのある立体感のあるものへと変更されています。まさに高級感のあるクルマといえるのです。
◆レクサス LX 燃費は最悪
新型のレクサスLXはNXに次ぐ次世代レクサスの第2弾として設定されており、従来型と比較して車両を使う際にCO2排出量をグローバル全台数ベースで約20%削減する、という環境性能の向上と、多様化している顧客ニーズのライフスタイルに合わせて新グレードの設定が話題となりました。
燃費性能としては従来モデルが4㎞/Lというまさにヘビー級の燃費性能なのですが、新型レクサスLXについてもそれほど期待はできないといえるかもしれません。
昨今日本でも燃費に関しては各自動車メーカーが企業努力をしてきてやっとの思いで改善をしてきていますが、この重量級のSUVに燃費性能を求めるのは酷というものです。
レクサスLXの実燃費でいうとだいたい3㎞から5.7㎞/Lといったところですので、予想以上に悪いと思った方がいいかもしれませんね。カタログ燃費を参考にしてはダメでしょう。
◆レクサス LX パワートレインにディーゼルも設定
新型レクサスLXに搭載されるパワートレインは3.5リッター、V6ガソリンツインターボですが、先代よりもパワフルになっています。そのパワーは415ps、トルクは650NMと20%以上アップしているのです。
ガソリンエンジンに加えて新型のランクル同様にV6のディーゼルツインターボも設定されます。ランクル300にもディーゼルエンジンタイプは設定されており、最大出力は309ps、最大トルクは700NMというスペックですが、レクサスLXにも同じものが搭載されるのではないかと考えられます。
組み合わされる10速ATは発進時以外ほぼ全域でロックアップされて、ダイレクト感が追及されています。従来モデルは8速ATでしたが、よりリズミカルな乗り心地で、高速燃費の向上、発進加速、オフロード性能の向上がアップしています。
◆レクサス LXの安全性能は?
オンロードでの高速走行安定性であったり、オフロードでの路面の追従性であったりと性能を確保しているため、より車高調整機能や自動調整機能付きのアクティブハイコントロールサスペンションを採用しています。
それに加えて前後左右への車両姿勢にも対応しているバネシートを最適化しており、旋回、加減速でも大きなボディサイズであるLXをより安定させる機能も備えているというのです。
精緻電磁弁を使ったきめ細かい滑らかな減衰力制御方式へと変更されたことによって、路面の状態やドライブモードの変化にも素早く対応できるようになっています。