ランクルの盗難手口にCANインベーダーが超話題になっているワケ。

ランクルは盗難される車両の中でもトップクラスのクルマです。先日ランクル300が発表されましたが、自動車メーカーも盗難対策に必死になっており、なんとか盗まれないようにしているようです。ですが、セキュリティが高くなればなるほど、窃盗団も高い窃盗技術を発揮するため、もはやいたちごっこと言わざるを得ません。ランクルの窃盗手口としてリレーアタック、コードグラバー、CANインベーダーなどの手法がありますが、今CANインベーダーの窃盗手口が大きな話題となっています。

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◆ランクルの盗難が今大きな注目を集めている

ランクルの盗難手口で新たな話題となっているキャンインベーダー。キャンインベーダーとは「CANインベーダー」というもので新たな自動車盗難装置のことをいいます。すでにテレビなどで情報が出ているのですが、わずか数分で窃盗犯がクルマを盗んでいくことができるシステムです。今話題となっているキャンインベーダーとは?そしてランクルの盗難を防ぐためにどうすればいいのか、などランクルの盗難について触れていきたいと思います。

最近の自動車盗難については、かなり組織化されているといわれています。まさに狙って盗むということができる時代なのです。インターネットを駆使すればできるのですが、まずはグーグルのストリートビューを使ってクルマを探し出し、そして現地で実物を確認するのです。

実物のクルマを確認する場合は、本当にそこにあるのか?週に何回ほど運転するのか、どのようなセキュリティが付いているのか?などその調べ方はかなり周到のようです。

さらには、警報の音はどれくらいの大きさなのか、車、もしくは家の周囲に防犯カメラはついているのか、盗難した際の逃走経路はどこを通ればよいのか、Nシステムはあるのか、ないのか?などランクルオーナーのありとあらゆる生活圏内を調べてきます。この調べ方がすごいんです。

すでにグローバルで活躍!?する窃盗集団もいるくらいで海外から国内の実行犯に依頼をしてきたり、まさにプロ中にプロといわんばかりの窃盗団が細かな計画を立てて盗難を実行し、その盗難の後も盗難車の処理、売買関連など仕組み化されています。

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◆ランクル 盗難手口・方法がこれだ!

盗難の手口は年々精密化、高度化しており、今は電子機器を使った盗難手口が主流となっています。たとえば、「リレーアタック」、「CANインベーダー」、「コードグラバー」という手口があるといいます。

・リレーアタックとは?

まずリレーアタックですが、これは最近ではもはや珍しくないスマートキーを使って盗難をする手口です。スマートキーとは、従来のクルマのようにキーを鍵穴にさして回す必要がないもので、車のキーを持ってドアノブに触れることでロックが解除できます。さらにスマートキーを身に着けた状態でスタートボタンを押すことでエンジンをかけることになります。

従来のクルマのキーには、キーレスエントリーシステムというものがありキーのボタンを押すことで遠隔操作でドアロックやロック解除ができる機能を搭載したものもありました。このシステムは現在は当たり前のように採用されていますが、スマートキーでは解除のためにキーボタンを押す必要もなくなってきました。

スマートキーを使う場合はクルマからそして所持しているスマートキーのお互いの電波を確認し送受信機で解除、ロックする仕様になっていますが、範囲としてはだいたい1から1.5メートル程度近づくと自動的に電波を認識して、ドアロックなどの解除が可能となります。実はこの電波については車両ごろに暗号化されたものを使っており、盗難対策としてイモビライザーというセキュリティシステムも採用しているクルマもあります。

リレーアタックですが、このスマートキーを使った手口となります。このスマートキーですが、一見すると便利で防犯性能も高いという認識がありますが、これを悪用した手口があるのです。

スマートキーは常に微弱な電波を発しており、本来であればクルマに近づかなければ認識できないようになっています。ですが、特殊な機器を使うことで微弱な電波をキャッチして電波を増幅させることができ、ドアロック解除やエンジンの始動をすることが可能とされています。

リレーアタックをする場合、だいたい2,3人が1組になって実行されるのですが、1人がクルマから離れた場所でスマートキーを持つ所持者、もしくはスマートキーが置かれた場所に近づいて電波を受信します。その受信した微弱な電波は特殊な機器を経由して2人、そして3人と中継していき、最後にはクルマのロックを解除するという方法になります。人数とその特殊な機器があれば簡単にできる盗難手口となります。

・CANインベーダーとは?

CANインベーダーは今最も危険な盗難手口といわれているくらい新たな手法として注目されています。このCANインベーダーとはクルマのあらゆるところに通っているといわれているCAN信号という配線を経由して車両のシステムへ潜入して、解錠やエンジンの始動を行う盗難手口です。

リレーアタック、コードグラバーとの違いはこのCANインベーダーはスマートキーの電波を利用しないということがあります。自動車のシステムに直接侵入してくるので、スマートキーを使った手口とは対策が全く異なってくるのです。

CANインベーダーの手口ですが、OBDⅡという現在ではほぼすべての車両に搭載されているシステムが関係しています。このOBDⅡとは、自動車の情報が集約されている機器といえばよいでしょうか。

ここ最近のクルマの構造はかなり複雑化されており、故障した際にどこが悪いのかということを判別してくれるのがOBDⅡといえます。このOBD専用のコネクターがあり、それを調べることでクルマの良し悪しの状態を調べます。実はこのOBDについては自動車メーカーが関係なく統一されているという欠点!?があります。

つまり、CANインベーダーとはこのOBDⅡへ不正にアクセスをして、盗難する車両を解錠、運転できる状態にするというのです。CAN信号を読み取るには、専用の機会があれば簡単にできそれは車外からもいともたやすくできるといいます。スマートキーが必要ないというのがまさにこの手口なのです。CAN信号に入り込み、アクセスが可能になると、ドアロックの解錠はもちろんのこと、アラームやなんと合鍵の精製まで可能というから、恐ろしいものです。

・コードグラバーとは?

盗難の手口としてコードグラバーという手法があるのですが、これは「コードグラバー」という機器を使った手口となります。これはスマートキーのスペアを作る機器のことなのですが、リレーアタックでもお話した通り、スマートキーには常に微弱な電波が出ているのですが、コードグラバーはこの電波を自動的に読み取り、スマートキーのIDコードをコピーするというものです。

このようにしてスマートキーのスペアキーとして作り出すことができるようになります。

その手口は、車のドアを閉めるときに、車の近くに実行犯が見つからないように潜み、コードグラバーを使ってドライバーのスマートキーのIDコードを読み取るというものです。コードグラバーがスマートキーのIDコードを読み取ると、アンロックコードまで解読してしまい、ドアの解錠からエンジン始動まで行えるようになります。IDコードが一致すればイモビライザーなども簡単にすり抜けることができます。

実行犯の手口は凄まじく早く、運転手が車から離れたすきにものの、数分でスマートキーの代わりにドアを開けて、エンジン始動、そしてクルマを出発させてしまいます。そしてこのコードグラバーの恐ろしいところは、100メートルの範囲内でスマートキーのIDコードをコピーすることができるとされており、見つからないままクルマを盗難することが可能なのです。

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◆ランクル 盗難対策

・リレーアタックの対策方法

まずはリレーアタックの対策方法ですが、電波を受信するということで、その電波を遮断することが優先とされています。そのために、

1.スマートキーの電源を切る

2.スマートキーを電波の届かないところに置く

3.そもそもリレーアタック防止装置を置く

4.玄関先にスマートキーを置かない

ということが優先される防止策となります。

・CANインベーダーの対策方法

CANインベーダーの対策方法として、今のところ完全なる対策はないといわれています。そのために、機器に頼るのではなく、物理的なセキュリティを強化することで、車上荒らし、盗難を防ぐことが重要となります。たとえば、タイヤロックやハンドルロックをする、などになります。タイヤロックをするということになると、見た目からセキュリティが高いということを窃盗する実行犯へアピールすることになるために、盗難をするというマインドを小さくすることができるかもしれません。

・コードグラバーの対策方法

コードグラバーはコードを完璧に複製するために、電波を遮断するなどの方法が通用しないといいます。そのためにハンドルロック、タイヤロックをするということが必要になってきます。特に盗難にあうクルマは高級車が多いといわれています。例えば、レクサスやランクルなどそうですが、プリウスも比較的盗難が多い車両とされています。高級車であればセキュリティが高いということで、安心だろうと思われがちですが、実はそうではなく、コードグラバーでは簡単にスペアキー化されてしまうので、高級車のようなセキュリティの高そうなクルマでも簡単に盗難にあってしまいます。

盗難の手口は様々でセキュリティシステムが高くなっても、窃盗団はそのセキュリティシステムの中をかいくぐってくるので、まさにイタチごっととなっているのです。そのために盗難保険に入ることで盗難補償の対象となるようにしておくことがいいのかもしれません。

◆ランクルは盗難保険に加入すべき!?

ランクルのような高級車には盗難保険をお勧めします。上記のようなコードグラバーやCANインベーダーなどの手法はますます巧妙化されてきています。現在の技術も高いといえば高いのですが、完全とは言えません。そのために盗難保険に入っておく必要があるでしょう。

盗難保険はもしクルマが盗難にあった場合に補償される車両保険です。車両保険は自動車保険のオプションの一つで、よくある自損事故や災害、物損事故などの保険などのように盗難にあった場合も補償の対象となるのです。

高級車であればあるほど、この車両保険に加入しておくことをお勧めします。

◆ランクル 盗難防止 最強はどれ!?

盗難防止で完全なる防止をすることは不可能とされています。まずは盗難する気をなくさせる、ということが一番必要になってくるのですが、やり方としては二重三重にセキュリティをかけておくことが窃盗団のやる気をなくさせるものに繋がるといいます。どのようなセキュリティでもいつかは破られるということを認識しておくことが必要なのですが、複数のセキュリティをかけておくことで、解除に時間がかかるため、犯行を未然に防ぐことができるということはしばしばあることです。

窃盗団も捕まってまで盗むということはしたくないので、厳重に厳重を重ねてセキュリティを装着していれば「この車両にはなかなか手出しできないな」ということになり、盗まれる確率は低くなってきます。

◆ランクル 盗難 なぜ?

ランクルがよく盗難にあうのはなぜ!?と思う人は少なくないでしょう。ランクルは車名別盗難状況において常に上位に挙がってくるクルマです。特に国内で販売されているランクル200系にないディーゼルエンジンを搭載しているプラドは、盗難のターゲットになりやすいとも言われています。

盗難にあう最大の理由は海外で人気が高いということにあります。海外では正規ディーラーからランクルを購入すると、それはもう天文学的価格になってしまうのです。どうしてもランクルを手に入れたいと思うユーザーは、この窃盗車を購入することになるのですが、その窃盗車が欲しいと思っているユーザーに向けて、窃盗団が動き出すのです。そのためクルマを盗むとすぐに海外へ送り込むため、なかなか自分のクルマを見つけることができないといわれています。もうあきらめるしかありません。

◆ランクル 盗難 ニュースは永遠に続く。

ランクルの盗難ニュースはいつもどこかで発表されています。2021年の11月にもランクルの盗難ニュースがありましたが、2日間で9台ものランクルが盗難されたとありました。この盗難の手口はいずれもCANインベーダーで、ということで、今この手口が非常に注目されています。

特に愛知県ではCANインベーダーが多発しているとされており、それは関東、関西でも増えてきているというのです。今後全国的に広がっていく盗難の手口とされており、対策が急務としています。ですが、今のところ有効な対策がありません。やはりタイヤロックやハンドルロックなどの物理的セキュリティを高めておくことが必要になるのではと考えられます。

盗難にあっても警察は何もしてくれません。せめて盗難保険に入っていることが救いといえるでしょう。

◆ランクル 盗難確率・件数

ランクルの盗難される確率は結構高いです。全体的には減少傾向にある自動車の窃盗ですが、車種別にすると、ランクルは増えてきているといいます。

2017年では盗難件数では32件、2018年は35件、2020年では42件と年々上がってきています。

自動車が盗難にあう発生時間帯は、主に深夜から早朝とされており、これが全体の70%を占めます。暗いということで見つかりにくいため、犯行には都合がよいのでしょう。また多くの人が寝ている時間帯でもあり、長時間自動車駐車されているため、狙いやすいと考えられます。

ランクル300が発表になり、さらに盗難される確率、件数が高くなってくるのは間違いなさそうです。トヨタとしても新車から盗難発生を防ぐためにセキュリティを強化しているのですが、それでも完全ではありません。

トヨタのおひざ元である愛知県警からも対策としては以下のようなものが言われていますので、ご参考にされたし。

・ハンドルロックやタイヤロックを装備する

・車載GPSを搭載する

・ナンバープレートは盗難防止ねじにする

・鍵の管理をする

・クルマのセキュリティ状態をチェックする

実行犯は入念に下調べをしてきます。そのために普段から盗難されないための工夫が必要といわれており、特に屋外に駐車しているクルマのオーナーは盗難にあいにくいクルマに乗るか、高級車でもよほど注意して管理する必要がでてくるでしょう。

◆ランクルの盗難にCANインベーダー

リレーアタックやコードグラバーよりも盗難の効率がよく成功率も高いとされているのがこのCANインベーダーです。簡単にいうとクルマさえあればどんなものでも盗めてしまうというもので、このCANインベーダーの機器は実は市販されているというのです。だいたい100万から200万円前後で販売されているというので、狙われるのはレクサスなどの高級車となれば、成功する確率が高いのであれば、それくらいお金をかけてもなんの問題もないということになります。

よくコンビニなどでクルマのエンジンをかけながら入店する人もいますが、これを都会でやってしまうとものの数秒のうちに盗難される恐れもあります。

車の盗難機器が市販されているとなると、しっかりと盗難に対する知識を習得して、危機管理もしっかりとやっていかないといけませんね。恐ろしい世の中になりましたね。

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