N-BOXがマイナーチェンジして大きく変更となりました。今回の改良はまさに死角がないということが言えるくらいのマイナーチェンジといえるのではないでしょうか。もう少しでフルモデルチェンジも実施されるといわれているN-BOX。今回マイナーチェンジされたということでフルモデルチェンジが必要ないかもしれません、というくらい大きな改良がおこなわれた感じです。
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◆N-BOX マイナーチェンジ 2022年にもフルモデルチェンジ?
N-BOXが2022年にもフルモデルチェンジされるということがいわれています。すでにマイナーチェンジは実施されているのですが、フルモデルチェンジが実施されるということになると、マイナーチェンジ以上に何が改良されるのか気になるところです。次期型N-BOX=3代目はどんな改良がされるのか調べていきたいと思います。
2021年6月で登場約10年にして累計200万台突破したN-BOX。10年で200万台ということは1年間で20万台当たり販売しているというモンスターカーとも言えます。そのN-BOXが2023年にもフルモデルチェンジをするというのですが、現在はマイナーチェンジをしてさらに王者としての風格が増してきました。
フルモデルチェンジを実施するのは確かですが、まずはマイナーチェンジ実施でどのような変更があったのかというところをみていきたいと思います。
ユーザー目線で考えるN-シリーズの開発颯爽のもと、より安全性や快適性を高めるために、今回のマイナーチェンジが実施されました。今回の改良のポイントは
電子制御パーキングブレーキの実装
オートブレーキホールド機能が追加
となります。この電子制御パーキングブレーキが装着されたため、コンパクトカーが必要ないのではないか?と思われるほどの性能を秘めることになりました。
・電子制御パーキングブレーキの性能
今回搭載された電子制御パーキングブレーキですが、スイッチ一つで作動することや、アクセルペダルを踏み込むと自動的に解除されるシステムであり、足元のスペース拡大や、発進時の解除忘れ対策もできるという優れものです。
すでにヤリスやフィットなどのコンパクトカーには搭載されているシステムですが、実装されることで、かなり使いやすくなるでしょう。
・オートブレーキホールド機能
マイナーチェンジで追加された機能で、オートブレーキホールド機能がありますが、こちらはランプが点灯するまでブレーキペダルを踏めば、自動的にアイドリングストップ状態を維持してくれるという優れものです。このオートブレーキホールド機能もアクセルを踏むと自動的に解除されるため、停車状態を快適に過ごせることになるでしょう。
◆N-BOX マイナーチェンジ 2021 12月
2021年12月にマイナーチェンジされたN-BOXですが、電子制御パーキングブレーキが搭載されていますが、それと同時にクルーズコントロールも大きく改良されています。従来モデルに搭載されていたこのクルーズコントロールは時速が25㎞/h未満まで下がることで解除されていました。
今回新型として登場したN-BOXは、電子制御となり全車速追従型のクルーズコントロールとなり、渋滞時の追従機能も追加されています。実は車種によってはパーキングブレーキがレバー式や足踏み式のクルマでも、全車速追従機能を採用しているものもあるのですが、その場合は、追従停車からだいたい2秒程度を経過したときに警報を鳴らして再度発進するのです。ですが、このパーキングブレーキが電子制御式になったことで、このような不都合はなくなったということになります。
この全車速追従機能式のクルーズコントロールはホンダ悲願の性能ともいえるでしょう。今まで登場してきた人気モデルは全車速追従機能ではなく、だいたい30㎞/hくらいから発動するというものがほとんどでした。
それを軽自動車ではありますが、ホンダの基幹モデルであるN-BOXに搭載してくるということは、王者であっても常に改良を加えていかないと、いずれ足をすくわれるということになるのです。それを熟知しっているホンダだからこそ、搭載してきたシステムといえるでしょう。
全車速追従式のクルーズコントロールの大きなメリットは、高速道路で利用価値が高いというところがあります。特に渋滞時のペダル操作というのは煩わしいところもありますが、クルーズコントロールが採用されることで、快適性をより高めることができ、それと同時にドライバーの疲労も軽減されるということから、安全性を高めるという効果も期待されています。
◆N-BOX マイナーチェンジ 新旧比較
従来モデルのN-BOXは2017年8月にフルモデルチェンジされました。その登場以来初の改良となるのは2020年12月となります。この改良の時には、内外装のデザインの変更とボディカラーの新たなカラーの追加のほか、装備を充実させたモデルを追加するということで販売強化を図りました。
標準のモデルとしては、フロントグリルやロアグリルのデザインを変更し、メッキの加速も増やしています。グリル内にある横方向のメッキバーをホンダのロゴの位置まで下げて、さらにバンパーの開口部にも細かいバーを追加しました。
カスタム仕様の方は、逆台形のメッキグリルから横長6角形のグリルケースに横線グリルを設置したデザインに変更をしています。そうすることで、一目でノーマル仕様とカスタム仕様がわかるようになっており、より個性を広げることに貢献しているといえます。
そしてバンパー下部のフォグランプ周りもコの字型のメッキが加えられており、N-BOXカスタムについては、ナンバープレートの位置が右側からちゃんと中央に代わっているところもポイントといえるでしょう・
そして、インテリアについては標準車がベージュ加飾えあったものがダークブラウンへと変更されており、、そしてカスタムについては、より深みのあるマルチブラック塗装のインパネが採用されました。これによってよりDQN好みのクルマになってしまいました。
・N-BOXのマイナーチェンジポイント
足踏み式のパーキングブレーキから全グレードに電動パーキングブレーキを標準装備した
オートブレーキホールドが全グレードに標準装備された
追従機能付きアダプティブクルーズコントロールが全グレードに標準装備された
コーディネイトスタイルが登場
N-BOXカスタムベンチシート私用をベースにN-BOXの10周年特別仕様車である「STYLE+ブラック」が登場した
ボディカラーについては、標準仕様がピーチブロッサムパールが廃止になり全7色となり、N-BOXカスタムはシャイニンググレーメタリックが廃止となり、プレミアムサンライトホワイトパール、メテオロイドグレーメタリックが追加となり全7色となりました。
マイナーチェンジとしてエクステリア、インテリアに変更はない、数少ないN-BOXの弱点ともいえる手動式の足踏み式パーキングブレーキから、電動パーキングブレーキ変更されたことがポイントになるでしょう。
ライバルのタントやスペーシアがすでに全車速アダプティブクルーズコントロールが搭載されている中で、N-BOXは30㎞/h以下でアダプティブクルーズコントロールが使えなかったのですが、これで0㎞/hから使えるクルマとなったため、ライバルを引き離すことは容易にできそうですね。
もはや死角なしといえるのかもしれません。軽自動車業界の中では。
◆N-BOX マイナーチェンジ 納期&価格
新型のN-BOXは価格も改良されてしまいました。そのまま価格据え置きとはいかず、少し価格が上がってしまいます(だいたい2万円くらい。)。
以下新型N-BOXの価格となります。
N-BOX | 660㏄・CVT | Gグレード | FF | 1,428,900円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Gグレード | 4WD | 1,562,000円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lグレード | FF | 1,559,800円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lグレード | 4WD | 1,692,900円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lターボ | FF | 1,758,900円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lターボ | 4WD | 1,892,000円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | EXグレード | FF | 1,658,800円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | EXグレード | 4WD | 1,791,900円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | EXターボ | FF | 1,809,500円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | EXターボ | 4WD | 1,942,600円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lコーディネイトスタイル | FF | 1,779,800円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lコーディネイトスタイル | 4WD | 1,912,900円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lターボコーディネイトスタイル | FF | 1,889,800円 |
N-BOX | 660㏄・CVT | Lターボコーディネイトスタイル | 4WD | 2,022,900円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lグレード | FF | 1,769,900円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lグレード | 4WD | 1,903,000円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lターボ | FF | 1,969,000円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lターボ | 4WD | 2,102,100円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | EX | FF | 1,879,900円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | EX | 4WD | 2,013,000円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | EXターボ | FF | 2,019,600円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | EXターボ | 4WD | 2,152,700円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lコーディネイトスタイル | FF | 1,978,900円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lコーディネイトスタイル | 4WD | 2,112,000円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lターボコーディネイトスタイル | FF | 2,099,900円 |
N-BOXカスタム | 660㏄・CVT | Lターボコーディネイトスタイル | 4WD | 2,233,000円 |
12月から事前予約で発売と同時に納車される方もいると思われますが、だいたいは2022年3月から4月の納車になる可能性が高いようです。昨今の半導体不足もあり、それでも何とか3から4か月で納車されるということは、それなりに期間は短い感じがします。
◆N-BOX マイナーチェンジ 発表で変わること
N-BOXがマイナーチェンジしたということは、これはライバルに大きな差を生み出す可能性があります。ですが、現在2位につけているスズキのスペーシアが猛追しているところから、いつ王者陥落といってもおかしくない状態になっています。
今のところ、N-BOXを王者から引き摺り下ろすのはスペーシアが有力といわれています。今後の販売がどのように影響するのか非常に楽しみといえるでしょう。