新型ヴェゼルの評価がかなり高くなっています。初代ヴェゼルは2013年に登場して以来、コンパクトSUVとして人気を博してきました。そして2021年には2代目としてフルモデルチェンジを果たし、その登場した際には、トヨタのハリアーとマツダのCⅩ-5が入り混じったデザインと揶揄されてきましたが、現在流通がされているようになってから、その完成度に注目が集まっています。2022年1月に開催された東京オートサロンではヴェゼルのモデューロXも登場しただけに、これから注目度は高くなっていくでしょう。
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◆ヴェゼル モデューロX 価格は?
ヴェゼルはどちらかというと、シティ派なクルマではないかと思うんです。スポーティに振っているとは思えないくらいなのですが、ことモデューロに関してはそのシティ派モデルがスポーティ派へと変革するような感じになっています。
東京オートサロン2022で後悔されたヴェゼル e:HEV モデューロエックス コンセプトが発表されましたが、この完成度がかなり高いと評判になっています。ホンダの純正アクセサリーを手掛けているホンダアクセスが開発や企画をしているのですが、そのシリーズには、N-BOXやN-ONE、ステップワゴン、フリード、S660などが登場しています。
コンパクトカーのフィットにもモデューロ仕様が登場しており、フィット e:HEV モデューロXとして登場しており、専用の16インチアルミホイールや、その他専用のパーツが設定されています。
今回登場した新型ヴェゼルのモデューロXですが、例のごとく専用のパーツやツールが装備されており、特に実効空力と呼ばれる日常の速度域でも体感できる空力効果の設計をと取り入れたエアロパーツも採用されるということです。
価格としてはいまだ決まっていない状況です。先代モデルにはモデューロXが設定されておりましたので、その価格から推測していきたいと思います。
先代ヴェゼルのモデューロXの価格は以下の通りです。
ハイブリッド モデューロX ホンダセンシング | FF | 3,467,200円 |
4WD | 3,617,900円 | |
ツーリング モデューロX ホンダセンシング | FF | 3,528,800円 |
先代モデルのモデューロXは3つの価格設定がありました。どれも300万円を超すくらいの価格で、やっぱり高いという印象があります。ベースモデルから見るに、価格としては約60万円ほど高い設定になっていることから、ベースモデルで十分というひとは特に購入する必要のないクルマであると考えられます。
FFと4WD、そしてツーリングと分かれていますが、それぞれに装備が違いますので、今一度確認をしておいた方がよさそうです。以下装備の違いについて記載していますので、ご参考までにお願いします。
装備 | ツーリング | FF | 4WD |
運転席ドアワンタッチ式パワーウインドウ | ○ | ||
全ドアワンタッチ式パワーウインドウ | ○ | ○ | |
フルオートエアコン | ○ | ||
左右独立式エアコン | ○ | ○ | ○ |
本革巻きセレクトレバー | ○ | ||
リバース連動ドアミラー助手席 | ○ | ○ | |
ステンレス製スポーツペダル | ○ | ○ | |
可変ステアリングギアレシオ | ○ | ○ | |
アジャイルハンドリングアシスト | ○ | ||
モデューロX専用装備 | ○ | ○ | ○ |
17インチアルミホイール | ○ | ||
18インチアルミホイール | ○ | ○ |
かなり装備に違いが出ていますね。ヴェゼルはクーペとしての良さや、ミニバン的な使い方も少し!?はできそうなクルマであります。この大きさで室内空間も広く、荷室も広くとられているので、それにプラス走りが加わるとなるとかなりいい車として認識されるのではないでしょうか?
価格としては、先代モデルより15から20万円ほど高くなりそうです。それはエンジンもそうですが、元のベースとなるヴェゼルの価格も先代より高くなっているから、ということが言えるでしょう。上級グレードのツーリングであれば、400万円を超えてくるかもしれませんね。
◆ヴェゼル モデューロX 新型がよさそう
東京オートサロン2022で公開されたモデューロXの新型ですが、発表されたときのボディカラーが真っ赤な赤色ということでイメージカラーは”赤”になりそうですね。
ベースモデルと違う点については、やはり専用アイテムが充実されるのと、フロントのバンパーやグリル、リアエアロバンパーの装備、専用のサスペンション、ホイールによる足回りの強化と言えるでしょうか。
今回発表されたのはブラック塗装のドアミラーカバーであるとか、テールゲートスポイラー、ブラック加飾が施されているLEDヘッドランプ、ボディーと同じ色のフェンダーアームプロテクター、サイドロアガーニッシュ、そしてダーククロームのエンブレムが専用色となるということで、これを見て当初発表されたヴェゼルだと思う人はいないかもしれないというくらい、カスタム仕様はかっこよく仕上がっています。
エクステリアについては、バンパーやリップスポイラーのサイドのかたち、フロントグリルの先端のかたちに工夫をしているといいます。それは走行時にタイヤが本来持っているグリップ力を最大限に活かす空力特性を確保したというのです。タイヤが本来持っているグリップ力とはどのようなものなのか、わかりませんが、空力特性を活かすために、エクステリアを覚醒させたということでしょうか。
空力を徹底的に見直したという新型ヴェゼルのモデューロXですが、徹底的に磨きこむことでタイヤの接地感とグリップ感を向上させることができるようです。それがホンダとしてのこだわりであるということで、今回発表したみたいですね。
管理人は現在先代のヴェゼルに乗っていますが、モデューロXがそこまで空力にこだわっているということがわかる仕様なのか検討もつきません。なぜなら必要ないからと思っているからです。
ですが、エクステリアのデザインであるとか、リアのデザインであるとかはベースのものよりも一段とかっこよくなっているので、このあたりでは興味しんしんといえます。
◆ヴェゼル モデューロX 中古も人気
ヴェゼル自体が人気のモデルでありますので、その中でも空力特性を活かした走りに特化した?みたいなヴェゼルはSUVを愛するユーザーの中でも特にもっと走りたいという人には向いているかもしれません。
1.5リッターのVTECターボを搭載しており、そのスペックは172ps/22.4kgm、そしてハイブリッドについては1.5リッターで、132ps/モーター29.5kgmというスペックを誇ります。もちろん4WDも用意されているということなので、ちょっとした悪路でも難なく走行することができるのです。
独自のフレームを使った専用のフロントスポーツシートはシリーズとして初めて設定された先代モデルは、スポーティであり上質感満載、そして運転していても疲れにくい設定になっているといいます。
専用のエクステリアとはいいつつも、ド派手に設計されていないところもモデューロXの良さでもあります。
◆ヴェゼル モデューロX 内装
インテリアについてはブラックで統一されているところがモデューロXだな、と思わせるところで、前後のシートデザインやシフトブーツ、本革巻きのステアリングホイール、パワースイッチが専用アイテムとなります。
先代モデルのヴェゼルも内装については相当評価の高いものでありました。コンパクトSUVとして双璧をなすトヨタのヤリスクロスの内装はかなり陳腐だといわれており、トータルで見るに、価格は高くても多少ヴェゼルの購入を検討したほうがよいのではないかと思うのです。
管理人もヴェゼルに乗っていて、内装はかなり気に入っています。その質感がさることながら、ステアリングが本革ということもあるため、ハンドル操作がしやすいのです。センターコンソールなども本革ということもあり、気になる女性とデートするときには、「高級感のあるクルマだな」と思われることは間違いないでしょう。
コンパクトSUVに属しているヴェゼルですが、コンパクトとは言っても室内はかなり広々としています。快適です。運転席、助手席、そして後部座席についてもかなり広く設計されており、特に後部座席では大柄な180センチくらいの大人の人が座っても、前の席にひざがつくことはないですし、それどころか、かなりゆとりのある設計になっています。
さらにヴェゼルは運転席、助手席、後部座席は3人の合計5人乗ることができるので、乗車できる人数にしてもほどよい塩梅になっています。足元の広さは足を組んで座れるというところがいいですよね。
◆ヴェゼル モデューロX サイズは日本の道路に合っているぞ
ヴェゼルはコンパクトSUVとして登場しました。そのボディサイズは全長4330㎜、全幅1790㎜、全高は1580から1590㎜、ホイールベースは2610㎜です。ちなみにコンパクトSUVとして最も販売しているであろうトヨタのヤリスクロスは全長が4180㎜、全幅1765㎜、全高1590㎜なので、ヴェゼルの方が少しだけ大きいということになります。
新型のヴェゼルも発表当初、先代モデルとはボディサイズを大きく変更していないと話していました。実際目にすると少し大きくなったんじゃないの?と錯覚してしまうのですが、違うようです。
新型のヴェゼルのボディサイズは全長4330㎜、全幅1790㎜、全高1590㎜、ホイールベースは2610㎜で先代モデルと比べてもほとんど同じ大きさと言えるでしょう。
その一方で、最低地上高については先代モデルは170㎜であったのに対して、新型は195㎜と本当に少しだけですがアップしています。
新型のヴェゼルはサイズだけではなく、運転するための視界にも気を使って開発されています。そして乗車する人は少しばかり低くなる姿勢になるのですが、その点もユーザーに合わせて変更できる仕様になっているということなのです。
特に新型ヴェゼルの最上級グレードであるPLayについてはパノラマルーフ搭載ということで、これが人気を呼び、今では半年から1年も待たないと納車されないというくらい人気のクルマになってしまいました。ただ、部品が足りないから納車が遅れているというだけなんですけどね。
なんといって、新型のフィットをベースとしているだけに、その視認性はかなりよくなっています。
そのパノラマルーフについてですが、わざわざ見上げなくても開放感を感じることができるように工夫されています。ドライバーの目線位置に対して最低でもその角度に開口部が設置されていないといけないのですが、新型ヴェゼルは見事に設定されているのです。
◆ヴェゼル モデューロX 黒がいい
ヴェゼルのボディカラーについてはやっぱり黒がいいという意見も多いようですね。ですが今回新型のヴェゼル モデューロXについては発表されたときに使われていたボディカラーは赤ということで、どうしてもモデューロXのイメージは赤になってしまいます。
だいたい発表された時のボディカラーが良く売れるんですよ。
この新型ヴェゼル e:HEV モデューロXコンセプトのモチーフは黒ヒョウといわれており、ヒョウといえば、軽々とした身のこなし、そして意のままに操作できる筋力、とっさの方向転換など、まさに大自然を生きるクロヒョウのような動きをするのが新型のヴェゼル モデューロXなのです。
専用アイテムでクーペ感を演出しながらも、ダーククロームメッキのエンブレムやブラックアウトしたドアミラーカバーでコーディネイトされていたり、フロントグリルにはXのモチーフを際立たせている感じのLEDヘッドライトなど、まさに新型のヴェゼルにふさわしい内容となっています。