話題になっているのはクルマだけではないようです。先日登場しましたスズキのGSX-S1000GT。海外ではかなり評価が高いといわれています。その内容を確認していきましょう。日本のメーカーとして初めて採用されている機能も満載だとか。
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◆スズキGSX-S1000GT 評判
スズキのGSXシリーズはいわずと知れた名器が多いところで評価の高いものです。125Sや250R、125、125R、などさまざまありますが、今回はGSX-S1000GTの話で進めていきたいと思います。
2月17日より販売が開始されるといわれているGSX-S1000GTですが、その価格はおよそ160万円です。このバイクがベースとなっているのはストリート系バイクであるGSX-S1000であり、スポーツツアラーとして欧州各地、そして世界各地で販売を開始しているモデルであります。
クルマと同じく、バイクには電子制御システムが搭載されているのですが、スズキGSX-S1000GTにも搭載されています。S.I.R.Sというシステムであり、これはスズキ・インテリジェント・ライド・システムといいます。走行経験のレベルだけではなく、路面の変化やライダーの好みに応じたパフォーマンスを発揮してくれるもので、ドライビング、もといライディングに極力集中できるようにこのS.I.R.Sがフォローしてくれます。ライダーが疲れにくいようにしてくれるもので、さらに走る楽しさを実感することができるでしょう。
新型GSX-S1000GTはスーパースポーツバイクのDNAを受け継いでいるとされ、ツーリング性能を高めたスポーツツアラーであります。電子制御システムや、スズキとしては初となるスマートフォンとの連携機能とした大画面のフルカラーTFT液晶メーターが採用され、日常でも使いやすいところと、長距離のツーリングにおける快適性や高速安定性が追及されました。
そしてスタイリングとしてはツアラーとした堂々たる佇まいの中に、軽快なスポーツ性能を感じることができるシャープでのびやかなデザインとしています。
全回転域で余裕のあるパワフルな水冷直列4気筒999cm3(立法センチメートル)エンジンは、低速域からでも使いやすいスムーズなトルク特性となり、高揚感のある加速性能が実現されました。軽量かつ高剛性であるフレームに搭載することで、日常での使いやすさとワインディングや高速道路などでの操縦安定性を両立させています。さらに排ガス規制である「ユーロ5」に対応しており、その中で最高出力の向上も実現しました。
長距離ツーリングにおける疲労軽減のために、浮動式ハンドルやラバー付フットレスト、専用のグラブバーを採用しており、ライダーとタンデムライダーに伝わるバイクからの振動も軽減しました。それに加えて、ハンドルバーの幅を広げて、ハンドル一をライダー側に近づけることで、よりツーリングに適したアップライトなライディングポジションを実現しました。さらに空力性能を追求したスクリーンや専用設計のシートを採用し、ライダーの快適性を向上させています。
◆スズキGSX-S1000GTの装備について
新型のGSX-S1000GTに搭載されている装備についてご紹介します。
・電制御システムのS.I.R.S(スズキ・インテリジェント・ライド・システム)
ポイントは2つあり、出力特性を3つのモードから選択できるSDMS(スズキドライブモードセレクト)や、選択幅を広げて制御量を5段階から選択可能としたトラクションコントロールシステム、クラッチレバーを操作しなくてもシフトアップやダウンができる双方向クイックシフトシステムが搭載されました。
もう一つは、スロットルの操作不要で設定速度を維持するクルーズコントロースシステムを新らしくしており、高速道路などで、快適なライディングを満喫できます。
・メーターについて
メーターには6.5インチの大画面でフルカラーTFT液晶メーターをスズキとしては初めて採用します。ディスプレイをデイモード(白)とナイトモード(黒)に切り替えることで、時間や走行状況に関係なく、可視性を最大限に高めることができる機能を搭載しています。
専用のアプリである「スズキ・mySPIN」をインストールしたスマホと接続することで、地図の表示や音楽の再生、電話の発着信などを可能としています。
・デザインについて
GSX-S1000GTのデザインはシャープで伸びやかなラインによって軽快なスポーツ性能と空力特性を大胆なボディラインで表現しました。それと同時に、電子制御、スマートフォン連動など、新型のGSX-S1000GTは現在のスズキの技術のすべてを注ぎ込んだ洗練されたデザインを採用しています。
そしてタンデムライダーへ伝わる振動を軽減するタンデムシートの形状やクッション厚、グラブバーやタンデムステップを採用するなど、タンデムライダーへの快適性にもこだわってデザインされています。
・GSX-S1000GTのスペック
全長:2140㎜
全幅:825㎜
全高:1215㎜
ホイールベース:1460㎜
装備重量:226㎏
エンジン型式:999cm3水冷4サイクル直列4気筒DOHC
最高出力:112kw/11,000rpm
最大トルク:106NM/9250rpm
燃料タンク容量:19リッター
◆スズキGSX-S1000GTは2022年注目の的に!?
最新の電子制御を搭載したS1000GTは、走行性能こそ最高の性能を手に入れました。その上でスタイリングもよく、スマホでの連動もでき、なんといっても大画面のフルカラーTFT液晶メーターが搭載されていることが一番といえるのではないでしょうか。
長距離を走るとするならば、やっぱりツアラーでなきゃ!と思う人は、スズキのGSX-S1000GTに決まりではないでしょうか。近年ではアドベンチャーモデルの超高性能化であったり、最先端化、そしてあらゆるシチュエーションにおけるライディング調整力が整えられてきました。その中で、近年サイド注目を浴びているのがスポーツツアラーなのです。
言ってみれば、GSX-R1000、R1000Fなどのちょっと価格が高騰していたスーパースポーツに比べて少し買いやすくなったモデルであるGSX-S1000GT。
GSX-S1000Fの正統な後継モデルといえるもので、従来のフルカウルツアラー路線を継承しつつも、さらにツーリング性能を高めているモデルです。そして車体の基本となるのはネイキッドモデルである、GSX-S1000と共通しているところがあり、スポーツバイクをベースにしてツアラー化されているというところもポイントとなるでしょう。
このGSX-S1000GTのスタイルとしてはどうやら戦闘機からひらめきを受けたといわれており、従来の曲線基調からの直線的ラインが多用されたシャープなデザインとなっています。ヘッドライトについてはヤマハの新型MTシリーズでも使われているものフォーカスタイプのLEDヘッドライトであり、これを小型化することで、ノーズが突き出たアッパーカウルに横2眼配置となり、先進的なスタイリングといえるものに仕上がっています。
そして快適なツーリングを実現するためにウインドスクリーンについては、防風性を最大限高めつつも可能な限りコンパクトに設計されています。
その形状は風洞テストを繰り返して完成させたといわれており、スクリーン両サイドの折り返しはライダーの方の部分を風から守る形状になっており、長時間のライディングについても披露やストレスを感じなくするように配慮されているのです。
2015年に登場したGSX-R1000に当時としては導入していないトラクションコントロールなどの先進電子制御や快適なアップハンドルも装備されていることから、スーパースポーツとしてライディングに疲れの様相を呈していたライダーたちの受け皿としても人気を呼びそうです。
◆スズキGSX-S1000GTには日本メーカー初採用のものも
スズキのGSX-S1000GTには最新のプレミアムで常識となる6軸姿勢角センサーをはじめとして、それに伴うスライドコントロールや高機能であるABSも盛り込んではいないのです。そのかわりにGSX-S1000GTにはmySPINを導入しているのです。
ツーリングレベルの走りでは高機能のトラコン・スラコンやABSの機能が必要になる場面はほとんどないといわれており、スマートフォン機能をバイクのメーターに表示し、ハンドルスイッチで操作できるようにするmySPINの使用頻度はかなり高くなることでしょう。
mySPINは6.5インチのTFT液晶フルカラーディスプレイをスマートフォンと連動させることのできる機能を有しており、アイフォンやアンドロイドのスマフォに使うことができます。スズキ mySPINのアプリをインストールすることで、連絡先や電話、地図、音楽、カレンダーの5つの機能にアクセスすることができます。
アプリはバイク用に開発されているということで、左側のハンドルスイッチで操作をすることが可能となっています。