オミクロン株の猛威が自動車メーカーにも影響しているようです。2022年に入ってから各自動車メーカーは決算期に向けて増産体制を整えようと躍起になっていましたが、それができない状況が出ているようです。2022年に入り納車も始まっているノア、ヴォクシーの新型にも影響が出てきているということで、実際にどうなのか調べてみました。
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◆ノア 新型 納期がかなり長くなる可能性も
CMも始まり、生産する体制も整えた!と思えたノア、ヴォクシーにも影響があるとされているオミクロン問題。納期についてはだいたい3か月から6か月という長さになるのですが、それはあくまでベースモデルを購入した際の納期みたいです。
結局のところ、単一グレードしか購入させないというところもある中で、半年以上や年内の納期はヤバス!と思えるディーラーも出てきているようですね。
ノア、ヴォクシーのハイブリッド車に至っては6か月ほど納期を待たなくてはいけないハメになるみたいです。
すでにノア、ヴォクシーが発表されて1か月ほど経っているのですが、なかなか納期も縮まらないということで、ユーザーのいらいらも募ってきている感じです。
その理由としてはやはり、各自動車メーカーの取引先の向上が稼働していないということがあるでしょう。いわゆるサプライチェーンといわれるものですが、そこからの部品供給が遅れていること、そして新型コロナウイルスの進化版とも言えるオミクロン株の感染拡大が引き金にもなり、多くの働き手が働くことができない状況になっているのです。
このオミクロン株というのはかなりやっかいで
・人への感染力が強く、伝播性が高いこと
・発症までの期間が短く、今までより短時間に広がってしまうこと
・のどの痛み、咳、鼻水などの上気道の症状が多いこと
・味覚・嗅覚の異常や肺炎はデルタ株に比べて少ないこと
が言われているようです。世界的大流行となっている中で収束する可能性も報告されているようです。アメリカなどでは1か月程度で頭打ちになったという分析もあったり、専門家の中では夏にも収束するのではと可能性と指摘されていたりします。
・自動車業界にもたらすオミクロン株の影響は?
すでにサプライチェーンが稼働していないというところから、各自動車メーカーの工場はかなり稼働を制限されているということが言えます。
外務省もオミクロン株の水際対策を強化していたのですが、その水際対策も緩和されるようですね。G7の中で最も厳しい対策を決定していた日本ですが、11月30日から3か月振りに緩和されることになるのです。
まず、日本が一旦入力停止にした11月30日ですが、それでも翌日にはオミクロン株の感染を確認していました。全面入国を停止するという大胆な決断について、当の岸田首相は常に最悪を想定して対応することを心掛けてきたといわれています。オミクロン株の感染力と毒性が想像以上とわかっていた中で、ワクチンも一向に効かないということもあり、小出しにして引き締めるということでは感染拡大は止めることができない、まずは一旦全部閉鎖するということを決断したようですね。
また、12月22日には海外の渡航歴がなく感染経路が不明な市中感染も大阪で確認されたり、そこから一気にオミクロン株が拡大するに至ったのです。水際対策を強烈に推し進めてもオミクロン株の特性や海外の感性状況などをかんがみて、感染を防ぐことができないとは言えなかったようですね。
・経済界から鎖国状態になっている水際対策を緩和しろといわれる
経済界や与野党から批判が相次いでいるのは間違いないようです。オミクロン株が主流となっている今、重症化率や死亡率を見ると、新型コロナとの共存を目指していくような時代になってきているのもありそうです。国内の蔓延防止を終了させて飲食店などの営業も通常に戻したうえで水際対策を緩和することを検討してもらってもよいと思うのです。
インバウンドが開かれると、飲食店業界や旅行業界にとっても大きな経済効果になるのは間違いないので、ここは積極的に進めてもよいと思うのです。難しい局面を迎えているとも言えるでしょう。
自動車業界もかつてないほど生産と販売が減少する中で、大きなトラブルも発生してきているといわれています。ここ1年での出来事も自動車業界にとっては大打撃となることがたくさんありました。
◆半導体不足問題が解決しない
特に自動車業界で生産がなかなか増やせないのは半導体の供給問題があります。それは、各国のロックダウン、いわゆる都市を封鎖することで工場の生産や販売などの企業活動が難しくなり、自動車業界は半導体の発注を止めざるを得ない状態になったといいます。
それから2020年に至っては中国や北米をはじめとして地域の新車生産は我々が考えている以上に進んだそうですが、自動車業界の半導体の発注を止めるというこの影響については、巣篭り需要が拡大した中で半導体のニーズが大きく増加するなど、他の産業でもいかに生産させるかという新たな問題がでてきました。
ビジネス界全体の半導体が必要である総量を確保できなくなってしまったため、半導体生産についても奪い合いになってしまったのです。
そのため、2020年の末ごろから海外の一部自動車メーカーで生産調整が始まってき始めたのはご存じの通りで、各自動車メーカーに至っては影響がでは始めた時期でもありました。究極に至っては国家間で増産を陽性する事態にも陥ってしまったのです。
生産能力がない中でさらに半導体が不足してくるということは供給問題がいよいよ深刻化するという事態になります。さらにびっくりする事件が2020年10月、宮崎件で起きました。それは旭化成エレクトロニクスの半導体製造工場で火災が発生したのです。このために、カーナビやオーディオにも影響が出始め、旭化成エレクトロニクスの製品を扱っている分野のみならず、半導体が全世界的に供給困難へと陥ったのでした。
さらに追い打ちをかけたのが2021年3月に発生したルネサス エレクトロニクスの那珂工場の火災です。そこから猛スピードで復旧をしてきましたが、その背景には自動車メーカー各社をはじめとした多くの企業の強力があったといわれています。みなで協力しあい3か月で稼働率100%まで復旧したのです。
それでも半導体の供給不足が緩和されたわけではなく、2021年夏以降も自動車メーカー各社では半導体不足が続き、生産調整が相次いだのです。
◆新型ノア、ヴォクシーも生産調整対象に!?
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、部品供給不足による生産計画が変わってしまうということはよくあります。トヨタ例外なく対象となっており、2月の生産計画では、グローバルで70万台程度を予定しており、足元の需要はかなり高いレベルにあるとしながらも、そのため2月は高い生産計画で進めていたのですが、自動車業界で需要が高い半導体は不足が続き、グローバルでも15万台程度の見直しが必要になっているとされています。
2022年3月期までの通期での生産台数はこれまでの見通しの通り900万台を下回るとされています。
新型ノア、ヴォクシーを生産しているトヨタ車体富士松工場の第2ラインも停止を余儀なくされています。
停止する日については、2月1から4日まで、7日から16日までとなっています。
2月のほぼ半分が停止となっているために、納期も年内に間に合うのかという状況になっているのです。あれもこれもすべてはコロナウイルスが拡大したセイではないでしょうか。そのコロナウイルスを拡大させてシナ国の責任とはいかほどでしょうか。