待たせ過ぎの超ロングセラーがついに始動!
トヨタが長らく販売してきた息の長ーい国内向けミニバンである
シエンタが2015年6月、ついにというか、
ようやくフルモデルチェンジしてくれる模様。
現行のシエンタといえば、
2003年に登場したコンパクトではあるが
しっかり3列あるシートや丸目の可愛らしいマスクと
柔らかな曲線基調のデザインが特徴的なファミリー向けミニバン。
以後、発売以来、一時的に販売を休止したこともあったが、
その後、世間のコンパクトミニバンへの需要拡大から再び販売を開始。
途中、シエンタのライバル車として2008年に
ホンダから登場したフリードにはハイブリッドモデルも
用意されたため、その人気をすくわれることになるが、
ライバルの好調っぷりを尻目に、約10年以上ものあいだ、
その基本構造を変えることも無く販売されて今に至るという
歴代のトヨタ車の中でも実に珍しい人気モデルと言える。
そして、いよいよ時代の流れに乗り、
トヨタお得意の3列シート兄弟の末っ子クラスとして、
さらにアクアで鍛えたエンジンを用いたハイブリッドモデルを用意して、
この6月、フルモデルチェンジとして新たに投入されるわけだ。
また、このシエンタの発売と同時に、
なんと現行モデルで同じく人気車種のウィッシュと
アイシスを生産終了とするなんて噂も出ているから、
トヨタがこのシエンタに意気込む様子が伺える気もする。
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思えば昨今のトヨタでは、
細分化で多くなりすぎたミニバン車種に関する統廃合が
ひそかに進んでいるとみられる。
アイシスやウィッシュなど、
ミニバンブーム時代の人気車種はことごとく
カタログから消え去ることとなり、こういったユーザーの
今後の乗り換え需要について、新型シエンタはもちろん、
ヴォクシー、ノア、エスクァイアなどが受け皿として対応する形になりそうだ。
気になる燃費については、
居住スペース拡大のために全長やホイールベースも
拡大するという噂や、
スライドドア化での車重増加も考慮すると、
シエンタハイブリッドはリッター26~28kmほどとの予想が色濃く、
価格は220~240万円ほどと予想される。
さぁ今年6月、いよいよ、
5ナンバー3列シート市場の熾烈な戦いの火ぶたが、
シエンタにより切って落とされようとしている!