今までのタイプRとは本気度の
次元が違うと言われている
新型シビックタイプR。
スペックに関しては、全てが
明らかにされていないのが実情ですが、
分かっているだけでも
ご紹介しようと思います。
注目は2L直噴ターボエンジン
その最終スペックは
最高出力が310ps/6500rpm、
最大トルクが40.8kgm/2500rpm。
レッドゾーンは7000rpmから
始まります。
歴代シビックタイプRのエンジンの
中で、
もっとも高出力かつ、
発生回転数はもっとも低い。
つまり、
パワー/トルクバンドが広く、
結果的に速い、ということです。
0~100㎞/hは5.7秒。
最高速は270㎞/h。
もちろんこれはクラス最高レベル
のパフォーマンスとなります。
これに組み合わされるミッションは、
6速MTのみ。
かつては2ペダルになるという
情報もあったのですが、
正解はマニュアルのみとなります。
このパフォーマンスを支える
ボディとシャシーはどうでしょうか?
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プラットフォーム/サスペンション
形式はベースの欧州シビックを踏襲
しますが、
ボディの剛性アップのために
スポット増しやガゼットが
追加されていることは間違いないはず。
注目したいのは、
足回りに注入された新テクノロジー。
まずは、フロントに採用される、
仮想キングピン軸を利用した、
デュアル・アクションシステム。
速度や前後Gにsらにアクセル開度
などと統合制御されるシステムで、
ハイパワーエンジンを搭載するFF車
にありがちなトルクステアを抑え、
高速域での直進性向上、
さらに限界コーナリング時の
安定性を向上させています。
リアはトーションビームですが、
こちらも軽量化と剛性向上を
両立するために、
新たなテクノロジーが採用されました。
一般的なトーションビームは四角い
閉断面のパイプですが、
シビックタイプRでは
パイプをH断面形状に仕上げています。
この形状の採用で、
リアサスペンションのロール剛性は
180%も向上!
とくに超高速コーナリングで威力
を発揮します。