戦略的な価格設定も追い風となった
CX-5に始まり、
いまや、国産ブランドで
クリーンディーゼル車と
言えば、誰もが『マツダ』を
思い浮かべることでしょう。
すでに悲哀ぶりっど発表と
引き換えに廃止されましたが、
じつは日産の方が先に
エクストレイルで実用化
していたものの、
売り出し方に工夫がなかったのか?
いまいち定着しませんでした。
ちなみに、
輸入車マーケットでは
一歩先を行っている
BMWをメルセデスベンツが
追い上げており、
今年はアウディやボルボも
参入する見通しです。
環境対応技術として早くから
ハイブリッドを打ち出してきた
トヨタは
ディーゼル乗用車については、
静観を保ってきましたが、
6月17日に沈黙を破って、
国内でクリーンディーゼル車を
投入します。
起用されるのは、
新開発の1GD-FTV型2.8L 直4
ユニットで、
プラドに起用されます。
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最高出力は177psで、
直4ガソリン車の約2倍に相当する
45.9kgmの最大トルクは
1600~2400rpmに渡って発揮されます。
6速ATとの組み合わせで、
JC08モードは
11.2㎞/L
に達し、
現行パジェロの10.4㎞/Lを
凌ぐ燃費性能です。
バリエーション展開は
5人乗りのTX、
7人乗りのTX-L、
およびTZ-Gの3タイプ。
基本的な装備内容は
現行のガソリン車に準じますが、
TZ-Gだけでなく、
TX-LにもLEDヘッドランプが
標準化される点が異なります。
なお、
ディーゼル車の投入に伴って、
4L V6ガソリン車は
ドロップします。
カタログから姿を消す、
ということですね。
引き続き販売される
2.7L 直4ガソリン車にも
改良が施されます。
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エンジン型式は2TR-FE型の
ままですが、
デュアルVVTの追加とATの6速化
によってカタログ燃費は
8.5㎞/Lから
9.0km/Lに向上します。
ボディカラーでは
ダークブルーマイカが廃止、
鮮やかなレッドマイカMが
新色としてラインナップされます。
トヨタの試算によりますと、
2.8Lディーゼル車と、
2.7Lガソリン車の価格差は、
クリーンエネルギー補助金
および、
重量税、取得税の免税によって
半分程度に縮まるといいます。
また、
カタログ燃費を使っての
計算ですが、
初回車検までの3年間の
ランニングコストは
ディーゼル車が47万円、
ガソリン車が67万円の
計算となります。