メリットはトヨタばかり
ではありません。
マツダにとっても
FCVやEVなどの先端技術の開発は、
コスト的に1社では無理。
2018年にはカリフォルニアで
始まるZEV規制があります。
これは
『ゼロエミッションビークル』
の略で、
EVかPHVを一定量販売
しなければなりません。
今回の提携の裏には、
このEVもあると言われています。
トヨタのマツダへの
手土産がこのEV、
だという証言もあるほど。
まだデザインは決まって
いないですが、
BMW i3のような
全長3700mm程度、
全幅1695mm、
全高1550mm
程度の比較的コンパクトサイズ
のEVを両メーカーで開発。
日本と北米を中心に
売る予定でいるみたいです。
駆動方式はFFで
航続距離は200㎞あたり、
だということ。
このEVがあれば、
マツダは当面、
2018年のZEV規制に
対応するクルマができます。
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もうひとつは
日本が国を挙げて進めている
水素社会へのアプローチ。
トヨタはFCVでインフラ整備を
国に急がせていますが、
水素スタンドが
充実すると、
マツダはこれまで長い間、
開発してきた
水素ロータリーが
日の目を見る可能性があります。
水素タンクに関して
トヨタがそのノウハウを持っているので、
インフラが整えば
ロータリーで発電するEVでも
水素ローターリーの
スポーツモデルでも、
マツダは新しいチャレンジ
が出来る、というわけなんですね。
今回のトヨタとマツダの
提携から生まれるクルマについて、
現時点では両社長とも
これから検討委員会を
作り、動き出すとしています。
実際にはそれぞれの
メリット、デメリットを
吟味したうえで合意に至った、
ということでしょう。
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