新型の登場から
わずか約10か月。
2015年12月24日に早くも
CX-3の一部改良モデルが登場。
既存のユーザーの恨み節が
聞こえてきそうな気もしますが、
これも真摯にクルマを煮詰めている
ひとつの証でしょう。
その改良モデルについて、
主な改良点は、
・エンジンのトルク応答を緻密に
コントロールする
『DE精密過給制御』の改良。
・前後ダンパー内部構造と
グロンとスタビライザーの構造改良
・電動パワステの制御を改良
・ナチュラル・サウンド・スムーザーを
全車標準装備化。
・最上級グレードにブラックレザー
内装使用を追加
外観は一切変わっていません。
しかし、その一方でエンジンの制御や、
足回り、
そして内装には上級グレードに
ブラックレザーシートを追加するなど、
きめ細やかな改良が施されています。
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CX-3に搭載される
1.5Lのディーゼルエンジンは、
従来から実用域でトルクも
たっぷりあったのですが、
最大トルクの発生回転域は
1600~2500回転となっていて、
実はこれよりさらに低い
回転域で10~20㎞で走行中
といった状況からアクセルを
踏み込むと、
加速の物足りなさを感じる
面もしばしばありました。
ところが、
新型は一味違い、
アクセル操作に対して、
よりリニアにトルク応答を制御する
『DE精密過給制御』を行った
ということで、
明らかに感じるほど加速の
出足が鋭い。
さらに高速走行時には、
リアのばたつきも抑えられ、
足はしなやかに変貌。
聞けば
『ダンパー内を流れるオイル量特性を見直した』
ということで、
前後方向の入力を抑え、
ピッチング量は約20%も低減した
ということです。
見た目は変わらないですが、
中身ははっきりと進化しているのです。